所用で沖縄にいったので、
ついでに足をのばして城を見に行くことにした。
世界遺産でもある中城(なかぐすく)城跡だ。
以前行った首里城は戦争で破壊され、石垣等ほとんど復元されたものだが、
中城城は戦争の被害も少なく、昔の姿を良くとどめているのだそうだ。
丘陵地帯の道を登って駐車場に着くと、
城壁がチラリと見えてくる。
きれいなお花畑の先に行くと、
丘の頂上に城がある。
まず最初にくぐるのは、裏門とよばれるアーチ状の門。
美しい石灰岩のアーチ。
ここを訪れた黒船のペリーも一推しの物件だ。
この中城城、築城は14世紀後半といわれているそうだ。
城壁は主に琉球石灰岩でできている。
そして石灰岩はサンゴなどが堆積してできたもの。
数百年前の遺跡が、数万年前の生物によって形成されている。
そう考えると、時間のスケールがバラバラで
あたまがくらくらする。
下の写真、左の木のある辺りには井戸がある。
城の中に井戸を確保するというのが非常に重要なのだそう。
さて、二の郭とよばれる場所の城壁に登ると、
素晴らしい景色が広がっている。
標高は160mほど。
石垣の花
巨大なタンクも見降ろせますよ。
こちらは一の郭
この場所には戦前まで中城村役場があったのだとか。
山の上の役場なんて不便だなあ。
お城に入って最後の方に現れるのが、
この城の正門。
こちらの門はアーチではなく、楼門が築かれていたらしい。
沖縄の城を見たのはまだほんの少し。
いろいろ見ていくうちに自分なりの見どころもできていくだろう。
実際の遺跡を見ると、とても感動する。
こりゃハマりそうだ。
デイゴの花はまだ咲いていなかった。
つづきは
こちら