成田山散策

成田山散策と言っても
初詣に行ったのではなく、
鰻を食べた後、成田山のお参りをしたという
去年の話し。
老舗の鰻屋川豊をあとにし、新勝寺を目指して参道を歩く。
正月ともなればこの参道も人でごった返すだろうが、
この日は師走のふつうの日曜日。
程々の活気があって、ちょうどいい感じ。
坂を下ると見えてくる大野屋旅館。

国の登録有形文化財だ。
望楼がすごく気になる!

建物内部もぜひ見てみたいものだ。
ホントはあれこれ写真を撮りたかったのだが、
何しろ坂道なので、放っておくとベビーカーが勝手に走り出してしまい
気が抜けないのだ・・・。
坂ということは、一番下った場所はつまり谷の底。
この谷を辿っていけば、印旛沼か利根川に着くはず。
などと考えつつ、
ヤツメウナギ。

何に効くんでしょうか。
さて新勝寺に到着。
平成20年建立、まだまだピカピカの総門から仁王門を望む。

仁王門もくぐりたかったのだが、ベビーカーがあるので階段を迂回。
エレベーターがあるのだ。
大本堂でのお参りの前に見つけたのがコレ。

おみくじ自動販売機。
お正月にはこれに行列ができるのかしら。
現代的な大本堂より、その横にあるビッグな入母屋屋根の釈迦堂のほうが気になる。

じつはお堂に上がって仏様とじっくり対面できるのだが、
今回はチビッ子たちがいたので断念。
そうか、香炉にも蓋があるのか、と思い一枚。

そんなこんなで成田山散策おわり。
とりとめのない内容なのは、
鰻を食べて目的のほとんどを達成してしまったから(お不動様に失礼か?)。
というわけで、今年もどうぞよろしくお願いします。

うなぎを食べにいく

ちょっと前の休みの日のこと。
たまには何か美味しいものを目当てにお出かけしよう。
せっかく遠出して食べに行くなら、ちょっと贅沢なものを食べよう、
そうだ鰻はどうだろう、
というわけで成田山へ。
目指すは新勝寺参道にある老舗の鰻屋「川豊」。

参道は風情があるので、ゆっくり見たり写真を撮りたいところだが、
とりあえずは腹ごしらえ。
お店の2階。

いい感じです。
そして上うな重登場!

あーうまい。
子どもたちはタレごはんだけで満足の様子・・・。
成田山で鰻料理が名物になったのは江戸時代なのだそう。
千葉市内でだって美味しい鰻は食べられるだろうし
名物ってだけで有難がるのはある意味「思考停止」なのかも知れないけど、
一時間弱車で走っただけで、ちょっとした旅人の気分と美味しい鰻が味わえて
豊かな気持ちになれるってのは、なかなかいいじゃないか。
店頭では串打ちをしていた。

気になるキャラクター、うなりくん。

お腹も満たされて落ち着いたので、
このあとは成田山へお参りに。
年が変わるとか関係なく、つづく。

ヤギと遊ぶ

日曜日、成田ゆめ牧場にてヤギと戯れる。

前回はヤギに飛びかかられたけど、
今回は僕のシャツに噛みついてムシャムシャしてた・・・。

ものすごーく面白いってわけじゃないんだけど、
毎年一度くらいは訪れている気がする。
ということは、それなりに楽しいんだろうな。

牧場のおいしいアイスクリームが歯にしみる。うーむ。

芝山仁王尊 ②

芝山仁王尊のつづき
通称で芝山仁王尊と呼ばれているとおり、
江戸時代に泥棒除け、火事除けの仁王様として篤い信仰を集めたそうだが
寺の本尊は仁王ではなく十一面観音菩薩である。
ほんとは観音教寺だものね。
そしてこちらがその観音様がおわす本堂。

御本尊は秘仏。
そりゃ、会えない御本尊より
いつでも会える仁王のほうが愛着が沸くってものですな。
本堂の横には三重の塔がある。
県の文化財なり。

いい天気だったけど、空の色はこんなに青かったかなあ。
寺の上空は成田空港への飛行ルートになってるようで、
ひっきりなしに飛行機が通る。

寺と飛行機の組み合わせがなんだか新鮮。
久しぶりにゆっくり寺を見た気がするなあ。
おしまい。
前の記事

芝山仁王尊

栄町で白鳳仏に会ったあと
芝山町にある芝山仁王尊へ向かった。
寺の正式な名前は観音教寺。
寺の駐車場から見上げると、ちょいと山寺の雰囲気。

山上への階段の途中にあるのが仁王門。
さすが「芝山仁王尊」というだけあって、その仁王のいる門はかなり立派。
門というよりお堂だ。
実際普通の門と違い、仁王の前には座敷があって、そこで護摩がたけるようになっている。

門が良いとワクワクするよ。
かつては成田山新勝寺が足元にも及ばないほど
江戸から参詣者を集めていたそうだが、今ではそんな面影は見当たらない・・・。
仁王門から眺める景色も長閑だ。

成田山とは、鉄道の開通によって差がついてしまったようだ。
参拝客はあまりいなかったが、猫はいた。

つづきは次回。
早く行くよー。

つづきはコチラ

龍角寺 特別拝観

成田市のお隣、栄町にある龍角寺へ。
この寺の開基1300年を記念して、本尊の薬師如来の特別拝観があるとの
情報をキャッチ。
いつかはお目にかかりたいと思っていたところにチャンス到来!
さっそく行ってきたのだ。
寺の縁起によれば創建は709年ということだが、
考古学的な研究により、それよりも50年ほど古く
大化の改新の数年後から数十年の後に建立されたことがわかっている。
寺の周辺には、その名を冠した竜角寺古墳群や県立房総のむらなんかがある。
龍角寺を創建したのと、周辺の古墳群に葬られている人物は
同じ一族だと考えられているそうだ。
そんな長い歴史のある龍角寺だが
現在は寺に本堂は無く、本尊の薬師如来は収蔵庫に安置されている。
特別拝観の様子はこんな感じ。

思っていた以上に人が多く、なかなかの賑わい。
薬師如来像は国の重要文化財。
関東では珍しい白鳳仏だ。
堂内で写真は撮れないので、外の案内看板にあった写真を。お会いできてうれしいです・・・。

しかしこの看板の写真、なぜか左右反転してる・・・。
薬壺はやっぱり左手に持たないとね。
境内にはお堂らしいお堂はあまり無いのだが、
その代わり古代の伽藍の遺跡がいろいろある。
こちらは塔の跡

さらには巨大な石塔群も

石灯籠が並んでるのは見たことあるが、
こういう石塔がズラッと並んでいるのはあまり無い風景だなあ。
ちなみに特別拝観はあと2回。
今月の8日と15日にもあるので、白鳳のお薬師さまに会いたい方はぜひどうぞ。
素晴らしい御開帳日和でございました。

ところで龍角寺と竜角寺、どっちが正しいんだ??

房総のむら②

房総のむらには、古い町並みだけでなく
武家屋敷や農家も再現されていて、それが敷地内に点在している。
とくに農家は上総・下総・安房の三つの地域の特徴的な建物を再現しており、
さらにその周囲の畑では、実際に野菜等を栽培している。
今回はその三つの再現された農家のなかでも
とくに大きくて迫力のあった、上総の農家をご紹介。
町並みから少し歩くと、畑のむこうに屋根が見えてくる。

こちらの「上総の農家」は名主クラスの農家を再現しているそうだ。
とても立派な門がまえ。長屋門という。

こういう立派な門、御成街道を通ると見かけるような。
門をくぐってびっくり!中はとにかく広かった。

といっても、この写真では分かりづらいですが・・・。
7棟も建物があるこの「上総の農家」。
全部見てるとキリがないので、とりあえず主屋を。
この主屋、ちょうど一階の土間の上の部分に中二階がある。

竹でできた欄干がちょっとエキゾチックだ。
その中二階に昇ってみると、こんな感じ。

きれいだなあ。何に使う部屋なんだろ。
こちらは来客用の部屋にある涼しげな欄間

土間のかまど

パンフレットによると、農家でもいろいろ体験できるようだ。
たしかに、かまどが煤で黒くなってるから、ただの飾りではないのがわかる。
浦安の郷土博物館同様、こちらもなかなか活発に活動しているみたいだ。
というわけで、「房総のむら」おしまい。
子どもがもうちょっと大きくなって、いろいろ体験できるようになったらまた来ようかな。
ちなみに・・・、
「安房の農家」ではニンジャ映画を撮影中。

草なぎ君の「黄金伝説」もここでやってるみたいだ。
房総のむら①
房総の村 旧学習院初等科正堂

房総のむら

成田市と栄町にまたがる、千葉県立房総のむらへ。
名前もその存在もなかなか地味ではあるけれど、
行ってみたら、これがけっこうヨカッタ。
まずは入り口の木戸を抜け、古い町並みを散策。
移築されたものはなく、再現された建物ばかりだが
それでも雰囲気は抜群。

ゆるやかな道のカーブがいい感じ。


散策だけでなく、建物内でいろいろ体験できるので、
奥さんは酒屋さんで千代紙ろうそくにチャレンジ。

その間、私は他の撮影を。

敷地はかなり広く、古い町並みの他、武家屋敷や農家も再現されている。
続きは次回。
ところで、この古い町並みに中国からのツアー客と思しき人々が結構いたのだが、
なぜこの房総のむらを観光ルートに選んだのだろう・・・。
他にもたくさんメジャーな観光スポットがあるだろうに。渋い選択だなあ。
続きはコチラ
房総のむら 旧学習院初等科正堂

旧学習院初等科正堂

成田市と栄町にまたがる県立房総のむら。
先日行ってきたのだが、
まずは、その一角、原っぱの中にある「旧学習院初等科正堂」をご紹介。

国の重要文化財であります。(見学無料)
明治32年に現在の新宿区に学習院初等科正堂として建造されたこの建物。
巡り巡ってこの場所へ。
明治後期の学校建築として貴重なのだそうだ。

中にも入れる。


列柱がそそる。
正堂の前は広々とした原っぱだが、

そこからちょっと外に出ると周囲は古墳だらけ。竜角寺古墳群というそうだ。
今回は行かなかったのだが、近くにある竜角寺には白鳳仏がいるそうで。
一度お目にかかりたいものだ。
白鳳仏のいるような古い寺の周囲には、古墳群のあることが多いとか。
この関連性、興味あるなあ。
つづき
房総のむら①
房総のむら②