地下ダムを見にいく 宮古島の旅5

宮古島に降った雨のうち約4割は地表から
地下へと浸透していく。(本土では数%)
しかし島の地盤は水を透しやすいサンゴの石灰岩でできているため、
地下へと浸透した雨水の多くが海にそのまま流れて行ってしまうのだそうだ。
そんな海に流れていってしまう水を有効に利用しようとして考え出されたのが
「地下ダム」だ。
地下ダムというと地底の湖に水が溜まっているようなイメージだけど、実際はそうではない。
水はスポンジのような石灰岩の中に浸み込んでいる。
そしてその水が海に流れるのを堰き止めるため、セメントの杭を水を透さない地層にまで隙間なくぶちこんでいるのだ。
で、そのスポンジに溜まった地下水が見られる施設があるというので見に行ってみた。
それがこれ。

通常のダム湖と違い、地底のスポンジに溜まった水の量を把握するのは難しい。
それを可視化するために造ったのがこの施設。

ダム本体ではないけれど、なんか素敵な構造です。

地下ダムってのは世界的にも珍しいそうで。
ダムマニアでなくても見ておくべきでしょう。

せっかく南の島に来たのに、わざわざ見るべき施設なのかどうか
本当のところは疑問ですが・・・。
でもこの地下ダムのおかげで、島の農業が成り立っているわけで。

そういえば僕の後に若いカップルが見にきてたな。
やっぱりいいよね。じっくり見てってね~。

Live

こないだの日曜日、
サカナクションの幕張メッセ公演に行ってきた。

ライブなんて、前に行ったのはベンフォールズファイブのだから、
う~ん、十数年ぶりだな。
ライブが始まるまで2時間くらいずっと立ちっぱなしだし、
始まったら始まったでノリノリのお姉さんに弾き飛ばされちゃったりして
何かの修行じゃないかと思ったけど、
でもやっぱり楽しかったなあ。
あの心臓に響く重低音は生のコンサートじゃないと味わえないものね。

下地島空港 宮古島の旅4

フェリーに乗って宮古島から伊良部島に渡った。
まずは伊良部島の佐良浜港の食堂で腹ごしらえ。

海で遊ぶだけなら宮古島で充分なのに
なぜわざわざ伊良部島にやってきたかというと、
この伊良部島の小さな入り江を挟んだすぐお隣に下地島というのがあって、
そこの「下地島空港」でジャンボジェット機のタッチアンドゴーの訓練が
間近で見られるからなのだ。
伊良部島と下地島の地図。

すぐ隣、というか、ほぼくっついている。
とはいえ入り江に架かる橋以外ではやっぱりくっついていないので、
二つの島なのだ。
島の道を往く。

伊良部島の名所、佐和田の浜。

浅瀬に巨大な岩がゴロゴロ。
島と島の間の入り江というのはこんな感じ。

向こう側が下地島だ。
そしてついに下地島空港に到着。

日本で唯一の民間パイロットの訓練飛行場で、
定期便が離発着することはない。
ジャンボ機のタッチアンドゴーがすぐ目の前で見られるので
飛行機マニア垂涎の場所なのだ(私はマニアではないですが)。
今回の旅で、じつは僕が一番楽しみにしていたのが、この下地島空港で
飛行機の写真を撮ること。このためだけに望遠レンズまで持ってきてしまった。
ネットで調べたところによると、このときはプロペラ機の訓練期間だとか。
しかし飛行機は飛んでおらず、空港にあった。

お昼休みかしら。
と、周辺をうろうろしていると空港の職員が一言、
「土日祝日は訓練休みだよ」。
そうです、この日は日曜日。どおりで飛んでないわけだ・・・。
ほんとはこれに巨大な飛行機も写るはずだった・・・。

ほんとはタッチアンドゴーで飛び立つ飛行機の後ろ姿が写るはずだったのに・・・。

このまま帰るのももったいないので
伊良部島の渡口の浜で海水浴を。

さらば伊良部島と下地島。

また来るからね。平日に。
つづく。