千葉市コンパクトシティ構想と土気地区

会長の「集会所建替に係るアンケートのお願いについて」の始めに、千葉市の「コンパクトシティ・プラス・ネットワークの街」構想が引用されています。
全国で展開されてきたコンパクトシティ構想およびその千葉市版については、勉強されている人も少なからずいると思いますが、それと土気地区の関係について、説明できる人は多くないと思います。実は、私もその一人です。そこで、広報担当として、少し解説します。次をクリックしてください。これが、千葉市のコンパクトシティ構想です

千葉市:集約的都市構造について

「都市機能を集約した複数の拠点が公共交通と連携した多心型の都市構造」がポイントです。一極集中ではなく、多核的構造です。このような構造を「団子と串」構造ともいいます。千葉市の場合は、千葉都心、幕張副都心、蘇我新都心の3都心を中心にして、幕張・稲毛・都賀・鎌取のJR駅周辺に4重要地域拠点を配置しています。その他に、9地域拠点を設けています。千葉から東京よりのJR京葉線・総武線の5駅周辺、市原寄りの浜野周辺、外房線の誉田・土気周辺、モノレールの千城台周辺の9拠点です。この3+4+9の拠点に人の流れを集約して、財政健全化を図ろうとしています。各地点の計画と問題点を簡単に纏めます。

千葉都心:千葉駅周辺の開発が進行中。問題点として、三越・パルコ跡地の再利用。

幕張副都心:ショッピング・娯楽・ビジネス・研究・教育のセンターとしての総合的計画。新駅の建設。

蘇我新都心:工場跡地の再開発。娯楽・スポーツ・ショッピングの総合センター。

重要地域拠点として鎌取:緑区の中心として、人口は増加中。

さて、我が土気・あすみが丘地域はどうなるのでしょうか? 千葉市の計画が、我々の地域にプラスになるのか否かもはっきりしません。いわんや、自治会とどう関係するかも分かりません。住民の我々自身が考えねばならない問題です。キーワードは次の諸点です。

1)我が自治会も高齢化が進んでいますが、まだ、地域は良い住宅地を維持しています。

2)70歳過ぎるまで仕事を続ける人が多くなり、また女性の従業率も上がり、自治会活動に時間が割ける人が減っています

3)あすみが丘東の新しい住宅地には、若い人が移り住んでいます。

4)あすみが丘周辺には、高齢者向け施設が増えています。

5)あすみが丘5丁目より先に開発された住宅地では、一層高齢化が進む一方、空き地も増えています。

 

どうしたらよいか、皆で考えましょう。次回もっと詳しく議論します。広報担当副会長

 

(やさしい参考文献)

諸富徹『人口減少時代の都市』(中公新書、2018年)

 

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