IT委員会代表TT
〇 今回の台風(2019年9月8~9日)は強風が特徴
あすみが丘に住み始めて21年になります。もっと激しい豪雨の経験はありましたが、風は今回が最強でした。気象台の測定では、千葉市の最大瞬間風速は57.5メートルでした。南房総の被害が大きかった所は、50メートル以下の測定値でしたが、風工学会の解析では、50メートルを超えていたのではないかとのことでした。
第一自治会の周辺でも街路樹が10数本倒れました。倒木の様子を見ると風の通り道が推定できます。あけぼの通りの創造の杜と調整池の辺りのメタセコイヤが傾いていました。遮るものがなく、風の通り道だったと思われます。土気南小学校とガーデンコートの広場に面した桂の木も数本倒れていました。風当たりの強い所でした。公園通り5丁目の交差点あたりの桂の木も下枝が折れ、歩道が通れなくなっていました。風当たりが強そうな場所でした。台風が過ぎるとすぐに切断して片付けたので、あすみ丘内の交通への影響は少なかったようです。ただ、あすみが丘・土気から他所に通勤された方は、大渋滞に巻き込まれたそうですが。
幸い、住宅の破損は軽微だったようです。異常だったのはカスミ横のムクドリがネグラにしている木の下で、多数のムクドリが折り重なって死んでいました。
〇 台風が過ぎ去った道後、カスミの駐車場が満杯でした
第一自治会に住んでいると、気が付きませんでしたが、近隣では停電したところが多数あったのですね。そのため、カスミに買い出しだったようです。郊外では、断水もしていました。
〇 すぐ、ご近所で大規模な停電
10日の夕方で、あすみが丘6丁目で500軒、7丁目で500軒、9丁目で700軒、越智町で1400軒、土気町で1600軒などが停電していました。このほか、外房線の北側の高田町、平河町、大高町、高津戸町では1週間ほど停電が続いたいました。停電の地域はパッチ模様に分かれていました。
土気・あすみが丘に入ってくる中圧・低圧線の倒木による断線が多かったようです。倒木の大部分は樹高の高い杉の木のようでした。
それでも、高津戸町のブドウ園、平河町のナシ園では、販売を続けていました。ネットを張ってあって、何とか持ちこたえたものがあったようです。
〇 このような停電災害は今後とも起り得ると思われます。常に対策を考えておきましょう
次の諸点から問題が大きくなっています。
少子高齢化:災害が起こると、助けが必要な人が増えています。
地球温暖化:台風が大型かつ強力になっています。さらに、以前は台風銀座という言葉があり、台風は沖縄・九州・四国に来るものと思われていましたが、いまは日本中どこに来るか分からなくなりました。千葉も安心しておられません。さらに、高温で停電になると熱中症も心配です。
電気・ガス依存の生活:電気・ガスが止まると、どうにもならない生活になっています。
インフラの老朽化:あすみが丘も開発を始めて30年になります。周辺には、もっと年月が経った団地があります。そろそろ、災害に対するインフラの老朽化が心配です。先日の公園通りの陥没も関係ありそう。
里山の荒廃:10年以上前、産廃問題でよくあすみが丘の郊外を歩いていました。その当時から、里山が荒れているように思いましたが、最近一層荒廃が進んでいるように思われます。倒木問題からみても、いい条件ではないでしょう。
〇 今後も起こりうる停電・断水について、自治会として考えておくべき対策
自助・共助・公助の3点から考えてみました。
自助(自分のことは自分で):
避難訓練(広報「あすみ」での報告を含めて)の時、次のものを各自準備することを呼びかけましょう。昨年度は一部注意がありましたが、今年はありませんでした。各自、この際チェックしましょう。
汚物処理用の古新聞・黒ビニール袋、風呂の残り湯の貯め置き。断水でトイレが流れなくなった時に役立ちます。
給水ポリタンク。給水を受けるときには必要です。
卓上ボンベ。ガスが止まったとき便利。
懐中電灯と電池。
飛来物を出さないように、庭の片づけ。
など
共助(近所の助け合い):
ブロックをよく知っているボランティアの「見守り隊」、「ブロック別防犯パトロール隊」は、停電時の熱中症など困ったときに助けになります。とくに、高齢者所帯には。
ご近所とは日ごろからご挨拶を。阪神・淡路大震災の時の教訓。まず、自分を助け、家族を助け、次はいつも声をかけている人を助ける。知らない人を助けるのはその次になったと言います。
公助(自治体などからの支援):
15号台風の際、自治体からの連絡がなかなか届かなかったと事態が起こっています。そんな時に、ボランティアグループIT委員会の「ホームページ・ブログ」が役に立ちます。固定パソコンだけでなく、スマホからもアクセスできます。日常から慣れておきましょう。