it委員会代表TT
以下、自然観察で、温暖化を調べた例です。写真はいずれも2007年に撮ったものです。
コスモスは12月1日(昭和の森)。この年は霜が遅く、12月になっても満開でした。隣には、早春の花、房咲き水仙が咲いていました。秋と早春の花が混在していました。以前は南房総など、温暖な地域だけで見られた現象です。
カエデは11月29日(昭和の森)。まだ、紅葉の盛りでした。気象庁によるとカエデの紅葉は、全国平均でこの半世紀で16日遅くなったそうです。
アキアカネは11月12日(小山町)。11月になってもまだ元気でした。
最後はクマゼミです。クマゼミは、四国・九州・関西では昔からありふれたセミでしたが、東京では見かけないものでした。温暖化とともに東進し、10数年前から東京でも声が聞けると言われていました。2007年には、あすみが丘丁目でその特徴のある声を聴きました。千葉へも来ているようです。写真は8月に南国高知で撮ったものです。
この2枚の写真は、2019年10月31日に撮影しました。キクはあすみが丘プラザ。ハイビスカスは我が家の軒下。キクは短日性といって、温度にかかわらず、昼の時間が短くなると咲き始めます。昔から11月初めが盛りです。ハイビスカスは熱帯の花。真夏の花です。以前は、10月末まで軒下で咲くことはありませんでした。近年は、温暖化の影響で、キクと同時期に咲くとこも珍しくなくなりました。