大草 谷津田いきものの里

モノレール千城台駅の近くにある大草町に
「大草 谷津田いきものの里」というのがある。
先日、中央図書館へ行った際にここのリーフレットをもらい、ちょっと気になったので見に行ってみた。
谷津というのは、丘陵地帯が侵食されて出来た谷状の地形のことで
縄文海進という海面の上昇した時期には入り江になっていたそうだ。
そして海水が後退したあと、湿地となった谷津を水田に利用したのが谷津田である。
以前からこういう谷あいの田んぼの風景を見るたびに、
ゆっくり散策してみたいものだと思っていたのだが
ここ大草の谷津田には自然観察路が整備されていて、そんな私の願いに打ってつけなのである。
専用の駐車場に車を止め、散策スタート。
まずは薄暗い林の中を歩く。
徐々に下って、谷底へと向かう。

林の中はヒグラシの大合唱。そういえばヒグラシの鳴き声、幕張ではあんまり聞かないなあ。
少し視界が開けて明るくなる。

この辺りは侵食谷の一番奥の部分。谷底でもかなり狭く日当たりが悪いので、水田には向かないのだろう。
そこからもう少し歩くと、ようやく谷津田に到着!

写真手前の四角い水たまりは自噴井戸。

こういう風景、なんとなく見たことあるでしょう?
この谷津田、湧き水は多いものの、水温が低かったり
山に囲まれているため日当たりが悪かったりと、稲作にはいろいろ苦労があるようだ(収穫量は平地より3~4割少ないって)。
しかしその低水温のおかげで農薬が少なくて済み、
谷津田独特の生態系を生み出しているそうだ。
さて自然観察路はもっと続いていたのだが、上空ではカミナリがゴロゴロ。
仕方がないので引き返すことに。
田んぼが黄金色に染まった頃、また来ようかな。
いいなあ。オジサンも体験したいぞ。

“大草 谷津田いきものの里” への8件のフィードバック

  1. ヒグラシの鳴き声大好きです!
    夏といえばですね(^^)
    確かに幕張じゃ聞かないですよね。
    でも結構近くにこんな素敵な場所があるなんて!
    要チェックです!

  2. うちの周りはこんな感じ沢山あるますよ
    ヒグラシ鳴くと夏も終わるなぁと思います
    この感覚は学生時代の夏休みの終わり=夏も終わりからきっと植えついたんでしょうね

  3. mamaれんじゃーさん
    ヒグラシのあの懐かしい感じの鳴き声、いいですよねえ。
    ここにはかなりたくさんヒグラシがいるようで、
    ものすごい迫力の大合唱でした。
    ひきちゃんさん
    いいですよ、ここ。懐かしい風景が広がります。
    谷津田についての解説看板もあるので、勉強にもなりました。
    メイプルさん
    こんな風景が家のすぐ近くにあるなんて、ちょっとうらやましいです。
    しかし夏が終わると思うと、追い詰められた感じになるのは
    私だけでしょうか。

  4. 来年は是非、ホタルを見にいらしてください。7月の始めからお盆の頃まで(ピークは8月初旬かな)20時前には光っています。夜は駐車場は閉まっているのでご注意を。

  5. 山猫さん
    はじめまして。
    ステキな情報ありがとうございます!!
    行ってみようと思います。一年後が楽しみだなあ~。
    そういえばあそこには街灯が全然無かったような・・・。
    懐中電灯はやはり必携でしょうか。

  6. 懐中電灯、長靴は必ず!
    あそこにはマムシがいるのでゴム長靴は予防のためです。マムシの牙はゴムを通さないとされていますが、怖がらないでも大丈夫、ゆっくり歩けばマムシの方から逃げて行ってくれます。あと、長袖長ズボンがいいですね。
    雨上がりなんかで風のない蒸し暑い晩は、ことによく光ります。
    人工の光がないところでホタルを見られる場所なんて・・・そんなにないですよ。ヘイケボタルなのでゲンジほど光は強くないですが、この世のものとは思えないほどの美しさです。できたら新月のあたりの真っ暗な夜がオススメです。
    (ナイショのお知らせ:谷津田の駐車場は夜間は閉まっていますが、道路を挟んでコンビニがありま~す)

  7. 山猫さん
    さらなる情報、ありがとうございます。
    長靴も調達しておきます。
    たしかにマムシ注意の看板がありました。
    ますます一年後が楽しみになりました。
    そいうえば生のホタルって見たことないな~。
    こういう場所、大切にしていきたいですね。

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