国道14号沿いのマックの背後に立つ大須賀山、
別名堂の山に初めて登ってみた。
探検というほどのものでもないですが・・・。
かつてここ幕張に居を構えていた馬加康胤(まくわりやすたね)の首塚がこの山にあるという。
旧道沿いにある山の入り口はこんな風。
今回カメラと一緒に、こんな本も持っていった。「首塚の上のアドバルーン」。図書館で借りた。
ここで言う「首塚」というのは、まさにここ大須賀山の首塚のこと。
著者の後藤明生は幕張5丁目のマンションの14階に住んでいて(カーキーズのすぐそばのマンション)
そこから見える大須賀山と首塚をモチーフにこの本を書いたのだそうだ。
作中には幕張駅の商店街とか黄色いテニス練習場(ルネサンスのこと?)なんかが出てくる。
さてこの大須賀山が別名「堂の山」と呼ばれるのは、
かつて山の中腹に大日堂が建っていたから。
1462年2月、夜毎火の玉が街中を飛び回るのに住民が驚き、
霊を鎮めるために建立したのだそうだ。
その大日堂が建っていたのは、旧道沿いの階段を昇ってすぐ左側の空き地。
老朽化のため平成13年に取り壊された。
もともとはかなり大きなお堂だったのだが、嵐で倒れてしまい、
その倒れた材木の中で使えそうなものを選んで再建したのだという。
大日堂のご本尊はもちろん大日如来で、現在は宝幢寺に移されている。
かなり大きなお堂と、市の文化財になるほどの仏像。
いくら火の玉にびっくりしたとはいえ、どちらも相当の財力がなければ
造ることはできないだろう。
幕張の街が裕福だったのか、それともかなりの有力者がいたのだろうか。
大日堂跡を過ぎ、墓地の間を行くと左に木々のトンネルと細い上り坂がある。
ここを登れば首塚に着くはずだ。(実は若干ビビッてる・・・)
つづく。
大須賀山探検