以前誰だったか城好きの芸能人が言っていた。
城址公園というのは当たり外れが大きいと。
本物の城が建っているところもあれば、城址とは名ばかりで
なーんの遺構もない公園もあると。
さて、我が家から一番近い城址公園、鷺沼城址公園はどうであろうか。
場合によっては、これが僕の城好きへの道の第一歩になるかも知れない・・・。
習志野市役所の南にある鷺沼城址公園。
ハミングロード、もしくは菊田遊歩道と呼ばれる遊歩道の左側は崖になっており
その崖の上に公園はある。
なるほど、天然の要害か。
さてどこから攻め入ろうか、などと考えつつ、しばらく歩くがなかなか階段が現れず
あれ、こっちからは入れないのかしら?とちょっと不安になったところで、やや急な階段を発見。
いざ出陣!!
で、階段を昇るとこんな感じ。
なにやらいろいろありそうだ。
ひとつひとつ見ていくことにしよう。
まずはこちら。
「鷺沼源太満義諸武士之碑」
鷺沼源太というのは
1564年(永禄7年)の第2次国府台の合戦に参戦したと伝えられている。
この石碑の後ろに祠があり、そこが鷺沼源太の墓ではないかと言われているそうだ。
続いてコレ
この建物の中には古墳の石室がある。
じつはこの台地の上は古墳群になっており、そのうち二つが公園内にあるのだ。
古墳の上に城が建っていたということなのかしら?
そばには埴輪もあったりする。
申し訳ないが、ちょっと不気味だ。
これと同じ型の埴輪が出土したのかどうかは不明。
さて、戦国武将の石碑はあるものの、古墳やら埴輪やら古代のもののインパクトばかりで
どうも城跡を見ている気がまったくしない。もうちょっと何かないものか。
と思い視線を遊具に移すと、その下にはなにやら不自然な盛り土。
ひょっとしてこれが城の遺構なのか?どうなんだ?できればそうだと言ってほしい。
さっきの古墳の看板みたいに、なにか書いてあるものはないか探してみたが、全然なかった。
このあと、ぐるりと公園を一周し
城址公園ていうより古墳公園じゃないの?という悶々とした気持ちで帰宅した。
城好きへの道を踏み出すことは、今回は無かった。