千葉はもうすぐ梅雨入りなんですか。
話しは雪解けの東京を散歩したときのつづきです・・・。
六本木から東京タワーへ向かう途中、
警察官が道路を封鎖する光景を見た。
封鎖しているのはロシア大使館へつながる道。
北方領土がらみで街宣車がやってくるたびに、
実家にあるガレージの門扉みたいなバリケードをガラガラと伸ばしていく。
このバリケードを過ぎると東京タワーはもうすぐ。
東京タワーのそばにある教会。
周辺には何件か教会があったけれど、どれも目を引くデザインばかり。
そしてタワーに到着。
東京スカイツリーに主役の座を奪われて、すっかり忘れられた存在なのかと
思ったら入場券売り場は結構な行列。
東京タワーのある台地は、縄文海進の時代には
海に突き出た半島であった場所。
縄文の時代から死者の埋葬に関わる聖地であったという。
台地の上で、東京でも指折りの観光地であるのに、
周囲になんとなく湿った気配を感じるのはそのためだろうか。
雪解けで道路が濡れていたからかも知れないけど。
タワーの足元にある渓谷。
このあたりには古墳群もある。
その湿った台地を背後に抱える、芝の増上寺。
台地を下ったこちらの方が、乾いたおおらかさを感じてしまうのが不思議。
都会の一等地の大きな寺だけど、浅草とかと違ってのんびりしてます。
こちらは大門。川瀬巴水の版画が印象深かったので、ここで一枚。
かつてはこの前の通りを都電が走っていたそうだ。
お寺の前なのに、なんだかニューヨークっぽい!
と思って撮った建物の入り口。
ちっちゃくなっちゃったけど、
東京タワーの半島の地形図。
つづく。