国土地理院のHPが楽しい。
過去に撮影された全国土の空中写真が公開されており、自分の気になる土地の
戦後から現在までの変遷がわかるのだ。
そこで、幕張船溜跡公園のある場所が、昔はどんな感じだったか見てみることにした。
前から気になっていたのだ。
幕張船溜跡公園はテニスコートや野球のグランドのある比較的大きな公園。
今では片隅にある船の形をした遊具と、地元の漁協が漁業権を返上したときに建てた石碑が
船溜の名残をとどめるのみである。
この船溜跡公園のあたりが写った戦後間もなくの空中写真をみると、
船溜として区切られているような場所は全く無い。
あるのはまっすぐに伸びる海岸のみ。
どうやら現在の国道14号のあたりが当時の海岸線だったようだ。
これが1960年代の写真になると、海岸線の形が大きく変わり
埋め立てが始まっているのがよくわかる。
その埋立地に囲まれるようにして、四角い水溜りとそこから海へ続く水路が写っており
これが船溜ではないかと思われる。
ずっと古い時代から船溜として港のような囲まれた場所があったのだろうと思っていたが
埋め立てが始まってからのことだと知って、ちょっと意外だった。
それまでは漁船はどうやって停泊していたのだろう?
内陸部とちがって幕張のあたりは空中写真でも
ダイナミックに変化しているのが良くわかるので、見ていておもしろい。
僕の家も海の底だった・・・。
古い写真を見てると
はまります。
このHP楽しいですね。
3年くらいまえに
仕事で、
150年以上の古いお宅に住む
一人暮らしのおばあさんが
家も土地も売ってしまうというので
壊される前に、
屋根裏とか
土蔵とか
おばあさんも開けたことのない箱とか
開けてみるお手伝いをしました。
閉じ込められた箱の中から、
出てきたものは・・・
物だけでなく
閉じ込められた時間まで
出てきたような感じで、
何時間も何時間も
座り込んでしまいました・・・
中央区おゆみ野のあたり、
海岸線に近かったお宅です・・・
津波で浸水したあとが
古い壁や塀に残っていました
ご商売をされていたらしく、
土蔵からは
千葉に多く見られる苗字のはいった、
しょうゆ瓶?
のようなものがたくさん出てきました。
それをもっておしょうゆを買いにいらしたとのこと。
わたしの知らない時代のはずなのに
おばあさんと一緒に時代を逆戻りしたような気持ちです。
長いコメント失礼いたしました。
古い時代の写真も撮られていて
引き込まれます
楽しみにしています。
kayさん、こんばんは。
なかなか貴重で素敵な体験をされたのですね。
ちょっとうらやましいです。
図書館の郷土コーナーに行くと
古い地図や写真を眺めて、ついつい長時間過ごしてしまいます。
頭の中で時間を逆再生するのって楽しいですよね。
今回紹介した国土地理院の空中写真は
たまたまネットで古い地図がないものかと探していて
見つけたものです。
おもしろさに共感してもらえてうれしいです。
そうなんです。
自分の知らない時代を見せてもらって
感動しました。
教科書では絶対に得られない感動です。
おばあさんが嫁に来てから一度も開けたことがないということは
少なくとも、70年は開けていないことになるのですが、
煤で真っ黒になった大きな箱が上がり框の天井に5つほどくくりつけられていて、天井が高いのでおろすのに一苦労しましたが、
中にはなんと、
大きな屋号入りのちょうちんがひとつずつ入っていました。
開こうにも破れそうで
あけられませんでしたが、
おそらくは、火事だのなんだので、
番頭さんがちょうちんを持って走ったのではないでしょうか・・・
大きな座敷には掛け軸がたくさんしまってあり、
はなれにはこどもたちが遊んだという
ロシア製の拳銃が無造作に置かれ・・・
江戸時代から今までを全部しまってあるかのようなおうちでした。
言葉もでないです・・・
また長くなりました・・・
最近、こてはしあたりの古いお宅が気になってしかたがありません。
路地から天秤担いだふんどしの魚売りがひょいと出てきそうではありませんか・・・
また、ステキな写真を載せてくださいね。