自治会の歴史(16)避難訓練年表(参考:防災訓練を含む)

避難訓練のことを纏めていると、平成29年度以降の土気南中学避難所運営委員会の活動記録が少ないとこに気が付きました。

そこで、手に入る『あすみが丘第一自治会 30年のあゆみ』、「新あすみが丘エクスプローラ」ホームページ(平成26年度~28年度)、第一自治会役員会議事録などを基に防災訓練について下記に纏めてみました。時代区分には、あすみが丘第一自治会員に分かり易いように、自治会長名を入れました。また、関連のある防災訓練についても付け加えました。

1.(参考)創造の杜での防災訓練中心の年表(主に『30年のあゆみ』から)
平成7年年1月17日の阪神淡路大震災以降、防災訓練が活発になりました。
消火訓練に主力が注がれたので、必要に応じて、千葉市消防局緑消防署土気出張所の指導・協力を受けています。
このほか、家庭における家具固定・警報装置設置・消火器設置推進がPRされました。
とくに、平成20年度には大規模な訓練が行われました。多数の家庭用消火器を集めた実体験、三角巾体験ほかに、起震車・煙体験(南中学)が行われました。以下、年表的にまとめます。

〇 平成15~19年度(森山、片山会長)
15、19年度に防災訓練実施
〇 平成20~21年度(寺本自治会長)
平成20、21年度に防災訓練実施。消火訓練のほか、煙体験・起震車体験を含む)
〇 平成22~23年度(吉川自治会長)
防災訓練の実施なし。

2.土気南中学における避難訓練中心の年表(主に「新あすみが丘エクスプローラ」、第一自治会役員会議事録から)
平成23年3月11日の東日本大震災以降、この活動が活発になりました。
平成25年に土気南中学校避難所運営委員会が設立され、平成26~27年度にかけて、組織・避難マニュアルの整備、マニュアルに従った一般住民の参加を得た避難訓練が行われました。その過程は、「あすみが丘ふるさとエクスプローラ」によって、一般住民に分かるように、伝えられました。
ところが、平成29年度以降は、組織はほぼ保たれ、住民参加の避難訓練はなわれているものの、一般住民からみると運営委員会活動が見え難くてなっています。「新あすみが丘エクスプローラ」への掲載がなくなり、他の方法も見当たらず、一般住民への広報活動も低下しています。

以下、年表的に示します。
〇 平成24~25年度(井出会長)、
平成25年度「土気南中学校避難所運営委員会」設立
〇 平成26~27年度(長谷部会長)
運営委員長は長谷部・あすみが丘第一自治会長
住民への情報提供は「新あすみが丘エクスプローラ」
避難所運営委員会の避難マニュアル・組織体制の検討開始・推進
運営委員会体制として、本部委員14名、うち3名第一自治会から。班員23名、うち8名第一自治会から
平成27年1月18日に運営委員による模擬訓練実施
平成28年8月31日に九都県市合同災害訓練*に合わせて、千葉市総務局災害対策課と連携し、一般住民も含めた避難訓練実施。消防局緑消防署土気出所の指導により、消火訓練・AED訓練*も行う。
* 九都県市:東京都、神奈川・埼玉・千葉各県、横浜・さいたま・千葉・川崎・相模原の各政令指定都市
* この頃から、AED設置施設が増えた。自治会近辺では、スポーツ施設(あすみが丘プラザ・カーブス・ルネッサンス)、老人施設(ココファン・イリーゼ)、コンピニ(ウエルシア高津戸店)、学校関係(土気南中・土気南小)、クリニック(施設による)

〇 平成28年度(須田会長)
運営委員長は向こう3年、ガーデンコート自治会長、第一自治会長は副運営委員長 (平成28.5.15 平成28年度第1回運営委員会)
前運営委員長はオブザーバーとして残り、かつ広報を担当している。体制はほぼ前年度を継続。
〇 平成29~30年度(森山会長)
運営委員長はガーデンコート自治会長、第一自治会長は副運営委員長
各年度1回の自治会員参加の訓練を実施
評価されたのは、一般自治会員の集合場所から南中学避難所までの移動訓練、避難所の見学、一度は体験しておくべき。また、東日本大震災の停電の経験から、 家庭における避難袋、停電に備えての電池・携帯ガスボンベの買い置き、断水に備えてのトイレ用に風呂水貯蔵、汚物処理用の古新聞、黒ビニール袋など貯蔵推奨。
物足りなかったことは、運営委員会活動の一般住民に対するPRが不足。「あすみが丘ふるさとエクスプローラ」の掲載がなくなり、代わるものの現れなかったこと。
〇 平成31/練和元年度(西井会長)
第一自治会から、運営委員として、7名選出:自治会の会長、防犯防災担当副会長、総務・広報・緩急整備・防犯防災・文化体育の各副部長。運営委員会の体制はほぼ維持されている。(自治会役員会議事録から)
運営委員会活動に関する一般住民に対する情報提供がない。
9月1日に避難訓練実施(参加者:一般49名、運営委員9名、計60名)。(自治会役員会議事録から)
住民の集合場所から避難場所の移動と避難場所見学中心。
10月25日の豪雨の際、村田川の氾濫・崖崩れに備えて、避難場所の開設。

3.年に一度はマニュアルに従った避難訓練を
筆者は現役の時、大きな研究所に在籍したことがあります。定例的に避難訓練を行っていましたが、独創性が求められる研究所ですが、この時ばかりはマニュアルに従ったルーチン的行動が要求されました。例えば、所長に対して、「第一研究室、本日の出席者〇〇人、全員無事非難しました」とか、声を出して報告していました。
皆さん、テレビで赤十字・消防・警察などの訓練を見る機が多いと思います。この場合は、訓練における各人の役割を腕章や大きなカードを着けて分かるようにしています。さらに、結果を隊長に敬礼して報告しています。ここまですることには、抵抗がある人もいるかもしれませんが、けじめをつけた訓練は有効です。考慮して下さい。
前の担当者が衆知を集めて造ったマニュアルや市から提供されたマニュアルを尊重した訓練実施、その結果、修正が必要と考えられた場合には、一部改訂するのが良いと考えます。

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