幕張の谷をゆく

幕張に住み始めて7年。
引っ越してきた当初から
幕張本郷のあたりは台地だからか、ずいぶん坂の多い町だ。
とは思っていた。
しかし最近「地形」に興味が沸いてきて、
さて、この起伏の多い幕張を地形図で見てみたらどうなっているのだろう?
と、地形図を開いてみると・・・

茶色い台地の間に緑色の狭い低地があるのがわかる。
狭い低地ということは、つまり「谷」。
幕張に谷があったのだ!
谷は浜田川とその支流に沿って、実籾と大久保の方まで切り込んでいる。
幕張本郷から幕張台公園の前を通って御成街道の方へ車で抜けるときに
屋敷の辺りで一旦急坂を下り、そしてすぐ上り坂になるのだが、
じつはそこは谷で、それがパサールの方から大久保駅近くまで
続いているなんて今までまったく気が付かなかった。
しかも縄文時代にはこの谷にまで海水が入りこんで
入江を形成していたという。
今回はその大久保まで切れ込んだ、浜田川の支流によってできた浸食谷の底、
つまりはかつて海の底だった場所を自転車で走ってみる。
目指すのは谷の一番奥。大久保駅のあたり。
はたしてそこには何があるだろうか。(要するにただのサイクリングです。)
スタートはここ。

浜田川の上を旧道が通る、下八坂橋。
谷の底には川がある。というわけで、川に沿って進む。
橋の下の川面には鴨がいた。

川沿いを走り出してすぐに、浜田川は暗渠になってしまう。

JRの車両基地があるためだ。
暗渠になるあたりから川沿いの道は砂利道になってしまったので、
ちょっと迂回すると、こんな景色が。

大須賀山の裏あたり。
再び川沿いに戻ると、目の前にはJRの車両基地。

車両基地はけっこう高い場所にあるんだな。
川は緑色のフェンス内の地下を流れている。
つづきは次回。出発早々、寄り道を。
幕張の谷をゆく

“幕張の谷をゆく” への10件のフィードバック

  1. これはとても面白い〜。
    屋敷の辺り掘ってみたら、なんか出てきますかね。
    うなぎの化石とか?
    続きも楽しみです☆

  2. おもしろいです(^^)
    画像2の近くの山の中に「どうろくじんさま」って呼んでいる
    神社?があって、たまにお参りに行っています!
    でも怖くて1人じゃいけません…

  3. 同じエリアを中心に散策しているsen-jiです。
    浜田川はPasar幕張まで踏破?今度実籾本郷まで歩こうかと。。。

  4. Topsyさん
    ハマグリなんかは、掘ったらでてくるかも知れませんね。
    あ、あと古代のハスの種とか。
    ひっきーさん
    地形図の色合いは自分で決めたのですが、
    埋め立てじゃないところまで青くなって、すごく低い場所
    みたいになってしまいました。
    幕張駅のあたりは、海が後退したあとは砂丘だったそうですよ。
    柴吉さん
    70%くらいパクりです・・・。
    このあと川が住宅街の地下に潜ってしまうのですが、
    そのときなんて、道路の高低差を見逃すまいとして
    まるでタモさんが乗り移ったかのようでしたよ。
    mamaれんじゃーさん
    それって大須賀山の中にあるんですか?
    大須賀山にはいまだ足を踏み入れていないのです。
    今度ぜひ行ってみようと思います!
    「どうろくじん」=道陸神?
    道祖神のようなものでしょうか?興味深いです。
    MIZKさん
    幕張は地形的にも奥が深いようです。
    sen-jiさん
    実籾方面は、浜田川の本流ですね。
    本郷公園には行ったことがあるのですが
    それ以外は未踏なので、ぜひレポートをお願いいたします。
    歩いていかれるんですか?
    行きはともかく、帰りまでとなるとかなり大変そうです。
    soleilさん
    昨日のナウシカ観ました?
    風の谷の底にも川が流れているのかしらと
    観ながらそればっかり考えてました・・・。

  5. 津田沼も 沼地だったのに
    電車の影響で大きな町になったね。
    フラットさんは 好奇心旺盛です、
    すばらし~!

  6. マクハリドットTVさん
    この地形図を見ると確かに津田沼のあたりも谷になってますね!
    この谷はどこまで続いているんでしょ。
    地形図を見ただけでワクワクしてしまうという、
    ちょっと変な人になってしまいましたよ、私。

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