幕張の坂道を見てまわる散歩のつづき。
幕張本郷のホテル街を探訪した後、
今度はPCデポの裏手にある崖の上へ。
近所の市民センターには来たことがあるけど、
崖っぷちまで来たのはこれが初めて。
すぐ近くには階段がある。
階段はUFOの坂に繋がっていた。
この階段の存在、いままで気が付かなかった。
いつも通る道なのにな。
さて、この階段は降りずに崖に沿って歩いていくと、
小さな公園がある。
そして公園の脇に、
国道へと一直線に降りていく大きな階段!
ここは夕陽と幕張西の街が見渡せる場所。
埋め立て前はこのすぐ近くが波打ち際だから、
これまたきっと良い眺めだったんだろうな。
国道から見えるこの階段です。
上からの眺めはなかなか良いけれど、それ以上に私が気に入っているのが
階段の途中から見る崖。
上からでも下からでもなく、途中から眺める崖。
コンクリートが張り付いているけど、それでもいいのです。
江戸の風情は無いし、一直線だし、
そもそも坂道でさえないけれど、この階段はなんか好きだ。
坂道めぐりと言いながら、階段のことばかり。
このあとは階段を降りて旧道を行きます。
旧道に入ると、道沿いの山側に敷地の広い立派な家が並んでいる。
昔からの農家のお宅だろうか。
そして広い敷地の家々の街並みがそろそろ終わろうかというところに
坂道がある。
ちょうど堂の山と台地の付け根の辺りだ。
坂の途中には古いお墓があるので、昔からある坂道なのだろう。
そういえば以前「幕張歴史散歩」に参加したときに
誰かがこの坂道に名前があるようなことを言っていたような・・・。
古くて名前もありそうで湾曲もしている坂道だが、
狭いうえに結構な交通量なので、あんまり鑑賞できず。
坂の途中にあった脇道に入ることにしてみた。
つづく。
幕張坂道めぐり
最後の話題の坂は茶屋坂と言う名前です。
幕張本郷の台地に上がる坂は7~8本有るはずですから
探索これから楽しみですね(^_^)v
こんばんわ、yagisanです。
PCデポの裏手の崖は、新しいように見えて実は古いです。
1961年の航空写真にほぼ現在の形であります。
http://archive.gsi.go.jp/airphoto/ViewPhotoServlet?workname=MKT617&courseno=C3&photono=3
1946年の航空写真にもありますから、戦時中かあるいは戦前に作られたものであろうと思われます。
私が子供のころ、なんどかこの崖に遊びに行ったことがあります。
当時はコンクリート補強されてなくて、土がむきだしでした。崖の途中に人が入れるくらいの洞窟がひとつあって、防空壕であるという話を聞きましたが、定かではありません。
幕張インターを越して鷺沼にはいってすぐのところに、戦前に伊藤音次郎によって開設された民間の飛行機研究所である伊藤飛行機研究所がありました。それ関係かなと思っています。
伊藤飛行機研究所の跡地はおととしまで建物が残っていて、工場に使われていました。いまは更地になっています。
伊藤飛行機研究所の跡地の裏手の坂道は私のお気に入りのひとつです。
千葉街道から「山縣飛行士殉空之地」の石碑に向かう坂道です。
お返事たいへん遅くなりました・・・
オイッチニさん
教えていただきありがとうございます!
きっとこの辺りに茶店があったのだろうと、
かつての様子が偲ばれる風情のあるいい名前ですねえ。
この坂の名前が広がって、ずっと残っていけばいいなあ。
yagisanさん
てっきりあの崖は幕張インターの建設に伴ってできたのもだと
思ってました。
そして現在の幕張本郷から海側へ延びる道も存在していたんですね。
古い航空写真もいろいろ発見があって楽しいですね。
今日の毎日新聞朝刊の千葉版に、「千葉市から見える富士山」という記事がありました。稲毛の浅間神社から見える富士山の写真が掲載されていました。
実は、このPCデポの裏手の崖のうえから富士山が見えます。今の季節はなかなか難しいと思うんですが、冬はよく見えます。
あと、穴場なのは、幕張本郷から湾岸幕張に向かうバス通りの、ミニストップの前の歩道橋の上。幕張西公民館の近くです。
yagisanさん
歩道橋からは海までは見えませんが、
東京湾越しに富士山が見られるのは千葉だけの特権ですね。
湾岸から内房の地域において、
かつて富士講の活動が盛んで富士塚がたくさん造られたというのも
納得がいきます。