浦安探訪つづき
フラワー通りから境川を渡って、ふたたび猫実へ。
次に寄ったのは「猫実の庚申塔」。
青面金剛を刻んだ庚申塔では市内最古だそうだ。
庚申塔といえば猿がモチーフになることが多いが、
青面金剛の下をのぞいてみたらやはり三猿が彫ってあった。
そして青面金剛の前には狛犬のかわりに二匹の猿。
手水鉢も猿が支えていた。
猿だらけだな・・・。
いまでも地域の人々に大切にされている、と案内看板に書いてあったが、
きれいな境内を一目見れば、それがよくわかる。
そこからまた境川にもどれば、江戸川はもうすぐ。
江戸川と境川を隔てる西水門と、東西線の鉄橋が見えてくる。
境川を中心にした散歩ももうおしまいだ。
埋立地のあたりと比べると川幅はずいぶん狭い。
この辺りには船宿もいくつかある。
江戸川の堤防にはこんな看板が。
こちらは小説「青べか物語」に出てくる船宿・千本のモデルとなった店。
堤防の上に登ってみると、こんな眺め。
堤防の上と下ではやはり風が全然違う。
かつてこの辺りには蒸気船の発着所があり、「蒸気河岸」と呼ばれていたそうだ。
昭和15年に浦安橋ができるまで、みなここから船に乗って東京方面に向かっていたんだな。
まさに陸の孤島だったのだろうな。
さて、これで浦安市内の探訪はおしまい。
ディズニーランドもなく、きれいで新しいマンション群も無い
古い浦安の街は、僕にとって非常に魅力的であった。
市内の探訪はおわりだが、もうひとつ、
浦安橋を渡って最後の目的地へむかう。