荒れ野を走る 幕張の谷をゆく4

幕張の谷を走るサイクリングのつづき。
一週間もほったらかしでしたが・・・。
パサールを過ぎると、川の両岸には盛り土が迫る。

とても幕張とは思えない風景。
盛り土の間をしばらく走ると、突然視界が広がって
台地の上の家々も見えるようになる。

家が見えると、ちょっとホッとする。
パサールからここまでの間は人も家も見えず、生活の気配を全く感じなかった。
そんな場所が幕張にあるというのが何とも不思議な感じ。
台地に上って、谷を見渡してみた。

対岸は屋敷方面。
幕張とか大久保の台地の上に縄文時代の遺跡がいくつかあるそうだ。
なんで海から離れた台地の上に縄文人は住んでいたんだろうかと
ずっと思っていたのだが、そう、この谷もその時代には海だったからなんだな。
縄文人はこの場所で、釣りとかやったんだろか。
そんなことを考えつつ、川沿いを走ると
川は再び暗渠になってしまう。

たどり着いたのは、この辺り。幕張本郷から屋敷へ抜ける道だ。

じつはこれから先、この川が姿を現すことはもう無い。
これまでは川を辿って谷底を走ったが、
これからは、地下に潜った川を探しながらのサイクリングになる。
その前にちょっと寄り道。
幕張本郷から下ってくる道を、屋敷方面へ少し上ったところにある
屋敷一丁目公園。
前を車で通るたびに石碑が見えて気になっていたので
寄り道して見てみたら、
その石碑は庚申塔だった。

大須賀山のふもとの庚申塔には青面金剛の像が彫ってあったが
こちらは文字バージョンだ。
そしてやっぱり三猿がいた。

石碑の側面には「馬加村」の文字が彫ってあった。
こうやって塔を建てるってことは、なかなか積極的に活動していたということか。
こういう信仰はいつごろまで続いていたのだろう。
それとも私が知らないだけで、地元では今でも続いているとか。
つづく。
次回はいよいよ谷の最奥へ。
幕張の谷をゆく

“荒れ野を走る 幕張の谷をゆく4” への5件のフィードバック

  1. はじめまして。
    また、わたしのブログに来ていただき、ありがとうございます。
    この「幕張の谷をゆく」――いいですねえ。
    わたしも歩いたことのあるところもありますが、今度、フラットさんの足跡をトレースしてみたいと思います。
    これからも、よろしく。

  2. 次回の浜田川散策は何処にするか思案中です。
    フラットさんのコースか?
    実籾の本流ルート、あるいは実籾の支流か…
    まだ決めていません。。。

  3. うちのすぐ先は貝塚になっています。
    それと、不思議なんですが、もっと津田沼から藤崎に向かう途中に
    堀込貝塚っていうバス停があります。あんな所まで??
    習志野企業局と大イチョウの間くらいです。
    ふしぎ~~

  4. フラットさんの日記を読んで、実籾駅と長作町の間にも、庚申塚っぽいものがあったのを思い出しました(バスから見ただけなので、はっきりしませんが…)三猿がいるか気になるので、今度行ってみます(^O^)

  5. お返事遅くなりました。すいません。
    子どもを寝かしつけると、どうしてもそのまま一緒に寝てしまって・・・。
    ひ・ろ・べ・えさん
    こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
    幕張は新旧入り混じった風景が随所にあるので
    散歩にはもってこいですよね!
    sen-jiさん
    浜田川は実籾のほうにも合流地点があるんですね。
    知りませんでした。
    私のコースのゴールは大久保ですが、
    この大久保の街もなかなかおもしろそうです。
    学生街なので活気があるんでしょうね。
    kayさん
    気になったのでちょっと堀込貝塚のあたりの
    地形図をみてみたところ、
    やはり貝塚の近くに谷が入り込んでいました。
    海が近かったんですねえ。
    しかもそこには富士塚があるとか・・・。
    絶対行きます!
    柴吉さん
    長作町のあたりも、ゆっくり散策すると
    いろいろ面白いものが見つけられそうですよね。
    武石ICから実籾へ抜ける通りから
    一本中に入った旧道の雰囲気が好きです。
    この前、庚申塔オンリーのサイトを見つけました・・・。
    深い世界のようです。

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