江戸川区には現在13基もの富士塚があるのだそうだ。
先日、葛西の水族館へ家族で行った際に、ついでにそのうちの一つ、
長島富士に寄ってみた。
場所は東葛西2丁目の香取神社の境内。
この辺りはもともと長島村という土地だったのだそうで、それで「長島富士」なのだ。
ちなみにこの長島富士、江戸川区の登録有形民俗文化財である。
迷路のような細い路地をうろうろ走り、ようやく見つけた香取神社の境内の
一番奥に、その長島富士はあった。
ちょっと離れた所からも山肌のゴツゴツした感じがよくわかる。
そして前の看板には「きけんですからのぼらないで」とあった。
なんと、登っちゃいけないのか・・・。
残念だが仕方ない。麓から仰ぎ見ることにしよう。
まずは正面から見る。
登山道はしっかりしていて、石碑なんかのアイテムもたっぷりだ。
頂上には奥宮の祠ではなく、浅間神社の石碑がある。
すごく大きいわけではないが、溶岩と石碑、登山道のバランスが良いためか
なかなかの迫力だ。
登りたい気持ちをグッとこらえ、麓をうろちょろ歩いてみると、
山の中腹をぐるりと囲んだ道があるのを見つけた。
お中道だ。
そんなにたくさん富士塚を見てきたわけじゃないけれど、
ここまでしっかりお中道を造ってあるのは初めて見た。
そして西日をこってり浴びた富士塚は、美しかった。
毎年7月1日にはお山開きの儀式があるのだそうで。
そのときには登れるのかなあ・・・?
おしまい。
つきあってくれた家族に感謝。
おまけ。
葛西の観覧車。
もうちょっとポワ~ンとした感じにしたかったんだけど。
うまくはいかんなあ。