コロナが席巻している。
ここの所、2月とは思えない穏やかな日が続いているし、マスク姿の人が目立つぐらいで、繁華街は以前と変わらぬ賑わいを見せていて、何事もなかったように安穏としている風景だ。
この穏やかさが逆に恐怖を感じさせるのである。終末を迎えている感じで胸騒ぎが収まらない。早く収束して欲しいものだ。(こっからパニックになるでしょうね)
先日、以前落車した折(100均で腕時計用の「バネ棒」入手20180722参照)に仕舞ったホイールを引っ張り出した。
1・2本スポークが少し曲がっていたことは把握していたので、簡単に交換して使用するつもりだったのですが、ハブに目をやると、なんとベアリングキャップが拉げていて(写真上の新しいハブの右上に載せているやつ)、ベアリングが脱落していたのである。
事故現場から、自宅まで、約4キロ弱。
良く帰ってこれたものだと、改めて感心した。
この部分の正式名称が未だによくわからない。シールリング?防水キャップ??
ハブキャップで検索すると、一般車に付いているハブ軸に被せるプラ製品がヒットしてしまうし自転車系でこんなに困ったのは初めてである。
シマノは昔から「生産終了になったモデルでも補修部品を取ってある」というのが一つの「売り」なので、絶対に手に入るはずだ、と思い検索をするが、見つからない。
さすがに7000番台「デュラエース」のハブのパーツは展開図付きで、簡単に見つかったのだが。
しょうがないので、以前クリートのねじを購入した「Yロード」さんへ、現物を持参して行ってみた。
その日は休日のため賑わっていたが、何とか息子ほどの若い店員さんを捕まえ、「この部品を手に入れたい」旨を、現物を見せながら説明した。
すると、奥に行き、誰かと相談したり、調べたりして戻ってきて
「これは手に入らないようですね」と結果を教えてくれた。
お礼を言い、その場を後にし、ハブごと新調する決心をしたのであった。
僕が乗っているバイクは、かれこれ10年ほど経つロード系の物でシマノのコンポの中で一番安い2000番台(名称クラリス)で統一されているので、このハブもHB-2200であった。
調べると、1,000円ちょっとである。
これがヤフオクで出ていたので、送料を勘案し、300円程で入札する。
しかし、どうしても手に入れたい人がいるようで、更新されてしまった。
そこで、仕事のついでにたまに立ち寄るBカメラへ行って、HB-2400を発注した。
すると、既に生産中止ということが分かった。HB-2500などもない無い様である。
10年の間、2200から2300そして2400とバージョンアップしていったのは把握していたのだが、まさか生産中止になっていたとは。
そして、取扱店などに電話で問い合わせてくれた結果、
「このタイプが後継ということですよ」とHB-RS300を画面に示しながら教えてくれた。
そして今回、写真にある物を手に入れたのである。(なぜか担当の名刺も)
ハブの交換、交換というより最初から組むのと同じじゃないか。
古いハブを外す作業があるから、まっさらから始めるより面倒であった。
ちなみに、写真2枚目は組初めの所なんだけど、触れ取り台を持っていないので、昔から上からリムを吊るすこの方法で組んでいるのです。
ハブが重力で中心に入り、バランスよく組み立てていくことができる。
これで、ある程度仮に組んで置き、最終触れ取りは必殺の「車体裏返してのブレーキシュー合わせ」で仕上げてしまったのである。
振れ取り楽しー(こんなことをしている場合ではないのですが…)