大掃除、片付けるはずが散らかって!?

掃除の季節たけなわである。
サザエさんなんかを見ていると、畳を剥がして埃を叩いて天日干しをしたり、障子を貼り換えたりしているシーンなんかがあるけど、現代の住宅事情では、日ごろからマメに掃除、片づけを励行していれば、大げさに大掃除というのはいらないような気もしている。
とはいえ、1年のほこりをシャットアウトして新年を迎える儀式だと思って大掃除なるものを実施している。

そして、片付けていると、なぜか仕舞ってある物を引っ張り出してしまうことが、ままある。

我が家では無造作にテーブルにアルコールボトルを置いて使っている。
買い物に行くと置いてある「アルコールスタンド」に置けば見た目がいいのかな、と思いつつ過ごしてきた。
コロナ騒ぎが始まって2年半余経って、重症者・死者数も減っていると良い方向に向かっているが、アルコールとマスクはまだまだ収束しそうにもないので、しまい込んであるH・H(ハイハット)スタンドを引っ張り出してきて、今更感があるのですが足踏み式のアルコールスタンドを自作しました。
実は、足踏み式のアルコールスタンドが世の中に出てきたころ、HHスタンドが使えそうだな?と感じていて最初はモロにボトムのシンバルに直接ボトルを置いてしまおうか?なんて本気で考えていたのです。

そうなんです。
どうやってボトルを置き、上からプッシュするかということで考えていたところ、結構、HHスタンドで代用しているブログなんかが上がっていて、今回参考にしたのが“大阪 ドラム 専門店“どらむ村”さんのブログ。
消毒液を置く台として、アタッチメントを使用している。

そうか!考えてみたら同じタイプが家にある、ってことで、「アタッチメント」を使うという案で行きました。

いや~、しかし調べていたらドラムメーカー(管楽器も作っているけど)のパールから「ペダル式消毒液スタンド」なるものを販売していたのは驚いた。
考えてみたら音楽スタジオなんかだと、もってこいなんですよね。

alc HH_stand
alc HH_stand

写真:左が作成前(材料色々)、右が作成後(結局、昔、家具を分解したときにとっておいたステーを使用しました。)
早速、YAMAHAのハイハットスタンド(HS950)とアタッチメント(CSAT924)を引っ張り出す。
普段このアタッチメントにはシンバルホルダーを取り付けてスプラッシュを増設したり、10インチのタムを追加しているのです。

さて、どうやってボトルを上から押すか。
上記のブログではTAMAのアタッチメントを使っている。
TAMAはアタッチメント類が豊富で色々なセッチングができる事で有名なメーカーだ。
ブログによっては、カウベルを使うと言う案もあった。
割り箸で代用と言う強者も存在している。

余っているステーなんかも使えそうだ。

カウベルのほか、スプラッシュとベルも引っ張り出してきた。
イメージとしては9インチのベルをボトムにして6インチのベルで押すというプランがあったのだが、実行してみたところ、ボトムが安定しないのと、アルコールがかかることにより錆が発生してしまう恐れがある事に気が付いた。。
上からプッシュするのに、カウベルも試したが、安定感に欠ける。
HS950はハイハットクラッチにチューニングキーで締め付けられるボルトが付いていて、演奏中にTOPシンバルが外れないようになっている。
余り物のステー(写真右、完成品参照)の穴は6mm程度でロッドがちょうど通る太さであった。
結局このステーをHHのクラッチの間に挟む形で、締めこんで、踏んでみる。
いい形でアルコールが出てくれたので。完成した“作品”をダイニングの入り口に置く。

夕刻に、カミさんが帰ってきて「何、コレ」と鼻で笑われてしまったのは言うまでもない。

ハンドル周りで異音!その原因とは?

年ももう、あと10日くらいで終わりだ。
7月に、納車されたクロモリロードのトップが微妙に短かったので(「終の自転車を購入」20220720参照)、どうしようかと考えたところ、ハンドルを低くすれば相対的に長くなるのでは?と思いつき、ステムを下げて乗っていた。

このロードはメーカーの意向もあり、クラシカルな雰囲気を残すために敢てスレッドタイプのものを使っている。

そのため、アーレンキーでヘッドのボルトを少し緩めればハンドルがすぐに下がるので、最近のアヘッドよりこの点は便利だな~、などと思っていた。

実際、アヘッドタイプだと、高さを調整するためには、ヘッドキャップを緩めステムのねじを緩め(2本)、ハンドルごと引き抜き、(高さを考えた厚みの)コラムスペーサーを抜き、ハンドルを嵌めて抜いたスペーサーを上部に入れてからキャップを取り付け、各ねじを締めて完成!という手順を踏む。

ボクはアヘッドの場合、ステムより上にコラム部分が突出してしまうのが嫌なので、ステムを反転させるだけにとどめている。
本当はコラムカットしてしまえばいいのかもしれないけど、カットをしたら元に戻らないし、スペーサーとの関係で正確な長さにカットできないから手を付けないでいるのです。

そして、アヘッドの場合はスペーサーの高さに合わせての調整になるけど、スレッドならコンマミリ単位での調整も可能であると気が付いた。

ところが、アヘッドタイプであれば、ステムの長さを容易に変えることができるので、今回のリーチ部分の調整についていえば、アヘッドの方に分があるという、一長一短なのである。

thread stem
thread stem

前置きが長くなりましたが、ステムを下げたことにより、これが結構いいポジションに収まってくれ、いい気分で乗っていたのです。

ところが、ここ半月ほど前から何やら“キシキシ”というような異音が認められるようになってしまったのである。
最初はトルクがかかった時に発していたのだが、数日前からはハンドルに手を添えたくらいでも“ミシミシ”“ギシギシ”といった異音が目立ってきた。
たまらず「スレッドヘッドセット 異音 ギシギシ」で検索かける。
すると、古い知恵袋に
「スレッドステムのハンドル取り付け部から、きしみ音がします …-2008年9月9日」
というのを見つけ、内容を読み進めると回答の一つに「ステムが高すぎるとか」があり、それを受けた質問者の補足に「ステムの高さで気が付いた」という返信があって、今回ボクが遭遇した状況と同じなので「なるほど!」とアーレンキーでヘッドのねじを緩め5mmほど上に上げてやると見事に音鳴りがなくなった。(作業時間は1分弱)

そして、乗ってみたところ、サドル位置など含めた全体のポジションが微妙に変わってしまったので、少し時間をかけて「音が鳴らないギリギリまで」下げていこうかと思っている。

憧れの旧車③昔のポルシェ911

2月に入って冬らしくなった。
寒いんだけど、なぜか天気が不順で、ここんとこ予報にない雨がいきなりサーッと降ってきたりしていたが、天気がいいので、外出したところ停車中のポルシェを発見しました。
(何度か見かけてはいるんだけど、走行中の個体が多く中々写真に収めることができなかったのであります。)

この車は僕の中では10本の指に入るものだ。(1位と2位は皆さんと同じで、元祖スーパーカーの両横綱のあの2車種。不動です。)

何十年とスタイルが変わらないとか、エンジンが空冷であるとかRRなど独自路線をはっているということはもちろんなのだけど、何と言っても田宮(タミヤ)のラジコンカー(キット)の第一号に採用され、当時中学生だったボクは羨望の眼差しで見ているしかなかったのである。

当時通っていた中学校の図書館に「ラジオの製作」(?だっけ)というような科学雑誌が置いてあり、その見開き広告などに、ラジコンのPR(通販)が至る所に載っていて、確かキットだけで9800円だったと思う。
プロポ(スティック式の操縦機)とサーボモーター(ステアリング用、モーターの抵抗器用)2個(2チャンネル)で約15000円。
単2のニカド充電池(6V1200MA)が5本纏まったパッケージと充電器が6000円。セット割引で、30000円というところが相場であったのです。

キットの第1号だから抵抗器(スピード調整)は2段階か3段階の物で、この後のモデルから無段階になったと記憶している。
もっとも、ラジコンだから、無段変速といってもほとんど無意味なものだったし、メーカー側も中間部での使用は奨めてはいなかったようだ。
この後、お年玉をため込んで、後発の物(リジェ・マトラ?)を買ったという話は置いといて、ポルシェに話を戻しましょう。

Porsche 911
Porsche 911

冒頭にも書いたように、ポルシェは「“どこから見ても”ポルシェ」というデザインが踏襲されている点が素晴らしい。
まあ、逆に“進化をしない”、とでも言えるのだろうか。
いや、一説によると、ポルシェはリヤエンジンを辞めたかったが、市場がそれを許してくれなかったということで空冷やRRレイアウトにもこだわり、ずぅ~と変更することなしに、そのハンデを克服しながら改良を続けたという(とどこかで見た)。
考えてみたら、もう半世紀経つんですね。
当時は、カウンタックや365BBなんかと比べると“スーパーカー”らしさが感じられなく、「カエルみたい」なんて揶揄していたんだけど、大人になった今(今ではないけど)見直すとその歴史とともに惚れ惚れしてしまうのだ。