チューブラー封印?

3月に入り、春らしい香りを感じるようになった。
しかし、自転車に乗っていると、停止時に視界に入る前輪のタイヤが疲れてきたのが気になってきた。
前輪でさえ、こうなのだからリアは一層ひどいだろうと、目的地で停車した後、確認すると、予想通りひび割れがひどい。(写真参照)
相変わらずサイコンの類が無いから正確な距離はわからないけど、丁度4か月乗っていたから、大体3000㎞になる。
3000㎞といえば丁度タイヤ交換、その他の消耗品の一つの目安であるのだ。

ボクは、チューブラーに乗り始めてから、1ケ月ほどは予備のタイヤを携行していたが、雨の日に荷台を付けたりするので(「フェンダー兼用のリアキャリア入手!」20230621参照)、都度バッグに入れて出かけるのも荷物になるし、パンクしそうな気配もないため、最近は予備を持たずに乗り回していたのです。

しかし、このタイヤの状態だとパンクのリスクが上がっているのは明白である。
交換する間、一時的にWOのホイールを引っ張り出すことにした。

ここで、普通はタイヤを交換し終わったら元のチューブラーに乗り続けるところだけど、もう一つ懸念材料があるのです。

それは「太った!」
チューブラーを使い始めてから、何度かこのブログ内でも「チューブラーにしてから楽になった」というようなことを書いている。
「楽になった」分、負荷をかけて走行しなければ意味がないんだけど、都心の道路ではストップアンドゴーの繰り返しだし大した勾配もない。
大体、道も混んでいて安全マージンを考慮してると日常生活ではままならないのである。

そして、最近「おなかが出てきた」ことに気が付いて体重を計ると確かに増加していることが分かったのです。
元が痩せているから、少しぐらいお腹が出てきた方がいいのですが、「チューブラーを日常使いにしすぎた。やはり、ここぞという時に使う方がいいかも知れない」と反省する材料となったのである。

Tubular 4month3000km
Tubular 4month3000km

昨日は久々に春の陽気だったのでIRCのタイヤで試すが、いきなりゴツゴツ感を感じる羽目になり、安定感や操作性もやはりチューブラーに軍配が上がることを身をもって知った。

さらに、途中の登り(といっても2%位しかない!)で、太ももに軽い痛みを感じるという体たらくになっていて、しばらくWOのクリンチャーを使った方がいいんじゃないか?という結論になったのです。

チューブラータイヤの「ふんどし」を補修、すると?

先日、入手したチューブラーホイールに貼ってあったTUFOのチューブラーの「ふんどし」を補修してみました。(「チューブラータイヤ貼り換え①(テープ止めのタイヤを剥がす)」20231023参照)

まぁ、「ふんどし」なんか、パンク修理をする際に一旦剥がすので、結局いつものように「セメント」で“ちゃっちゃっ!”と片付けて終わりっ!

の予定でしたが、色々と違和感があり、またまた記事を書いてしまった。
一つ目は、ふんどしを貼ろうとして、改めて剥がれたところを見たところ、“縫い目がない!!”
チューブラーの構造は、簡単に言うと、チューブの周りをタイヤで巻いて縫い合わせたものだ。

ところが、このTUFOはチューブそのものなのである。
チューブの周りをゴツくしたと言えばよいかもしれない。

色々調べると、やはり通常の物とは違うようで、パンク修理にパッチは使えないようだ。

そして、空気を入れてみた時に、2つ目の違和感があったのです。

何と、シーラントを使用していたのだ!

と言うのは、そこまでの違和感ではなく、

「タイヤが、タイヤの状態を保っている!!」という事です。

意味が分からないと思うので、写真を撮りました。(写真左参照)
現在使っているヴィットリアのストラーダは、空気を入れると、本来内側である「ふんどし」側が「くるりっ!」と外側を向くのだが、TUFOのはふんどしが内側のままになっているので、TUFOのタイヤにビットリアが「スポッ」と嵌ってしまうようであり、一瞬、650Cを間違って送ってきたのでは!と錯覚したほどだ。

ふんどしのサイズは同じじゃなきゃおかしいから、冷静に考えればこれでいいのですが…。

Tubular flap repair
Tubular flap repair

修理をするため、「何か圧着できるものがあったらいいな」と思ってハンズに出向き、四隅に穴のある適当な板を物色した。

本当は5㎝×5㎝程の板があればよかったんだけど、アクリル板は穴が開いていないし、補強部材のコーナーで一番適当なものを2枚、そして穴に合いそうなネジを一緒に買ってきた。
税込みで600円ジャストである。(写真右参照)

パナのリムセメントを開けるのに、縁にセメントがついていて手で開けられなくなっていた。(「チューブラータイヤ貼り換え③」参照)

プライヤーを使うと難なく開いたのでほっとした。
開かなくてキャップが壊れるのでは?と危惧していたからだ。

セメントを塗った後、金具で固定し放置をし貼り付け作業が完了した。
<シーラントについて>

シーラント、ボクはしーらんと

というのは置いといて、本当にボクは、シーラントを使う予定がない。

今回、前後の2本ともパンクしてないのに予防の意味でシーラントが入っていて閉口してしまった。
人によっての好みだと思うけど、シーラントは中で固まったり、バルブがくっついたりしてしまうリスクがあるので、シーラントが入った状態では、スペアタイヤとして持ち歩けないんじゃないだろうか?
そのため、軽くエアを入れた状態のまま放置(たまに向きを変えて)しているのです。

ちょっと話が脱線してしまった。

上のタイヤと同じ日に剥がしたもう一つのタイヤの「ふんどし」側に、びっしりとテープがくっついてしまった、という事があった。

これにも困っている。

最初は指で擦っていたんだけど、タイヤレバーを使用すると少しは楽に進むので、一応、暇を見ながら少しずつ、テープを除去している。

チューブラー生活一週間、ふんどし(フラップ)が・・・。

チューブラーを使い始めて丁度一週間が経過した。
これは、3回目のリムセメントをリムに塗り、また、タイヤのふんどし(フラップ)にも塗ってから、12時間以上放置してセメントが指につかないことを確認し、貼り付けて更に3日程置いてから使用を開始したホイールです。
つまり、貼ってからは10日ほどしか経っていないものです。

使い心地は、前回書いたように、乗り味は軽くてゴツゴツ感もかなり軽減している。
余りにも軽いので、インナーに入っているかと思い、シフトを操作してしまったりしている。(当然アウターに入っている状態だから何事も起こらない)

ボクの中では、カーボンはブレーキシューが異なる事と、日常使いの中でアスファルトが荒れている路面もることから、今後、カーボンホイールを導入する予定はないんだけど、この程度の軽合金ホイールでもチューブラーとしての効果があるので、カーボンホイールは更にかなりの軽量化が確実に見込めるという事が容易に想像できる。

もはや、以前のクリンチャーホイールへは戻れそうにもない。
インナーチューブも結構な量を買い置きをしてしまったが、どうしましょう。
この1週間での走行距離は大体220Km程度なんだけど、空気を入れる際にリアタイヤの「ふんどし」の一部がタイヤ側から浮いていることに気が付いたのであります。(写真赤丸参照)

Tubular tire flap remove
Tubular tire flap remove

ふんどしがタイヤから剥がれているという事は、タイヤ(ふんどし)とリムが「しっかり」と貼りついている事の証でもあるので、取り立てて、どうってこともないんだけど、やはりタイヤは価格なりだな~、と感じている。

この、Vittoriaの「STRADA」を選択したのは、以前書いた通り「安い」という事だけど、謳い文句が「日本国内限定モデル」となっていて、これを見た時に「???」となってしまった。

日本のロードレース、スポーツサイクルはかなり後進国だし、中でもチューブラータイヤはかなりマイナーなのに、なぜ「日本限定モデル」などと言うものが、国内メーカーからならばともかく、世界的にメジャーなブランドであるビットリアから発売されているのだ。

まぁ、もしかしたら他の国においてもそれぞれ限定モデルと謳って販売しているかもしれないが・・・。

折角マイナーなチューブラータイヤを安価で「日本国内限定モデル」として販売してくれているんだから需要がなければ販売打ち切りになってしまう、と思い購入したのです。
ボクの想定していた貼り付け強度はもう少し弱くて、パンク時の交換作業を考え「適度に貼りつき、剥がしやすい」という絶妙な強度になっていると思っていたので、このような症状が出るとは思ってもいなかったのです。
ちなみに、圧はWOの時とさほど変わらない(F)6.5(R)7.0という、このタイヤの下限であるため、圧を加えすぎて剥がれてきたとは思えない。

予算の関係上、このストラーダのような細いチューブラータイヤを使うから、太めのCX22は今回見送ったが、ふんどしのはみだし量も結構あるし、次回ホイールを組む際は32穴でCX22を使っても大丈夫そうだという事がわかり・・・。(ちょっと悪い考えが浮かんできてしまっているのです。)

チューブラータイヤ貼り換え③(タイヤ貼りと試走)

こ最近は、いい感じの秋晴れが続いてくれたので、屋外での作業も捗っている。

ホイールにセメントを塗ったまま放置できるのである。

もっとも放置するのは昼間だけで(塗る作業は朝に行っていた)夜には一旦屋上の出入り口に取り込んでいたのです。(実際取り込んだ後に、通り雨が降ってきた。昼間も降ったかもしれないけど…)

さて、タイヤの「ふんどし」にもセメントを塗ることにした。
セメントはここ数回の作業で、濃くなってきてしまった。

「ふんどし」部分はコットンだから素早くしないと染み込んでしまう。
リム側は大体一刷毛で、3~4スパン塗れたけど、この「ふんどし」側は、セメントが濃くなってきたこともあり、あまり先に進まない。
中心部に合わせ塗った後に刷毛の幅に合わせ伸ばしていく。
今回使用するリムの幅は狭いので、「ふんどし」のVittoriaの文字からはみ出さないようにした。
いや~、まいった。

この作業を続けると、セメントが糸状に伸びて、そこら中が「蜘蛛の巣」状態になってしまったのです。(写真上参照)

当然、これまで気を付けていた「セメントの缶の縁」付近も蜘蛛の巣状態になって、しょうがないから作業後にシンナーでふき取ることにした。

新たに買った3本とも塗り終わり半日放置して(リムに塗るより時間がかかった!)いよいよ貼り付けだ。

「実はタイヤが届いてから、一旦リムにはめて、伸ばしておいたのだ。」
っと「余裕で」嵌めてセンター出しまでして完成!

の予定だったんだけど、年で、筋力が落ちているのか「最後の方」に行かないのです。

「最後の方」っていうのは一般的な最後の方(10㎝位)、ではなくタイヤ1/3~1/4位の部分なのです。

セメントは効いてきたし、焦って、先日使ったタイヤレバーを駆使し、何とか嵌めることができたのです。

「こんなに苦労したっけ???」
「チューブラー はめる 固い」とグーグル先生に聞いたところ、結構、皆さん嵌めるのに苦労していることが分かった。

貼りついてしまったが、エアを入れたり抜いたりしながら、タイヤレバーを駆使して、センター出しを行って完成。(写真下参照)

「ふんどし」の「文字」を目安にすると左右の「はみだし」が分かりやすい。

後から行った、フロント側でも同じようにしたんだけど、バルブの位置で微妙に歪みが残り、補修しきれなかった。
そもそもバルブ付近は最初に嵌めて位置決めをしているのに「ナゼ???」と言う感じであったのですが、日常使いだから、これ以上気にしてもしょうがない。

念のため入っていた箱を確認すると「Made in Thailand」と印字されていて、噂は本当だったと認識をしたのです。

vittoria strada 21c
vittoria strada 21c

適当なところで、ポジションを決定し、空気を入れる。
セメントのリムへのはみ出しも見当たらない。

実は、このホイール(キンリン TB-25)の導入にちょっと躊躇ったのは、ハイトがいささか高いという事でありました。

現代では25mmのハイトなんかミドル以下(何と50mmでミドルと呼ぶ時代!)になってしまうけど、ボクはエクステを使わないので、バルブ長が足りるかどうか、が気になっていたのです。

結果、「ぴったり」でした!

ポンプのヘッドを差し込むと丁度いい感じなのです。

今まで使っていた25cより細くなった分、圧を少し上げることにし、F6.5・R7.0付近まで入れてから車体に取り付け、ブレーキの位置もそのままで大丈夫でした。

当たり前なのですが、クリンチャーのホイールは622なんだけど、このキンリンのホイールのサイドステッカーに「632」と書いてあったので、ブレーキシューの位置の微調整が必要になるかな?とアーレンキーを用意たが不要であった。

一応、予備タイヤを用意して30Kmほど走ってみました。

タイヤは安物だけど、しなやかである。
もっとも、今まで使っていた、パナの「ツーキニスト」がカチカチの代表格だから、比較のしようがない。

TNIのハブはシマノのと比べるとラチェット音が目立つ。これは慣れるしかない。

加速をすると「ヒュンヒュン」と「扇風機のファン」が回っている時の風切り音が聞こえてきて、これがエアロスポークというものか、と変に納得してしまう。

走り自体も、かなり軽くなり、平地では抑えめにして乗らないと危ない?!

チューブラータイヤ貼り換え②(リムにセメントを塗る)

ムセメントとタイヤを購入した。

う~ん。やはり“チューブラー”、かなりマイナーである。

アサヒさんやY’sさんなんかの大手のショップでさえ数種類の銘柄しか置いていない。
これより小さなところでは言わずもがな。
まぁ、ある事はあるんだけど“高級品”が中心で(今、チューブラーを使う人は高級カーボンホイールから流れてきたレース志向の人が多い?)ボクのようなホビーレーサー向けは限られている。
そんな中、以前から通販でお世話になっている「ワールドS」さんでは、かなりの品揃えが見込め、そして割引率が大きいものもあった。

ワールドSさんはヤフーショップにも出店していて、本家よりは少し割高だけど、ポイント還元を勘案してヤフーを通じて発注することにした。

タイヤはビットリアの「STRADA」を選んだ。選んだというより「最安」だったからなのだ。しかも「日本限定??」。
Wサイクルさんには、今回購入したVITTORIAの他、お手軽価格で定番のパナやTUFO、懐かしの?ソーヨーもあって、次回以降何を購入しようかな、と楽しみにもなる。
クラシカルなクロモリフレームだからスキンサイドのを注文したのだけど、後日欠品でスキンサイドは1本しか入手できないというメッセージが来たので、2本は「ブラック」にしてもらった。

一応、パンク時の予備も考慮して「3本」発注したのだ。
そして、パナのセメントと、ビバ(サンエス)のクリーナー(詳細は次回)も他店より安かったから同時注文したのである。(写真上参照:セメントとクリーナーは立てて入っていたが見やすいように横にした。また、商品管理用のシールが付いた外袋に入っている状態のままである)
剥がした後のリムはセメント仕様にするので、やすりをかけてやる。
パンク修理で使う粗目のサンドペーパーでやすりをかけ、パーツクリーナーで脱脂する。
ここまでは、室内で作業をすることができたが、セメントを塗る作業は匂いが充満し、健康に害があるので屋外の方が良い。

さてっ、どこで作業を使用かな?っと考えた挙句、ルーフバルコニー(屋上)の園芸側でない北側(「睡蓮鉢に謎の虫大量発生?(虫が嫌いな方は要スルー)」20210830・その他「ガーデニング」カテゴリー参照)に、ずぅっと使っていない廃車のフレームが転がっているのを思い出した。

そうだ、これをそのまま使えば早い、とばかりに、一升瓶が入っていた「通箱?」でリアのリムも床に当たらないように調整して作業を開始。(写真下参照:作業中の様子。折り畳みイスの上に敬意を表し「Wサイクルさん」の箱とセメントとクリーナーを入れて撮影)

パナのセメントを開封すると、セメダインの匂いである。

新品だから縁までたっぷり入っており、キャップに付属している刷毛に纏わりついてくる。

丁度、駄菓子の「水あめ」程度の粘度で、中々垂れきれなく、ちょっとでもずれると「縁」に垂れてしまうので、横に向け回しながら上に抜く。
そして、2回目以降は奥まで戻さないように気を付けたのです。

それでも、結構な量が付いてくるので、3つほどのニップル間にまず垂らし、刷毛に着いたセメントが程よく減ったのを確認してから、それぞれを伸ばしていく。
この刷毛のサイズがちょうどリムの幅にピッタリで作業の効率は良かった。

ニップル穴の縁に付いたセメントも逆方向になぞってやるとうまく取れてくれたのだ。
10分ほどで塗り終わったので、一晩置く。(おやすみなさい)
と、寝ている場合ではない。

TU_tire vittoria
TU_tire vittoria

一晩置いたところで、接着面を確認する。
よく乾いているし、いい感じの厚みも出ている。
このままでも行けそうだけど、2度目のセメントを同じように塗ってやる。
セメントは乾いていたが、一回目と違いリム面がテカテカしていて「塗ったかどうか」がわかりにくくなるので、より作業は慎重になる。
セメントは、やはり、セメントの入っている缶の縁に糸の様に垂れてしまい、部分的に「蜘蛛の巣」のようになってしまった。

ここで更に一晩置く。(おやすみなさい)

「おやすみなさい」と2晩続けたのだけど、今塗っている作業は、文字通り「ベッド」と呼ぶ部分を作っていて、チューブラーの「ふんどし」を安定して付ける「寝床」になるのだ。
セメントの残量を確認すると、見た目、八分目くらいまで残っていた。

約20G消費した計算である。
前後リム×2=4 だから
大体1回あたり5~6gぐらいの消費量であろうか。

先に、全体の重量を最初に計っていなかったのは、うかつと言うほかない。

後で「ふんどし」に塗る事を考えても、十分な量が確保されているから、3回目も塗ることにした。
この幾度にわたる作業が、セメントを敬遠させる原因になっているのだろう。
ボクは普段、細かいことや面倒なことは嫌いなんだけど、こういう作業は何故か苦にならない。
最初の手順を丁寧にやった方が、後々楽になるという事が身に付いているからである。

今回で言うと、これだけ手の込んだ作業を一度我慢すれば、テープの様にタイヤ交換(パンク)ごとに一々張り直す必要がなくなり、現場で「タイヤだけ」の交換で済むからである。

チューブラータイヤ貼り換え①(テープ止めのタイヤを剥がす)

回(「生きてるうちにチューブラー?!」20230921参照)の続き
届いたホイールにはTUFOのTUFO S3 Liteが貼ってあり、空気を入れればそのまま使える状態であった。
ところが、これは「チューブラーテープ」という聞き慣れないもので貼ってあるという事である。
「チューブラーテープ」とはどんな物なのか?

色々なサイトを参考にしたところ「チューブラーテープではタイヤを取り換えるごとにテープも張り直しをする」ため、パンクをした時も「テープと予備のタイヤを持ち歩き、パンクに対応する」ということで、本当はテープを剥離してから新しいテープを巻きなおして、その上からタイヤを貼るというのが正解だそうだけど、出先(パンクした路上)で古いテープを剥がすことは事実上不可能だから、緊急時として古いテープが残っていてもその上から新しいテープを貼ってタイヤを取り付け帰宅後、時間をかけて綺麗に整える、という事がわかった。
このまま使って1回目のタイヤ交換時にテープからセメントに変えるという事も考えたが、その間に出先でパンクしてしまったら一巻の終りである。
このリスクは大きく感じた。

どっちみち、タイヤ本体の他に、この「テープ」が必要で荷物になるし、テープの市価も結構なお値段のようだ。
それと、取り付けてあったTUFOのTUFO S3 Liteは軽量で普段使いには勿体ない。
(実際、調べてみたら自分では購入しない価格帯だった!)

セメントだったら、出先でパンクしても使い古しの(パンク修理後の)タイヤを携行していれば交換するだけで済む。

ということで、折角テープで貼ってあるタイヤだったけど剥がすことにした。

これが中々厄介で指で挟んでこじってやるがビクともしない。

それならば、と100均(Dソー)で以前購入した、パンク修理キットに入っていたタイヤレバー(ツーキニストに負けて曲がってしまった物だけど)をパンク修理時と同じ要領でバルブ側の反対側に挿してみることにしたのである。
(写真上:わかりにくいのでテキストで補足してあります。)

tape remove
tape remove

すると、“するっと”(ダジャレではありません)入って行くではないか。
(※)少し剥がした時点で分かったのだが、前のオーナーもパンク修理やタイヤ交換を考えて、バルブ付近だけでなく、このバルブの反対側にも空白地点を設けてあったのだと推測できるのだ。(※)

少しずつ、タイヤレバーを使って拡げていき、指が入るようになってから、手で「ベリベリッ」と一気に剥がす。

ところが、なんか感触の違う部分に差し当たったので、よく確認してみると「ふんどし(クリンチャーで例えると“リムフラップ”に相当する部分)」が裂けて「ふんどし」がリム側に残っていた。

このままでは、まずいので、一旦戻してから作業を再開する。

タイヤは外すことができたが、リムにはテープが張り付いたままである。
ホイールからタイヤを外す作業に中々着手しなかっら理由はここにある。
(届いてからちょうど一ケ月ほっといてしまった!)

残ったテープを剥がすのが大変なのではないかと想像していたからである。
しかも、タイヤ側の接着面には“多少の”粘着力が残っており、通勤時に都心部でパンクした際、タイヤ交換しても「緊急的に」使用できるレベルなのであった。

リムからテープを剥がす作業は、実際やってみると指でなぞったところから、ゆっくり引っ張ると綺麗に剥がれ、ちょっとペースを上げてしまうと「ニップル穴の付近で」切れてしまうが、思っていたより楽に、リムから剥がすことができた。
細かく残ったかすの部分は後でやることにして、同じ要領で、リアのホイールにも取り掛かる。

1回経験しているから、同じように「バルブの反対側」にタイヤレバーを差し込む。
いや、差し込もうとしたんだけど、かなりの粘着力でこびりついている。

やっとのことで剥がしてみると、何と“ご丁寧に”セメントで補強されているのである。
(写真下:わかりにくいのでテキストで補足してあります。)

いや~何という前オーナーでしょうか。
先ほどの(※)部発言は撤回させて頂きます。

前輪部に空白を作っておきながら後輪部は補強するって逆じゃないかな?。
どちらかと言えばフロントの方が大切なんですけど…。

そして、前輪と同じように剥がしてくと、今度は「タイヤ側」にリムテープが残ってくっついてきてしまったのである。

どっちに残るかわからないから、やっぱり「リムテープ」で接着した場合には、パンクに備えてスペアタイアと共にテープも一緒に持ち歩く必要があり、出先でのタイヤ交換はやはり手間と時間がかかりそうだ、と結論が出た。

「縁」に残っていた細かい“テープかす”を指でこそげ落とした後、後輪のリムに塗られていたセメントを手元にあったプラモデルの塗装で使う「Mr.うすめ液」(シンナー)で何度か拭いてやると、なんとか綺麗になった。
そして、折角タイヤがない更のリム(ホイール)状態になっているので、振れ、特に縦振れを見たけどほぼ振れがなかったのである。

このホイールは多分、どこかで作ってもらったけど、ほぼ使われずに長期間、納戸にでも仕舞ってあったものだと推測できるのである。

スペシャライズドさんのショップへ訪問してみました(自転車用の「くつ」番外編①)

クは、夏場のライド(ポタリング)時は大抵「サンダル」である。(「SPDシューズを幾つか新調しました①(シマノ旧モデル)(自転車用の「くつ」③」20220423参照)

サンダルといっても一般のビーチサンダルなどではない。

実は中学生の頃、釣りに行くのに(ビーチ)サンダル履きで自転車を漕いでいたところ、川に差し掛かるところの下り坂に落ちていた角材の破片を踏んでしまい転倒したことがある。
まぁ、何か落ちている物を踏んで転倒することは、年に1回はある事なんだけど、この時は転んだはずみで自転車が信号待ちで止まっていたトラックの丁度真下に入って行ってしまい、慌てて取り出したのだが、足の爪が水平に割れてしまった経験がある。

この時の話しは、詳しく語ると長くなるので割愛しますが、SPDサンダルはソールが固く、しかも、足を包む形になっているので、転倒しても地面などに直接足をぶつける心配がないので安心なのです。

しかし、最近は朝晩は寒いくらい涼しくなってきて、そろそろサンダルシーズンも終わりになるな。
と思い、シューズの衣替え?をすることにした。
サンダルのクリートを中心に手入れして仕舞い、シューズを出してくる。

ここで、ちょこっと新しい物があってもいいなぁ、と変な気持ちが持ち上がってきてしまったのです。
ボクは、ちょくちょくWebで自転車関連の用品を検索したりしているので、広告にかなりの頻度で関連物が表示されるのである。

その中に、今回のスペシャライズドさんの広告もあって、希望価格と販売価格が交互にGIFアニメで表示されている。

中々、お手ごろな価格にも見えたので、サイトを尋ねる。

公式オンラインストアには、アウトレットコーナーがあり、大体30%off程の値段設定になっている感じである。

その中に、お手頃な価格でMTB(XC)用の(シマノで言うと「MT-」とついているやつ)シューズがあったため一つの候補にする事にした。

ところがサイズ感がわからないので、一応試着して確認しておきたいという思いが募ったのです。
そこで、店舗を検索しようとしてHPを下へスクロールしていくとスペシャライズドストアという項目があり、銀座にあるという事が分かった。
リンク先を確認すると京橋駅の近くという事で、恐れ多いと思われたが訪問することにしたのです。
現地に差し掛かったので、気を付けながら進んだのですが、看板(建物には「SPECIALIZED」と文字がかかっているだけ:写真参照)や自転車などが道に広がっていないので通り過ぎてしまった。

Specialized Ginza
Specialized Ginza

銀座線の京橋駅入り口が近くに見える。
いざ、到着すると、改めて敷居が高いと感じたのですが、思い切って中に入ってみました。

「何かお探しですか?」とお姉さん(今回は本当に若いお姉さん)が声をかけてくれる。

シューズのサイズを確かめたくて来た旨を言うと、サイズを聞いてくる。

大体、いつも(ヨーロッパサイズで)41位なんですけど、と伝えると目の前に並んでいるロード用のシューズの中から一足を取り出した。

ダイヤル式(スペシャライズドではBOAというシステム)の最新モデルの様で、かなりお高い(40000円程)物である。

こちらでどうぞ、とそばに設えてある“スツール”に座るように即される。
ここでも、恐縮しきりである。
履きやすいように足を入れる部分を開いて片側を渡してくれるので、試着をする。

「このダイヤルを回して締めてみてください」と補足してくれる。
初、BOA体験であった。

「このサイズでちょうど良いようです」と感想を言うと
「脱ぐときは、ここ(ダイヤルの部分)を手前に引いてもらえば緩みますよ」と手に持っていた試着しなかった方のシューズを手に取り実演してくれた。
少し力を入れて、と教えてくれたので、おっかなびっくり言われたように、締まっていたダイヤルを引っ張ると、あっという間にリリースされたのである。
これには感動してしまった。

「ありがとう。大体サイズ感がわかりました。」と脱いだシューズを渡しながら、お礼を言い「HPにあったMTB用のシューズを考えているんだけど、サイズ感は同じぐらいですか?」
と核心の部分をズバリと聞いてみた。

すると、「いいえ、ロード用とMTB用では違いますし、同じロード用でもモデルによって(サイズ感は)微妙に違ってきますよ」と回答があった。

“えっまじかよ”←心の叫び。

「本当ですか!?」と、言葉が出てしまった。

それでも終始笑顔で対応し、丁重に送り出してくれたのである。

生きてるうちにチューブラー?!

クが熱心に自転車の活動をしていた当時、ロード用タイヤはチューブラー一択であった。
今みたいに技術が進歩しておらず、WO(クリンチャーという言葉も当時は聞かなかった)は乗りごごちがかなり悪くなる、とかの理由を聞いた事がある。
いつかは、チューブラー(チューブレスではありません。念のため)に戻りたいな。と希望しながら年月が経ち、そこまでの物でもないし、などと葛藤しながら過ごしていたんだけど、昨年購入したバイクが余りにもクラシカルでチューブラーに対する熱がまた大きくなってしまい、約1年にわたり物色をしてきたのです。

かなり前から、チューブラーリムは、ほとんど絶滅種になっていて、シマノの完組とか、その他のメーカーのカーボンホイールの選択肢で予算的にまず無理だ。
個人の趣味の範囲なので、低予算になる。
そして、最近はそれに拍車をかけ「リムブレーキ仕様」のチューブラーホイールそのものが少なくなってきてしまった。

以前にも書いたかと思うが、ボクは、今後も含めディスクブレーキを使う予定はない。
新たな工具が必要になり、セッティングや調整の技術も身につけなければいけないし、ホイールごとに「ディスクブレーキのローター」を取り付けることになるだろうし、第一、保管(輪行)の時に邪魔になると思う。
だいたい、現在使っているキャリパーブレーキに何一つ不満がないのである。

リムブレーキ仕様の完組をヤフオクあたりで物色するも、カーボンの物が多く、リム(ホイール)そのものが高いばかりかカーボンリム対応のブレーキシューは1ペア5千円ほどする。
そして、アルミ合金のクリンチャーを使う時にはブレーキシューも併せて交換する作業が必要になるため激しく却下。

アルマイト処理のマビックやアンブロッシオ、アラヤなども出品されたりしたが、状態が悪いものが多かったので入札を控えていた。
アラヤがリム製造から撤退したのは痛い。
こうなったら新品しかないと、最終的に比較したのは今回購入したTB25とTNIのCX22である。

TNIのリムはキンリンが製造元のようなので、同じメーカーでの比較である。
CX22はリム高が低く、軽量であるので理想であるが、やはりシクロクロス仕様のためリム幅が少し太く使用予定のタイヤ幅では持て余してしまいそうである。
しかも、“リムブレーキ仕様”と“ディスクブレーキ仕様”があり、注文時の間違いごとが起きるかもしれないという事でTB25に絞ることにした。
調べていくと、「パックスサイクル」さんでTB25が税込み約3500円(黒の32穴限定)で入手できる事が最終的な決め手になった。
このTB25は歴史が古く?家にあった「自転車パーツカタログ2011年版」にも載っている。
32穴のハブを使いまわし、(今使ってるAR-713が23mmだから単純に)2mm短いスポークを買い揃えることにした。

そして1本3500円だから送料無料(11000円以上で無料)にするために3本買ったらいいんじゃないか、という結論になった。
これはスペアを手元に置いておけるというアドバンテージにもなる。

TNI TB-25 TUFO
TNI TB-25 TUFO

と、注文しようとした刹那、ヤフオクに今回入手したホイールがとってもお手頃価格で出品されたのである。
「TNI(NOVATEC)のハブ」と「エアロスポーク」という、TB25のボクのイメージとは、ちと勿体ないものがあるが、自分では絶対チョイスしない組合わせであったので、今回これを狙う。
入札ギリギリを狙ったところ、なんと入札を忘れてしまい、落札者なしで流れてしまった。痛恨の出来事であった。
入札がなかったのが不幸中の幸いとばかりに「再出品してくれないかな」と祈る気持ちでチェックをしていると値下げして再出品してくれたので、値下げ前の金額で早めに入札をした。
何人かの入札もあったがギリギリ落札することができたのである。

プチプチにくるまれただけの状態で届いた。TB25、聞きしに勝る剛性感である。
そしてなんといっても“軽っ!”と持った瞬間ビックリしてしまったのです。
今使っているAR-713+r300ハブ+14Gステンレススポーク+パナのツーキニスト(これだけで350G近くある!)を日頃(メンテのために)持ち歩くが、一目瞭然?なのである。

丁寧に巻かれたプチプチを苦労して剥がし、検品をした。
全体的に使用感の無い、きれいなものである。
前後、TNIのハブ28穴で、フロントラジアル、反ドライブ(反フリー)側もストレートで組んである。
そして、ドライブ側はタンジェントだ。
ここで、違和感に襲われた。4本組で組まれているんだけど、まさかの“逆イタリアン”なのだ。(写真参照)
眼をこすって落ち着いて見なおしたが、間違いがない。

気を取り直してスポークを見ると「SAPIM」の刻印があるのに気が付いた。
「SAPIM」もボクが組む場合には予算的にも選択肢にないブランドなので新鮮だ。
ニップルはアルミだろうか。

TNIのエボリューションと思われるハブに目を移すと、ここでも違和感があった。
反ドライブ側のシャフト部分が長く、フランジ間が狭くなっている設計である。
フランジ間は広い方が安定するんだけど、空力とかを考慮してるのかな?

タイヤはTUFOのTUFO S3 Liteが“しっかりと”貼付けてある。

使い古しか?と思っていたけど、経年劣化は見られるもののトレッドはしっかり残ってあり、走行距離、実使用は少ない感で、そのまま使えそうだ。

もっとも、このまま日常使いするのはもったいないスペックで、決戦用に取っておきたい感じなのである。

八重洲出版さんへ初訪問?!

クが日頃お世話になっているN社のM氏から、今度八重洲出版さんへ行くんだけど、時間あれば一緒に行きませんか、とお誘いがあり、その日(今日ですが)は、特に予定もなかったので約束をして、一緒に訪問しました。

1時に八重洲出版社さんのビル前で約束したので、5分前に到着したんだけどM氏はまだのようだったので、来ると思われる「八丁堀駅側」で待つこと5分。
丁度1時に落ち合ったのです。

やはり道路に出て待っていたのは正解で、「八重洲出版さんのビルは~」とキョロキョロ探しながら歩ているので、「こっちですよ」と案内し、あまり時間をロスをすることなくビル(エイトビル)に入れたのです。
M氏がそのまま進もうとしたので、「ここで受付するんじゃないでしょうか?」と受付(守衛さん?)のある方を示す。
「サイクルスポーツのS氏と約束があるんですが」とM氏が受付の守衛さんにいうと、電話をしてくれて、中から出て来ると「4階に上がって欲しいということなので、これ(エレベーター)で4Fに行って下さい」とボタンを押してくれる。

エレベーターの右には階段があり、そこに単車がオブジェとして飾ってあって、“八重洲出版さんに来た~”感のオーラがあった。

4Fに入ると、自転車屋さんのような空間があり(写真上参照)、編集室は資料の棚とかでいっぱいである。
数人の方がお仕事をしているだけだ。(写真下参照)

Cycle Sports
Cycle Sports

S氏と雑談を交えながら話を進めていくと、サイクルスポーツ紙の読者は若い人だけではなくって70代の読者もいるそうである。
聞くと、自動車免許を返納した後の移動手段として自転車を始める人が多くなっているという。
足腰が弱くなってからでは間に合わないから、息子さんとかがプレゼントをして始めるパターンだそうだ。
そして、普通のロードやクロスバイクなんかではなく、最初から「Eバイク」でデビューするらしい。
その後、頃合いを見計らって、免許返納を勧めるというのである。

「先日参加した“岡山の熊野古道”のサイクルイベントでも2日間で330キロを(自転車を)初めての人たちが楽々完走してましたからね」
とS氏はEバイク推しである。

そして、M氏が「学生時代に(自転車)競技をやっていた人たちも読むんでしょうね?」と質問した時に「いや、逆にそういう人たちは読まないんですよ」と即答があり、ボク自身がそうなので、良くわかってるもんだと思わず微笑んでしまった。

M氏が「(今度出るツールド能登で)Eバイクを借りることになったんですけど、100Kmとか持つものでしょうか?」
と訊くと、「今のEバイクなら大丈夫ですよ」と答えがあった。

「Eバイクのメーカーってどのあたりですか?」とM氏が聞くと「国内だとPanasonicじゃないでしょうか」
「世界的には?」とM氏が畳みかけると「ジャイアントなんかも作ってますがヨーロッパのメーカーは、ほぼ全部の自転車メーカーで作っているんじゃないでしょうか。とにかくあちらは自転車先進国で、歩道と車道とは別に自転車専用のレーンがあって、そこに自動車が駐停車するとすぐに違反切符を切られるシステムなんです。そこへ行くと日本は自転車後進国ですよね」とボクが日頃思っていることを代弁してくれた。

(Eバイクに)乗ってみませんか?と誘ってくれ、何台かEバイクがある中、入口寄りに置いてあった「Specialized」を選んで、編集室を出る。
「これは40万円するんですよ」とびっくりすることを言う。

エレベーターの扉が開いたところ、一人乗っていて、その方は「一緒にどうぞ」と言ってくれたんだけどS氏は「先にどうぞ」と言い、「このEバイクは軽いから階段で行きましょう」とS氏がそのまま持って階段を降り、目の前の一通の道路に出る。

「軽く踏むだけで進みますから」と言われ、まずはM氏が体験する。
20mほど進んだところで折り返して戻ってきた。
ボクは興味がなかったのでスルーしようとしたが、どうぞと言われ乗ってみたのです。

家にあるアシスト自転車と同じで踏み込むと加速されるんだけど、パワーの掛かり具合が凄くてボクは30mほど進んでからUターンした。(つまり、M氏よりトータル20mほど多い距離を体験した)
アシスト(Eバイク)のこの加速が、ボクは怖い。

S氏のところに戻ってから、このことを言うと「だから(アシストでなく)Eバイクって言うんですよ」と言い、M氏とボクに、切り替え表示を見せながら、このパワー切り替えをうまく使えば200Km位はバッテリーが持ちますが、登りが多かったりすると、どうしてもパワーモードにしちゃうんですよね。そうすると距離は短くなってしまします。
等解説しながら、エレベータに乗り込む。

M氏が「縦にして入れるんですね」と言うので、ボクが「マンションなんかだとこうしますよね」と補足的なことを言うと、S氏が思い出したように「このバイクは電源が取り外せないから車体ごとコンセントの近くまで持ってける環境の人でないと維持できませんね」と説明する。

編集室に戻ってから、「BESV」の折り畳みタイプも奥から出していてもらい、「これも電池が内蔵されてますが、折りたためるから何とかなるかな。だけど、ちょっと重いですね」というので、持ったところ確かに重いかな~。

今度一緒に走りましょう。と約束をし、エイトビルを後にしたのである。

1年乗ってのチェーン交換?!

年購入したロードバイクが(「終の自転車を購入」20220720参照)乗っていて大変楽しいので、ほぼ1年にわたり、セカンドバイクと交換せず、乗りっぱなしである。
とにかく、他のバイクと比較して、固すぎず柔らかすぎず、いい塩梅で、加速性もいいし降りた後に疲れが残らない。
10万円程度のつるしとは思えず、フレームパイプはオーダーで作っている他のフレームと同等品なんじゃないか?と思っている。

そして、春先からチェーンに遊びのようなものを感じる様になり、シフトチェンジも少々渋い感じになってきて、「一度ノギスで確認しないと」と思いノギスを探したんだけど、こういう時に限って出てこないまま時が経ってしまった。
世の中に「チェーンチェッカー」なるものがあるがボクはどうも買う気が起きないのである。
何といっても「単なる」金属の板に1000円(最低価格である)出す気にはなれないのだ。

この自転車を買ってからどれぐらい距離を乗ったかな~、と頭の中でざっと考えてみる。
少なくとも4千キロ~5千キロ位は走っている。
最近流行りの11sや12sであれば即アウトである。
ボクは9sで揃えているので、それらよりは耐久性はありそうだし、使い方も”ゆるポタ”程度だし、シマノのHG-53が取り付けてあったので、ギリギリ大丈夫かな?っと、だましだまし、使ってきてしまった。

交換するには、チェーンが必要だ。
アサヒさんやY’Sさんあたりで物色をすると、「えっ!今、こんなに高いの??」というレベルになっている。
同じHG53で3000超えだ。

しょうがないのでヤフオクを見てみると、こちらもまともなメーカー(「シマノ」「KMC」あたり)の物は数が少なく、聞いた事が無いブランドの物がいくつかある。
しかし、直接力が入る部分なので、信頼できるブランドでなければ怖いため、パス。

そうこうしているうちに一昔(20年)前のモデルだけど、今回落札したHG73が出品されたのでクーポンを使い即決で落札した。
送料を入れて、2000円以下で済む。

shimano CN-HG73
shimano CN-HG73

チェーンの付外しに「チェーン切り」を使用しないチェーンに交換したのだけど、長さを調節(短く詰める)には、結局チェーン切が必要である。(「チェーン交換(魔改造!?)下(取付編)」20201127参照)

ちゃんとした「チェーン切り」を買うことにして、物色。
色々なメーカーから出ているOEMの普及帯(1500円程度)を購入しようかとも思ったのだけど、どうせなら、ちゃんとした物の方が結局安くつくと思い、候補をシマノプロとシマノに絞った。
シマノのチェーン切の上級タイプ(プロショップ用)は1万円なので流石に手を出すわけにはいかない。
シマノプロとシマノの普及帯では価格差がさほど目立たなかったので、安定感のあるシマノのTL-CN28をやはりヤフオクで調達した。

台風もノロノロで数日前の予報では今日は雨の予報だったが、朝からいい天気で、交換作業をした。

チェーンを取り外すため、早速、上記のチェーン切を使ってみる。
遊びがなく安定しているので、寸止めカットもお手の物だ。

チェーンはさすがに油まみれで、汚れ切っているので、今回は新旧のチェーンを並べての伸びの実証はしてません。

プーリーの掃除もセットである。
これは今回のことだけではないんだけど、プーリーには何故か髪の毛が絡まっている。
いったい誰の髪の毛なんだろう?

取り付けてあったチェーンは110リンクであった。
スプロケを交換したので、多少長いとは思いつつ普段何か不具合があるわけではなかったので、同じ110リンクで今回のチェーンもカットした。

シマノのチェーンなのに、なぜかアンプルピンは入っておらず、ノーブランドのミッシングリンクが同梱されていた。

何も考えずに取りつけを行い部屋に戻って一息を入れた時、“はっ!もしかして、112リンクになってしまったのではないか!?”と気が付き、確かめると、しっかりと112リンクになってしまっていた。

ミッシングリンクを挟むことで2リンク増えることを失念してしまっていたのである。