翌日は8時にフロント集合という事なので、寝る間もなく起床し、シャワーと朝食を済ませる。
朝食はバイキングなのだが品数がなく、量だけのバイキングと言う塩梅である。
ここ(古賀)から周船寺(これを「すせんじ」と読むというが、違和感たっぷりです)まで電車での移動だ。と言っても、いつものように自分ではわからないのでIさんと合流したAさんに連れて行ってもらったという方が正しい。
周船寺まで来たのは「懇親ツアー」に参加することになったからなのです。この「ツアー」の存在は1か月前位に判明し、Se社の通称「こまっぴぃ」さんが「S代表はこういうの好きだから行くことになると思いますよ」と予言されていたのである。
車で帰京するので、遅くても午前中には福岡の地を後にしなければならないスケジュールだったので、うちらは「セーフ」となるはずだったのですが、昨日の懇親会で「ぜひ」という主催者の方のお誘いにS代表も「帰京組も参加しましょう」という鶴の一声になったのである。
「こまっぴぃ」の予言的中であった。
それでも、お昼ごろまでに失礼できれば、と帰りの計画を練っていた。
案内されたのは、切り絵のギャラリーで招待してくれた方の亡くなったお父さんの作品だという。
この辺りのくだりはグーグル先生に聞いてもらえばweb上にいくらでもあると思うのでここでは割愛します。(興味のある方は「福岡 喫茶 切り絵」等で検索してみてください。)
そうなのです。興味のある人だけ詳しく知ればいいのです。(この行は声を「大」にして読んでください)
お父さんの経歴とか、ギャラリーを運営する下りは説明としては必要だし、切り絵についても最低限の説明なら必要なのはわかるのですが、手法とか、その道に精通している方でないと理解できないことまで、全員細かく聞くことになってしまったのです。
まあ、気持ちはわからなくはないのだけど。
説明の後、コーヒーとケーキを頂いて、ちょうどお昼の時間になったので、やっと解放、と全員が思った(と思う)ところ、折角来たのだから福岡の名所を案内します、ということになった。
東京まではどれくらい時間かかるんですか、と聞くので「16時間くらいです」と答え、S代表も「私たちもこれから大阪に行くのですが、そこのホテルのチェックインが12時までなんです」と言ったところ、奥さんが、「この前あなたが一人で大阪まで運転したとき7時間くらいでしたわね」とご主人(今回案内してくれた方)に問いかけ、「6,7時間で着きますよ」という返答で、結局行かざるを得なくなってしまった。
行き先は「唐津」というところで、30分もあれば着くといわれ、K氏の運転で、後を付いていった。
30分走ったがなかなか着かない。同乗していたIさんがスマホで見ると「佐賀」に向かっていることが判明した。(佐賀まで行ったのが「オマケ」)
松林を抜け(これを見せたかったらしい)右手にある、バイキングの大きな看板のあるホテルに入っていったので、「またいつものバイキングじゃん」と言って車から降りたが、ホテルと反対の垣根を掻き分けて、砂浜に出てしまった。
ここでなぜか海とサーファーをバックに集合写真(?)
いよいよ昼食か。と思いきや車に乗り込み、来た道を引き返す。「今の何だったの?」車内は騒然とする。
松林にある「和風 欧風」レストランという(わけのわからない)ところに入る。
「うちではせいぜいパスタぐらいしかないから」と先ほどの奥さんが予約を入れていてくれたところである。
和風ではなく、どう見ても欧風料理のオンパレードで、メインのステーキ肉はとても柔らかい。ランチコースだから3千円位かな?と思ったが1800円と大変リーズナブルである。
恒例のじゃんけんでまた負けてしまった。さっきのケーキ+コーヒーに続いての連敗である。
H氏に「<(_ _)>また負けてしまった。」と言ったら「昨夜の支払いに比べたらかわいいもんです。」とカードで全員分払ってくれた。
「急かすようで申し訳ありませんが」と主催者の方から挨拶があり、参加していたうちのお一方を福岡空港まで送り(この時点で15:30を過ぎていた)、家路についたのでした。(本当の朝帰り)