チェーン交換(魔改造!?)下(取付編)

久々の3連休であった。
10月の3連休が体育の日が移動したことによるイレギュラー日程で、今年はなくなった。
(来年もかな?)
おかげで、晴れの特異日であった、かつての体育の日(10・10)がへそを曲げてしまったため、確か天気が悪かった記憶がある。(台風が来たけど逸れた時だったか?)

話題休閑
今回は予告通り、この連休の谷間の日曜日に、いよいよ取り付け作業を行なった。

まず、室内で前回(「チェーン交換(魔改造!?)上(準備編)」20201120参照)購入した、送料込み530円のチェーンカッター(最近はチェーン切とは言わないようだ。)で、新しく交換する「INTREPID」のコマを詰める作業をした。
そして、自転車を引っ張り出し、チェーンを切る作業に入る。

実は、どうせ交換するからと言うことで、ここの所ディグリーザーも省略していたので、とんでもなく汚い。

伸びきっていることも分かり切っているので、交換した古いチェーンの写真は割愛します。
ここで前回のヤな予感が的中!
精度が悪く、古いチェーンを切るのに、10分近く格闘してしまった。
チェーンの中心にあてがうのにも苦労をしたが、それ以上に、ハンドルを回すとずれてしまい、ピンの中心にカッターの“刃”がうまく嵌らないのである。
ハンドルの反対側にアジャスターが付いている(前回写真参照、ハンドルと反対側の黒いネジ。以前使っていた物には付いていなかったので写真を見た時に何か分からなかった。)
このアジャスターの中心は出っ張っていてスプリングが内蔵されている。

これが結構強いスプリングで、力を入れて押し込むと奥に入っていく。

左手でチェーン切を握るのだけど細くて力が入らない。
そのため、チェーンの厚みに合わせてハンドルを回し、ピンが少し押し出される度にアジャスターを緩めていった。

ピンを抜く途中で、曲がったり折れたりして、うまく動かなくなったらと思うと怖かったが、丁寧に時間をかけてチェーンを切ることが出来た。

前回の予告通り使い捨てにします。
まさしく“安物買いの銭失い”です。
これを間違えて捨ててくれればいいのに。(準備編参照)

チェーンがなくなったところで、パーツクリーナーを使い、クランク、スプロケット、ディレイラー周りを綺麗にする。
そして、いよいよ6月に入手済みの「INTREPID」の登場だ。

ミッシングリンク取付
ミッシングリンク取付

事前にリンク数を合わせてあるので、取付は簡単だ。

チェーンを新しくするときは、最初についているグリスを一旦すべてディグリーザーで除去してからチェーンオイルを差すのが一番いいと思うのだけど、ボクはウェスでふき取るだけだ。

そうしておいてチェーンを一番たるむ状態になるインナー×トップに引っ掛けてやり、左右のチェーンにミッシングリンクのピンを嵌めてからミッシングリンクの内側にある大きめの穴に入れる。
すると一瞬で繋がったのである。
外すときは一応専門の工具で、左右からこのピンを逆に押し込んでやればピンより大きな穴の所で外れるという仕組みのようだ。
これには甚く感動をしてしまった。
コネクトピンタイプだったら、精度の悪いカッターのせいで、取付にかなり苦労(若しくは断念)したことであろう。

ミッシングリンク恐るべし。

取付が終わってから、回転させると残っていた汚れが付いてしまったので、再度、パーツクリーナーを吹きかけた。
これでグリスも落ちただろうか。
前回の記事(「チェーン交換(魔改造!?)上(準備編)」20201121参照)を書き始めて、まだ「INTREPID」のチェーンがオークションに在庫があるかな、と思って見たら、まだ売っていた(便利なので、予備用に安く落札したい)。
取り付けてから、近所を試走したところチェーンが新しくなったということもあり、回転、変速が快適になった。

しかし、火曜日(11/24)に、都心部を走ったところ、上り坂でローギアにしたらリアが舐めて(歯飛びして)しまった。

このバイクは12・13・15・17・19・21・23・25Tの8Sのカセットなんだけど、インナーに落とし、トルクを掛けると19Tよりロー側だと舐めてしまうようになってしまった。
アウターだと、ぎりぎり21Tという所だ。
まあ、フロント34Tなので、これでも都心部では十分であるし、もともと14Tが無くて(15Tで回転が上がってギアを上げると一気に重くなってしまい不便)13-23に交換しようかと思案していたので、折を見て(また先送りか?)交換したいと思う。
しかしあれですね。
ボクみたいに、プーリーがなくなるというアクシデントで止む無くチェーン同士が「ゴリゴリ(ガリガリ?)」干渉するという事態になってしまったならまだしも(「プーリーが飛んだ?」20200604参照)、先日、ご法度の「インナー×トップ」状態でディレイラーのプーリ付近でゴリゴリとチェーンを擦りながら走行していた強者が先行していたのを目撃した時は参った。

思わず「インナー×トップってチェーン干渉するっけ?」と思い、目的地に着いてから実験してしまった。

今回交換することになった、延び切っているチェーンでさえも「インナー×トップ」でチェーンが干渉することはなかったので、「リンク数を間違えて付けたのかなぁ」と信じられない思いをした。

とにかく、人のことは言えないけど、チェーンが錆び切ってキコキコと音が鳴っているまま乗ってたりと、無頓着な人が多すぎる、と感じることが多い日々を送っています。

チェーン交換(魔改造!?)上(準備編)

夏の間はバックパックを背負っていると大変暑すぎるので、キャリア付きのクロスバイクをメインに使っている。(逆に冬場はバックパックのが背中が温かい。)
バックパックをフロントのキャリアに載せて、ベルトをハンドルに挟み片手で持てば背中が快適である。
そして、11月を迎えるころに涼しくなったので問題(「プーリーが飛んだ?」20200604参照)のバイクに久しぶりに乗り始めたのですが、先週末(忘れもしない11月14日)、変速時にトラブルも起きたので、文字通り待ったなしの状態になってしまった。
先送りにしていたチェーン交換にやっと着手したのです。
(先送りをせざるを得なかった理由はこの後判明します。)
(ここからは6月頃の出来事です。)
今回交換するのはシマノ2000番台の8Sコンポだ。

早速8Sチェーンを物色する。

デフォルトではHG40がアッセンブルされていたけど、折角だから少しグレードアップしたいと思いググっていると、“8sコンポで9sのチェーンを使うと良い”という意見がちらほらと散見された。

チェーンはやっぱりシマノが良いようだけど、ボクが使っている9s対応だと前回買ったHG-53が候補に挙がる。(「ウン万キロ走行での自転車チェーン交換」20180916参照)
しかし、今回は8S⇒9Sという冒険も始めるので別の物を探す。

HG93が、なかなか良いということも分かったがヤフオクを見ていると、シマノ互換で「INTREPID」という物を見つけた。

どんなものかと、調べてみるとチェーンをつなげるのにコネクトピンではなく「ミッシングリンク」という物を使う方式である。

これもいろいろと調べて行くと、カセットやディレイラーを掃除する際にチェーンを手軽に外せるし、3回くらいは使いまわしができる優れモノであるということが分かった。
そして、このミッシングリンクなるものも、結構なお値段がするようで、これを一つ付けて出品しているものを、ここの所良く使うストアで何度か入札して落札した。
(落札してから調べたら、このショップがR天で売っている値段とさほど変わらなかった。)

INTREPID9sチェーン
INTREPID9sチェーン

チェーン本体が届いたので、交換作業に入ろうとした。
しかし、事件が勃発(先送りになってしまった原因)したのです。

チェーンが届いたら、すぐに使うと思い(まだ、6月のことです)、ツールボックスに仕舞わずに、コンビニの小さめのレジ袋にチェーン切り一式を入れ、階段の端に置いておいたところ、丁度コロナによる自宅学習で家の片づけを「カミさん」から命じられていた娘が、捨ててしまっていたのである。

玄関周りには他の工具も散らばっていたが、流石にドライバーやプライヤーなどの一般的な工具は「工具」と認識したようで無事だったけど、知らない人から見たら「チェーン切り」なんて、何かが壊れた半端な部品程度にしか認識しないんだろうな。(見たことがない方は写真参照して下さい)

しかもご丁寧なことに、未使用の小袋入りシマノ9sコネクトピンも2本入れてあったので、Wでショックが襲う。

まあ、チェーン切りもノーブラの安物だし、気を取り直して購入することにする。

安物のツールセットに組み込まれていた物だけど、どうせなら元の位置に収まる物がいい。

なんてことを思っているうちに、別のバイクがメインになる夏になってしまったのです。

(現在に戻ります)

気を取り直してチェーンカッターを再度物色する。(まだ買っていなかった。)

ツールセットを購入したショップのサイトでは品切れになっている。
M太郎で似たようなものを見つけたけど、ネットでは送料が結構なお値段になり、送料無料になる金額まで別の物を追加で買うのも無駄なので、パスをした。
そして、ふとヤフオクで検索をすると、「チェーン切り」では見つからなかったが、「チェーンカッター」で検索しなおすと、送料込みで即決500円程度の業者が2社ヒットしたのである。

どちらも同じ物のようで6~10速対応の鋼製とあった。
どうせ、1年に1回使うかどうかなので、使い捨ての感覚だ。
チェーンカッターがオークションの出品者は月曜日に「ゆうパケット」で送ったと連絡をしてくれたので、水曜日には届くだろう、と思っていたけど木曜日を過ぎても届かず、昨日無事?に届いた。(写真参照)
ビニールのパックに入れただけで封筒に入っているだけで、かなりチープである。
ちょっと不安がよぎるが、この連休を利用して(明日には)交換する予定です。

20年物のヘッドホン復活作戦?!

11月も下旬になり今年もあと「1ケ月」という所にきてしまった。

今年はコロナ騒動で1カ月余りの自粛期間があったり何かとイレギュラーだったから、感覚としては1ケ月ずれてしまっている。
それに、今週の陽気も例年では10月(いや、9月か?)頃の秋晴れの陽気である。

時差ぼけならぬ「季節ボケ」に陥っているのはボクだけでしょうか?

多分、このブログでも何度かMP3プレーヤーのことに触れたりしているので、読者の方の中にはボクがイヤホンタイプのヘッドホンで音楽を聴いていることをご存じの方もいると思う。

ところがここ数年、特にこのインナーイヤーヘッドホンが原因で難聴になる若者たちが増えてきているし、最近では耳の中にカビが生えてしまうという症状から中耳炎になり、難聴になってしまうという例も増えてきたということが分かった。

確かに長時間使い続けていると、耳の中が痒くなるので危険を感じていたのである。

そこで、ヘッドホンを新調しようかと物色をしていたのだけど、古いヘッドホンを引っ張り出すことにした。
ソニーのMDR-CD470という物で、当時5000円くらいであった。
春先に見つけ取り出すと、ボロボロだ。

今回交換しようと思った耳あての部分のパッドはおろか、触る度に老化したプラスチックが割れてポロリと外れてしまう始末である。

しかし、音は出る。

いつも使っているイヤホンタイプの物よりインピーダンス(電気抵抗値)が大きいので、同じ音量の設定だと、いささか音量が小さくなることを除いては、音質的にも悪くはない。

何よりも、耳の外部から音が入るのだから、耳(鼓膜)に優しい。
このままでも使用できるけど、ぽろぽろと取れてしまったプラスチックはとりあえずおいておいて、耳あてのパッドをどうにかしたいと思い、物色する。
純正品であれば完璧だけど、純正品は2000円くらいで売られており、あと少し出せば新品が買えてしまうので、本末転倒だ。

すると、普段あまり利用しないAMAZONで激安の物を見つけたので注文。
中国から届くようで、このご時世だし、本当に忘れたころに届いた。

早速付けるためにパッドを外し、パッドを嵌めるスピーカーのハウジングのネジを外す。
ここで、だけど、内側に貼られてあるネット(薄い)が邪魔でネジが締められない事に気が付いた。
元から付いていたボロボロになったパッドの方を、よく見てもネットらしきものはない。
「やっぱり安物のだから対応製品をいい加減に表示したのかな」と諦めて放置していたのである。

そして、先日、使えないんだからと、買ったパッドを処分しようとして、再度検索をかけてみると、同じ「MDR-CD470」でイヤーパッドを交換している動画がこの8月にYouTubeに上がっていたのである。

それによれば、「この邪魔をしているメッシュ(薄いネットの布をこの動画の中ではメッシュと呼んでいる)の上から構わずドライバーでぐりぐりとやれ!」
という教えだったので、
「何だそんな単純なことで良かったのか」
と、ネットの上からドライバーでネジを締めようとしたが、やはり不安だ。
そこで、結局諦めて捨ててしまった。

sony MDR-cd470
sony MDR-cd470

・・・と言うのは嘘で、スピーカーのハウジングのネジを締めて元に戻し、周りから被せていくことにした。(写真下の左部分、最後の所、太い溝には掛かり切らず、浮いている)

溝の中にしっかり納まっていないけど、気にしないことにした。
下記、手順を説明します。

新しいパットはきついので、少し引っ張りながら取り付けする。

取り付けの溝部分は、厚さが違うので、薄い部分から嵌めてみた。

パッドの左右をしっかり伸ばして、この最初になる部分にしっかりと嵌める。

そして、そのままでは届かないので、少し力を入れて引っ張り、厚みのある方の溝に引っ掛ける。

①溝にはまってなくても気にならない方向け

古いパッドを外す。
(破れてもかまわないから簡単)

新しいパッドを取り付ける。

と、これだけだったのです。
②完璧を求める方向け
そして、同じ手順で右側に取り掛かり、古いパッドを外したところ、カスが溝に残ってしまった。

仕方がないのでネジを外し、ついでにクリーニングをする。

ここで、ねじを外したのだから折角見た、ユーチューブ方式(このヘッドホンの形式で検索すると出てきます。)にチャレンジした。

パッドを付けてから、取り付けようとしたらねじを入れるのを忘れてしまった。

気を取り直してネジを穴に入れてから、パッドを付ける。

そして、嵌めるのだが
「何回やってもネジ穴に刺さらない」
のである。

そこで、一旦全てのネジ(3か所)を少しだけ締めて、ハウジングを浮かせた状態でパッドを付ける。(写真下右側、すべて溝に綺麗に入った。)

ねじを締めていく。

ネットが邪魔なので、一気に回せない。

ネットが破けない様に先に、時計と反対周りに半周ほど回してからネジ穴に差し込み一周ほど絞めこんでは離す。

ところが、2回目となると、何故か“スッ”とネジ穴にはまる。
ネジの所だけ小さくネットが破れてしまったのだ。

動画では、ネット(メッシュ)部分は丈夫だから、そのままねじ込め。と言っている。
動画の方法は器用な方向けのようです。

以上、取り付けの手順(参考にならないと思いますが)でした。

新しいパッドになり、密着度が良くなり装着した感じも良くなった。
何より見栄えも良くなって気分が良い。

それはそうと、今回のようなヘッドホンでは外出時になんかだと特に大げさだと思い、初期のウォークマンやカセットボーイなんかに付属していた小さいヘッドホンを探しているんだけど、なかなか見つからない。
昔流行ったのに一体どうしたのでしょう?
やっぱり音漏れ問題かな?

一人親方の食べ放題のお寿司屋さん

ボクが日頃お世話になっている取引先の大阪支社に新人の営業社員が入社して、3カ月間東京で研修することになり、その彼の歓迎会をするけど(日程)どうですか?と、一週間前位に話があった。

「私も行っていいんですか?」と聞くと、都合が合えばぜひ、ということで参加することになったのです。

僕は元来“飲みにケーション”を優先していて、余程のことがない限り、誘われたら参加する主義である。

開催日の他は「“おおみなと”で行なう」という事だけがその時分かったので、検索をかけると、南砂にある2500円で食べ放題のお寿司屋さんがヒットした。

「歓迎会でお寿司屋さんか。しかもチェーン店ではないしカウンターだけみたいだから別の所かな?」
などと考えたが、その後に受け取った情報で、まさしくこの店で開催することが確認されたのである。

7時開始だけど、この時期だから、すでに夜道になっている。
目印になると思われる交差点の看板も見えずらい。

特に後半は始めて通る道であるので、
「もうこの辺で、いい加減に落ち着いてちゃんとバス停の名前を確認した方がいいな」と思い、自転車から降車しバス停を見る。

この先のバス停に「東砂3丁目」というのがあるけど南砂3はない。
南砂2となっている。

東砂3丁目は、かなり先にあるのでおかしいなと思いつつ、そのバス停の名前をよく確認すると最後の確認ポイント(曲がるとこ)の「東陽7丁目」その物であった。

そこの信号を入って最初の裏道を進んで行くと右側に目的の「おおみなと」さんが明かりを灯していた。

ほぼ平坦な道のりで思っていたより早く着き、幹事さんが一人先着していただけで、2番目に到着してしまった。

店内はカウンター席10席(L字で3人+7人くらい)ほどの小じんまりした昔ながらのお寿司屋さんで、テーブル席があったと思われるスペースにスツールが置かれており、親方が「そちらに荷物を置いてください」と声をかけてくれる。

待っている時間を使って写真を一枚。カウンターだ。(写真参照)
(ちなみに、会が始まると「邪魔でしょうから」と親方がこのプレートを片付けてくれた)

おおみなと@南砂
おおみなと@南砂

飲み物を注文する。
ボクは定番の生ビールからスタートしたんだけど、他の人たちは「いきなり」ハイボールである。
なんと、ここの常連だったらしくボトルが入っていたのだ!

飲み物が運ばれ(一部セルフ)し乾杯した後、まず、ネギトロのお通しが出される。

「先ずは“おまかせ”で握っていきますね」と言ってから一通りのお寿司を握り、2品もしくは3品ごとに置いて行ってくれる。

醤油を付けようとしたら、隣に座っていた女性の社員の方が、「それもう、お塩付いているからそのままで大丈夫ですよ」と教えてくれる。

ここでは、ほとんど先に味を付けてくれているそうだ。

ビールを追加注文すると、社員の方がサーバーから新しいジョッキに注いでくれた。
ここのお店では半分セルフのようだ。
ちなみに、この「お酒を造る一角」は入って右側、短い方カウンター側に冷蔵庫と共にある。

ビールが注がれたジョッキを渡してくれながら、「この(ジョッキのビールメーカー)マークの中心に泡がちゃんと来てるでしょ。学生の時に居酒屋でバイトしていたんです。」という。
聞けば、その関係で、料理もするそうで、魚の三枚おろしも仕込みで身に着けたという事であった。
コースも佳境になり「この玉子でおまかせは最後になります」とアナウンスされる。

出汁が良く採れたお吸い物が渡される。
2敗目のジョッキも空になり、焼酎(眞露)のお湯割りをもらう。
今度は、ビアサーバーとかに近い席にいた女性の社員の方が作ってくれた。
お湯割りなので、お茶の湯飲みである。
(そういえばお茶を頂くのを忘れていた。)
その後は、好きなネタで握ってくれるんだけど、御呼ばれした体ではガッツクわけにはいかないと思い少し遠慮していた。

まあ、後で考えてみたら、食べ放題なんだから遠慮する必要はなかったんだけど。

そして、このグループだけのローカルルールなのかもしれないけど、誰かが注文すると親方が続いて必要数を確認するのです。

たとえば誰かが「ウニ」と言うと親方が「え~ウニの方」と聞くので、希望する人間は挙手をする。

「1・2・3…えっと7人ですね」

と言う具合だ。

だから自分が食べたい順番で食べるには、どんどん主体的に注文する必要がある。

ボクはこの「ウニ」と「いくら」「トロ」「カンパチ」で手を挙げさせてもらった。
外せないメニューなのである。

焼酎のおかわりを作りに行くと親方が、
「梅干し入れますか?」と聞いてくれたので、入れてもらった。

この梅干しが非常に美味しい梅干しで、なぜ、一杯目から入れなかったんだろうと後悔しつつ、その後、2杯…3杯…とお湯割りをおかわりしてしまった。
ただ、お湯がぬるかったのが残念だったけど。

誰かが、「ガリ」と言ってガリの握りを注文したので、「え~ガリの方」と親方が言い、すかさず手を挙げる。
「握りますか」と聞いてくれたので、そのままで出してもらった。
最初からガリは出ていなかった。こちらもお好みで自分での注文が必要だったのだ。

宴もたけなわで、お開きになった。

ここで、駅に行く人たちとお別れである。

京橋までは来た道を引き返す。

来るときは気が付かなかったが、帰り道は、なだらかに下りの傾斜が付いており、夜道で交通量も少ないことも相まって、秋の夜風を浴び非常に気持ちがいい。

そして、舗装が非常に奇麗なので、この点もストレスフリー。

丸の内に近づくにつれ舗装が荒れてきて、工事のゾーンも増えてきた。

当初は三宅坂から舗装が綺麗な青山通りを通る予定だったのだが、暗かったのと、酔っぱら…(いや、これは声を出してはいけない)てたので、三宅坂の手前の国会議事堂前に突っ込んでしまった。

当然、警察の方々が警備をしている。
酔って(おっと…)いることが悟られないように平然とし、よそ見をしないようにしながら一定の速度で右方向に折れる。

そして、その後も警察の方が至る所で道路の方を警戒しているのでキョロキョロしたりしない様に、夜のトレーニング風を装って走っていると、何と特許庁の所に出てしまった。

国会の周りを一周してしまったわけである。
結局舗装の良くない六本木通りを経由して帰宅した。
今朝起きると、久しぶりにアルコールが残っていてボーと過ごしてしまった。