アーカイブ | 2021年5月22日

千葉市が個別接種になった経緯

5月19日のNHKニュースによると当初、千葉市は15か所の集団接種を考えていたが、医療スタッフ派遣の目途がつかず、現在の343か所の個別接種と1か所の集団接種になったそうです。コロナ

当初の案のように、集団接種のみを進めている自治体に、私がかつて住んでいた滋賀県大津市があります。伝聞ですので、正確さに欠けますが、参考にしてください。
大津市は人口35万人で千葉市の約1/3です。4か所の集団接種会場のみにしています。集団接種会場は大型ホテル2か所、大型体育館2か所です。3か所では毎日医師4人体制(看護師も医師の指導下ではワクチン接種できますが、人数は確認していません)。交通の便はよく、ホテルは定期的な送迎バスが使えるそうです。大津市在住の友人に聞くと、接種は流れ作業で順調だそうです。コールセンターも大きな問題はなさそうです。
千葉市が当初考えていた集団接種15か所は、人口比率を考えると、大津市と同じ程度で、妥当と思われます。

日経新聞によると医療スタッフの接種率は5月14日現在で、滋賀県は全国上位グループの45%以上で、千葉県は全国下位グループの30~35%です。高齢者の接種率も、5月18日の日経新聞によりますと千葉県は1.5%と全国最低グループに属し、滋賀県は5%台で進んでいます。千葉市でも、当初の案のように、15か所で毎日接種できれば、順調に進んでいたかもしれません。

千葉市と同じように個別接種を中心にしている所に、札幌市があります。これも伝聞で正確さに欠けますが、札幌に住む友人に聞くと、人口は千葉市より多く、120万人ほどです。個別接種会場は450ほど、集団接種会場が2か所だそうです。人口比率を考えると、千葉市よりやや余裕があるかもしれません?進捗状況は分りません。

これだけの比較で、集団接種中心がよいか、個別接種中心がいいか、判断は出来ないでしょうが、千葉市はまずは、医療従事者を確保して、集団会場での接種回数をさらに増やして欲しいですね。「市政だより」には、その可能性もあると書かれています。期待しましょう。あすみが丘には、一般治療の時間を短くして、接種の時間を増やすことを計画している先生も居られるようです。まだ、接種してない方は最新情報を注意してみて下さい。