ボクが日頃お世話になっているN社のM氏から、今度八重洲出版さんへ行くんだけど、時間あれば一緒に行きませんか、とお誘いがあり、その日(今日ですが)は、特に予定もなかったので約束をして、一緒に訪問しました。
1時に八重洲出版社さんのビル前で約束したので、5分前に到着したんだけどM氏はまだのようだったので、来ると思われる「八丁堀駅側」で待つこと5分。
丁度1時に落ち合ったのです。
やはり道路に出て待っていたのは正解で、「八重洲出版さんのビルは~」とキョロキョロ探しながら歩ているので、「こっちですよ」と案内し、あまり時間をロスをすることなくビル(エイトビル)に入れたのです。
M氏がそのまま進もうとしたので、「ここで受付するんじゃないでしょうか?」と受付(守衛さん?)のある方を示す。
「サイクルスポーツのS氏と約束があるんですが」とM氏が受付の守衛さんにいうと、電話をしてくれて、中から出て来ると「4階に上がって欲しいということなので、これ(エレベーター)で4Fに行って下さい」とボタンを押してくれる。
エレベーターの右には階段があり、そこに単車がオブジェとして飾ってあって、“八重洲出版さんに来た~”感のオーラがあった。
4Fに入ると、自転車屋さんのような空間があり(写真上参照)、編集室は資料の棚とかでいっぱいである。
数人の方がお仕事をしているだけだ。(写真下参照)
S氏と雑談を交えながら話を進めていくと、サイクルスポーツ紙の読者は若い人だけではなくって70代の読者もいるそうである。
聞くと、自動車免許を返納した後の移動手段として自転車を始める人が多くなっているという。
足腰が弱くなってからでは間に合わないから、息子さんとかがプレゼントをして始めるパターンだそうだ。
そして、普通のロードやクロスバイクなんかではなく、最初から「Eバイク」でデビューするらしい。
その後、頃合いを見計らって、免許返納を勧めるというのである。
「先日参加した“岡山の熊野古道”のサイクルイベントでも2日間で330キロを(自転車を)初めての人たちが楽々完走してましたからね」
とS氏はEバイク推しである。
そして、M氏が「学生時代に(自転車)競技をやっていた人たちも読むんでしょうね?」と質問した時に「いや、逆にそういう人たちは読まないんですよ」と即答があり、ボク自身がそうなので、良くわかってるもんだと思わず微笑んでしまった。
M氏が「(今度出るツールド能登で)Eバイクを借りることになったんですけど、100Kmとか持つものでしょうか?」
と訊くと、「今のEバイクなら大丈夫ですよ」と答えがあった。
「Eバイクのメーカーってどのあたりですか?」とM氏が聞くと「国内だとPanasonicじゃないでしょうか」
「世界的には?」とM氏が畳みかけると「ジャイアントなんかも作ってますがヨーロッパのメーカーは、ほぼ全部の自転車メーカーで作っているんじゃないでしょうか。とにかくあちらは自転車先進国で、歩道と車道とは別に自転車専用のレーンがあって、そこに自動車が駐停車するとすぐに違反切符を切られるシステムなんです。そこへ行くと日本は自転車後進国ですよね」とボクが日頃思っていることを代弁してくれた。
(Eバイクに)乗ってみませんか?と誘ってくれ、何台かEバイクがある中、入口寄りに置いてあった「Specialized」を選んで、編集室を出る。
「これは40万円するんですよ」とびっくりすることを言う。
エレベーターの扉が開いたところ、一人乗っていて、その方は「一緒にどうぞ」と言ってくれたんだけどS氏は「先にどうぞ」と言い、「このEバイクは軽いから階段で行きましょう」とS氏がそのまま持って階段を降り、目の前の一通の道路に出る。
「軽く踏むだけで進みますから」と言われ、まずはM氏が体験する。
20mほど進んだところで折り返して戻ってきた。
ボクは興味がなかったのでスルーしようとしたが、どうぞと言われ乗ってみたのです。
家にあるアシスト自転車と同じで踏み込むと加速されるんだけど、パワーの掛かり具合が凄くてボクは30mほど進んでからUターンした。(つまり、M氏よりトータル20mほど多い距離を体験した)
アシスト(Eバイク)のこの加速が、ボクは怖い。
S氏のところに戻ってから、このことを言うと「だから(アシストでなく)Eバイクって言うんですよ」と言い、M氏とボクに、切り替え表示を見せながら、このパワー切り替えをうまく使えば200Km位はバッテリーが持ちますが、登りが多かったりすると、どうしてもパワーモードにしちゃうんですよね。そうすると距離は短くなってしまします。
等解説しながら、エレベータに乗り込む。
M氏が「縦にして入れるんですね」と言うので、ボクが「マンションなんかだとこうしますよね」と補足的なことを言うと、S氏が思い出したように「このバイクは電源が取り外せないから車体ごとコンセントの近くまで持ってける環境の人でないと維持できませんね」と説明する。
編集室に戻ってから、「BESV」の折り畳みタイプも奥から出していてもらい、「これも電池が内蔵されてますが、折りたためるから何とかなるかな。だけど、ちょっと重いですね」というので、持ったところ確かに重いかな~。
今度一緒に走りましょう。と約束をし、エイトビルを後にしたのである。