船橋本社では、社員に対して簿記や、IT系など様々な研修を行っている。その中で月曜日に、いつも講義を行っていただいている、取締役の「H氏」がその日外回りをしなければならないということで、急遽代役が回ってきた。しかも、普段は対象ではない社員たちも全員業務をさせず、私の話を聞き、感想をレポートにする。という言付けであった。かなりの責任重大である。前日PCに依頼のメールが入っていたのに、日曜日の夕方であったので、ノーチェックのまま出社し、当日朝発覚したという次第である。
話の話題は何がいいかと模索し、先週紹介させて頂いた「社会人のかきくけこ」を話に含めることにした。そして、その紹介した、専門学校の先生から頂戴したプリントも参考資料にしようと思ったところ、「入学祝い号」のプリントの裏に、タイトルにある家康の遺訓が紹介してあった。これは使わないわけにはいかないということで、コピーして資料として配布しました。レポートを書く時間をたっぷり取ったのだが、全員真剣に取り組んでくれました。直接、取締役の「H氏」に報告することにしたので、どのような感想だったのかはわかりませんが、プリントをくれた先生に感謝です。写真の下に現代語訳が載っているので、紹介したいと思います。(WEB上にも各現代語訳が紹介されていますが、この先生のオリジナルかもしれません。)
「人の一生は、重い荷物を背負い、長い道を行くようなものだ。急いではいけない。不自由であることが普通だと思えば、何も不満は感じないものだ。心に欲が起きたなら、苦しかったときのことを思い出しなさい。辛抱は、物事が無事で長続きする基になり、怒りは敵だと思いなさい。勝つことのみを知っていて、負けることを知らないのは自分にとっても危険だ。自から反省することはあっても人を責めるものではない。少々足りないほうが、やり過ぎより良いものだ。」