このブログで何度か紹介していると思うけど、ボクはパナの「ツーキニスト」を長年愛用している。
重いし乗り心地はゴツゴツしていて、お世辞にも良いとは言えないけれど、パンクのリスクを低減するためだ。
先月、リアタイヤにエアを入れる際、ケーシングの糸が見えてきてしまっているのを発見したのです。
ゴムの減りもそうだけど、コンパウンドの経年劣化で、ゴム全体がヒビ割れてきたのが原因である。
バーストの恐れもあるので速やかに交換する必要があるのです。
手元には、買い置きのタイヤが無かったので、購入に際し、いくつかのWEBサイトを比較し、一番安く手に入るところを探していた。
その中で、ビックのWEBを見たところ、商品名が単に「タイヤ」とだけ表記してある商品(ボクが連絡したからか現在の表記はもう少しマシになった)が2件あるのを発見し、
「何だろう」
という好奇心で商品ページを開いたのです。
すると、そこには今回購入したIRC(井上ゴム)のジェティー プラス(JETTY PLUS)のスキンサイド(実際はアメサイドに近い色合いである)が載っていた。
値引きはほとんどなく、ほぼ定価だ。
ところが、ほぼ定価なんだけどポイント還元まで考慮すれば2000円ちょっとで手に入るのである。
元のメーカー設定希望価格が低いため、あまり値引き率が良くないのだろう。
タイヤメーカーとしては有名どころであり、「安い分、ツーキニストより早くダメになってもいいか」と、購入することにした。
2種類がサイズ違い(25Cと23C)で載っており、商品名の欄にサイズなどが載っていないので、仕様詳細の項目を開いてサイズをよく確認して25Cを注文した。
届いたのを見ると、ナイロン(ケブラー・アラミド)ケーシングだから折りたたんだ状態でパッケージに入っているんだけど、パッケージに直接「裸」で入っているのは頂けない。
タイヤのゴムの劣化を防ぐために、ぜひラップ・ビニールなどで包んで欲しいところだ。
取付にかかる。
古くなったツーキニストを取り外す。
チューブも外し、リムの普段タイヤが接地している側を拭く。
そして、リムフラップのずれを確認すると、軽量のポリライト製(こちらもパナ)なので、ニップルの穴で出来た窪みが「タコ焼き器」のように並んでいるのである。(写真左参照)
買い置きもしてあるんだけど、今回、タイヤのメーカーごと買えたので、これも浮気とばかり、近所のアサヒまで、ひとっ飛び。
在庫の有ったシュワルベを奮発して買ってきました。(これは1個入りなので2個購入)
気を取り直して作業再開。
取り付け前に、せっかくだから重量を測ってみる。
約280Gである。
今回外したツーキニストより約40Gの軽量化だ。
リムフラップを取り付け、タイヤを取り付ける。
普段、路上でのチューブ交換を10分程度で済ませているので、軽く考えていたんだけど、ビードがワイヤーでない折り畳み式で、折りぐせも付いてしまっているので、中々うまく安定してくれないのだ。
そうそう、このタイヤはデザインが大人し目ではあるが、バルブ側の真正面に商品名の印刷が来るようにセッティングしたことは、言うまでもない。
チューブに軽くエアーを入れた後、ベビーパウダー(タルク)を手にまぶして1周させ、タイヤを被せる。
車体に取り付けると、クロモリの車体と相まって益々クラシック感が強くなり、しかも、トレッドパターンもかなり控えめで、昔使っていたチューブラーを思い起こしてしまった。(写真右参照)