510・横浜田中屋

2月4日(木)、友人と横浜田中屋へきて昼食と会合ということでやってきた。ここは幕末に西郷隆盛が高杉晋作と倒幕について協議したとか、勝海舟をはじめ有名な人たちが訪れたことで有名な老舗の料亭である。
昼間の会席料理は夜に比べて安くなっているので昼食をとるために過去にも来たことがあり、雑記でも紹介したことがある。前回は昨年の春に来たような記憶があるが定かではない。
入り口に来ると仲居さんが向かいに出てきてくれて、友人がぜひとも一枚撮ります、と言われて恥ずかしながらお願いした。
 ランチコースがあって、次から次へと料理が運ばれてきて説明をしてくれるがうなづくばかりでよくわからないがおいしいのはさすがである。<img src="/usr/u/e/s/uesugikaikan/DSCN0719.JPG" alt="" title=

 その一端を紹介したのだが今回は結構な量だと思ったが、メニューは毎月変わるのだそうでこのようなところにも企業努力があるのだねぇ。
今回は明治時代であろう、当時のメニューを持ってきて見せてくれたのだが、外人を相手に繁盛していたということである。道路をはさんだ処にアメリカの領事館があり、ハリスさんなどがよく通ってくれて当時英語が喋れたおりょうさんが活躍したのだそうである。
 私も一端にこういうところで食事ができるようになった、生活に余裕はなくともこのようなところへ来れるようにはなった。床几などの肘をついていっぱしのポーズをとってみた、慣れていないゆえに様にはならないが真似事である。
 私を占うと、大器晩成型で将来は良い方向へと向かいます、などとよく言われたものだが、確かに若いころの生活に比べるとランクは上がってはいるが、これはほとんどの人にも言えることである。
 私は、実子がいない分自分に回せるからそう思うのだが、世の人々は家族を抱えて何倍も頑張っていることだろう。
単なる好き勝手に生きて来ただけなのである。
 高杉晋作のように、好き勝手に太く短く生きた人、西郷隆盛のように大きな功績を残しながらも、最後は若者に身をゆだねて散った人、勝海舟のように晩年を永らえた人、偉人にもいろいろな人生があり、またそれが現代の人にとっても立場立場で支持されるのだろう。
 平平凡凡に生きる我々の指標になったりすることもあるのだが、このような由緒あるところで食事をすることでいろいろと思いをはせるのである。
ここへ来てみると多くの有名人が訪れており、またその写真も飾ってある。それらを一枚一枚見ながら階段のきしむ音を聞くことがまた歴史を感じるのだねぇ。
 今日一緒に来た友人も歴史が好きとかで話も弾み、楽しい時間を過ごせた。
もちろんこれからの空手界も話し合ったがお互いに頑張っていこうということでお開きになった、有意義な一日であったねぇ。
 
今年は始まったばかり、力強く頑張っていくとするか。

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