397・新緑の称名寺

4月15日(月)、天気も上々、陽気に誘われてクウとともに金沢文庫駅で降りて称名寺へと久しぶりに行って来た。
 今回は緑のジャンパーを持って行ったのだが、別に町会のユニフォームではない、ちゃんとした私物である。先日京急ガード街を歩いていたら何か季節感があったので買ってみたのだが、周りとはちょっと浮くねぇ。しかし、草萌えるこの季節ぴったりだろう。
 最近は大森ノリ公園までの散歩が多くて称名寺まで来ることはめったになくなってしまい、ほんとに久々の訪問になった。
今月号(4月27日発売)の温故知新では、鎌倉幕府の北条時頼の作品を紹介するのだが、何しろその時代に建てられた寺で、由緒あるお寺なのである。
 平日の昼間ということもあって散歩者は少なくてのんびりと歩けるので自然を満喫できる。
頂上の八角堂に行くと先客が一人珍しくいた、この日出会った唯一の人である。
 頂上からは、八景シーパラダイスが望め、横須賀の猿島までもがみえ気分爽快だねぇ。
そこでおにぎりをほおばりしばし休憩。
 先日の同窓会で使用したTシャツに着替えて気分転換、ふと思ったことはこの頂上に八角堂があるのは何の目的があって建てられたのだろう。
 そのころは眺めがもっとよかったのは間違いない、富士山は今でもくっきりと見え、横浜方面ではベイブリッジやランドマークタワーまでもがみえてこのあたりでは一番高いのではないか?
 この横には駅名の、金沢文庫もあり、ここの称名寺の晩鐘は金沢八景の一つに数えられる。
そんな風景を眺めながら降りて駅へ向かうと、途中一軒家の庭にチュ-リップなどがきれいに咲いており、道端から二、三枚撮らせていただいた。
 こんなところに庭付きの家を構えるなど、うらやましい限りである。
私もこんなところでのんびりと暮らす、というのも頭に描いているのだが、実現できるかどうかは・・・・ちと無理かなぁ。
 そんなこんなで京急特快に乗って30分ほどで蒲田に戻って来れていい気分転換になった。
のどかな春のひと時である。

396・「マコとミコ」

昭和39年、第6回日本レコード大賞、「愛と死を見つめて」を歌った青山和子さんが経営する店である。
池袋北口から歩いて3分ぐらいのところにあり、マスターは、元,敏いとうとハッピー&ブルーのメンバーである神戸たかしさん、この日も池袋、「美久仁小路」で飲み、その後に出かけて歌ってきた。
 若い人にはなじみはないだろうが、青山和子さんといえば私が故郷宮崎でテレビにかじりついていた頃のスターであり、すでに何回か来ているのだが池袋で飲むとつい来たくなるのである。
 カラオケも歌いやすいのでついつい私もプロの前であることを忘れて調子に乗って歌うのである。
この夜は青山さんともデュエットしていただいて感激だったなぁ。何しろレコ大歌手とのデュエットである、そうあることではない。
 歌というものは不思議なもので、古い懐かしい歌を歌うとその当時に戻れ、いいことも苦しいことも呑み込めて歌えるものだのだねぇ、そう思えるのも今が幸せであるからではないだろうか。
 お客さんも60代以上の人が多いのだが、一緒に歌えるようで楽しく過ごせるのだねぇ、こんな時はあっという間に時間が過ぎる、若い時と違ってここで夜を明かすわけにはいかない、終電を気にしながら歌いながらもすっかり満足してここを後にした。
 こんな楽しいひと時を過ごすとまた、明日からも元気で働けるような気になっていいことである。
素晴らしい夜、素晴らしい一日に心から感謝!である。

395・ふるさとの浜辺公園

通称のり公園、と呼んでいるが、旧呑川の緑地あとをたどっていくと東京湾に突き当たり、その隣にある公園である。
天気のいい日は、私は自転車で、クウはかけっこで出かけ、約20分ぐらいかかるので結構な距離でクウにとってはいい運動になるのである。
 そこの公園は区民憩いの場ともなっているので大勢の人が押し掛ける、一応浜辺はあるのだが遊泳は禁止されている。
 途中の呑川跡には桜が植えてあり、少し前の頃は花のトンネルをくぐっていくようで趣があり、大変気持ちのいいものであった。
 先週の天気のおだやかな日(4月4日)、クウと出かけ、この日はカメラを持参して久々にクウざんまいというところである。
 本来はここで駆け回りたいところだろうが、ここへ行くまでに相当走っているのでここへ着くと、まずへたり込んで休憩となり、そのあとはゆっくりと中を散歩するのである。
 中には花壇に季節の花が植えてあったりして楽しめるようになっている。
私は平日しか来ないが、土、日曜日ともなると大変な人出でごった返すそうである。
ここで散歩して、帰りはまた走ってくるので家に戻るとクウはぐっすりと休む。
 称名寺へ行かないときはここを行くようにして、クウのためにいろいろと気を使ってはいるのである。