365・有楽町で逢いましょう

私より古い世代の人にはピンとくるが、何?という人がほとんどであろう。
東京有楽町駅前にそごうビルができてその二階に喫茶店があってそこを舞台にしたような歌が「有楽町で逢いましょう」フランク永井の歌で大ヒットしたものである。
 いつしかそのそごうビルも消えて今では大手カメラ店が入るビルディングになっている、今は昔の話である・・・と言ったら、ここで話が途絶える。
 有楽町の銀座口に交通会館がありそこの15階に銀座スカイラウンジがあって、そこのリーフレットの表紙に「有楽町の空で逢いましょう」と書いてある。私も思わず苦笑いしながら手に取ってみたが、夏の特別クーポン券がついていてローストビーフがずいぶんと安く表示してある。
 本来であれば、銀座のビヤガーデンに行く予定であったが、23日も連日にわたる猛暑日で、クーラーの効いたスカイラウンジでの食事も悪くないな、急きょ変更である。
 ここは一昨年であったか細君とランチ時に来たことがあって、食事をしながらゆっくりと回転するので外の景色を楽しむことができるのである。
 この日は夕方ということもあって、夜のとばりが終わるころ銀座を眺めながらゆっくり食事を・・う~んトレビア~ン・・イヤイヤ、一応商談ですぞ、気を引き締めてカンパーイ。
 東京オリンピックの翌年にできたというこのビルは、当時は周りの景色がずいぶんと眺められたことであろう、現在はそれに勝る高層ビルが立ち並んで昔ほどではないだろうが、それでも優雅に見える。
 可愛いスープが出てきたり、しゃれこんでカクテルを頼んでみたりしてそれなりに東京の夜を楽しんできた。
 ♪あなたを待てば  雨が降る~濡れて来ぬかと気にかかる~♪
有楽町で逢いましょう・・歌の出だしである。
 当時は、まだ見ぬ東京、あこがれたものであった。

364・合同稽古

夏休み、今年も六本木の生徒が川崎教室へ出稽古に伺いたいということで8月18日(土)に行った。せっかくなので戸塚、生麦にも声をかけて30名ほどが集まって武道場が狭く感じるほどの稽古であった。
 合宿以外ではなかなか実現しない顔ぶれの集まりである。指導員もたくさんいるので、普段とは違う雰囲気の中、違う教室の指導員に教えてもらうというのは緊張感もあって勉強になったことでしょう。
 また、組手の稽古においても年下であっても攻めまくられる光景もあったが、これも大変刺激になったことと思われる。
 合宿には参加しない会員もいるのでまた、一味違う稽古になったことだろう。
盆休みで体がなまっていた子がほとんどだが、これで目が覚めたかな。
 夏休みもこれから後半、宿題も追い込んでいかないとあわてることになろう。
空手もまた、9月初めには昇級審査が行われるなど夏休みから気持ちを切り替えないと大変なことになりますぞ。
 今回の合同稽古を踏ん切りにして、頑張ってもらいたいものである。

363、奥日光

翌、8月14日は朝チェックアウトをして華厳の滝を目指して出発した。
いろは坂を登って行くのですが、二人は気分を悪くして私も運転していなかったならそうなったかもしれないね。それでものぼりはまだ緩やかでいいと思う、帰りのくだりがまた大変だった。
 途中、明智平で休憩を取りながら、曇り空ながら時々青空がのぞく中眺めを楽しんだりした。
華厳の滝の駐車場も随分と整備されている、しばらく並んだが無事に入れた。
 滝壺までエレベーターで行くのだが、ペットはご遠慮くださいと書いてあるので徒歩で歩いて行ける所へ行って来た。
それでも雨量が多いせいで勇壮な華厳の滝を眺めることができて満足である。
段々と混雑をしてきたので早めに出て中禅寺湖を途中まで行ってみて、後は下りの第一いろは坂を下って行くのである。
駆け足的な観光であったがそれでもポイントは抑えたと思うのでこんなもんでいいでしょう。降りてからは一路福島県田村郡小野町を目指してひたすら走る。
午後過ぎには到着して相方は母親と法事へと行き私は姪っ子とクウを連れて近くの散策である。何しろ自然がいっぱいでクウも幾分か興奮気味であったね。
 夜は一家でバーベキューとなったが、たらふくご馳走になった。
 寝る前にクウの散歩をするのだが、家を出たら真っ暗・・なのである。街路灯もなければ隣家の明かりも見えない、懐中電灯も持たず、これでは歩くわけにはいかない、クウも歩こうとしないのでやむなく引き返して本日も終わりである。

362・日光東照宮

8月13日(月)、夏休みを利用して、日光へと行ってきた。
40年近く前、観光バス会社でバスボーイのアルバイトをしていた頃、外人ツアーコースの乗務でトータルして200回は行った、というのは遠い昔の話で、その後日光まで高速道路ができてから、世界遺産となってからは初めてである。
 東京を出て,帰省ラッシュにもあって到着時間が少し遅れたが昼頃には着けた。お盆というのにこの混みようはさすが日光である。駐車場へ到着するまでに30分近くかかったのではないかね。
 あまりの込みように私と姪っ子は一足先に降りて東照宮へ向かい、中に入って眠り猫や、三猿の説明などをして早めに戻ってきた。
 以前は、陽明門などもっと光り輝いていたように感じるのだが、年月がたったからなのか私の思い違いなのか、思ったほどではなかった。
 ずいぶん道路も整備されて周りは変わっていたねぇ。それでも世界の日光である。
昔取った何とかやらで、神橋や、銅像の天海僧正や板垣退助の説明などを一応はしたのだが、私の自己満足か・・
 すでに午後3時を回ったので、奥日光は明日の午前中ということにして霧降高原にあるという、ペットと泊まれるホテル「アニマーレ」へと向かって温泉に浸かり夜はのんびりと過ごした。
最近はペットが同伴なので泊まれる宿は限られてくるが、それでもあるだけまだましなのかもしれない。
 この時期は満室で、ほかのワンちゃんがたくさんいた、私どものワンコウはしつけは自慢できないが吠えることや噛みついたりしないだけでもましであろう。
 慣れない環境、クウもストレスもあったのかもしれない、食べ物を戻したのにはびっくりした。
それでもつつがなく静かな夜を過ごした。

361、B級グルメの会

「いうまいと 思えど今日の暑さかな」
この言葉にピッタリに日々が続いている。
暇な老人たちが集まって、月に一度食事でもしようということでつけた名前がタイトルの表題の通りである。
値段は3000円以内の近隣の食事どころなのだそうである。
 メンバーは相変わらずのT先生、友人のKさん、仕方がないので賛助会員の私と、名前の割わりにはたったの3人。
 今回の担当が、Kさんで、雑誌か何かで見かけたからと言って、横浜市鶴見区の仲通り商店街の沖縄料理の店である。
 名前は沖縄の方言の店であったので覚えにくくて忘れた。
 私も沖縄の店に入ったのは初めてである。
 場所もわからないので、鶴見駅で待ち合わせてタクシー-で行った。
私も鶴見では空手を通して縁も深いので、沖縄の店はたくさんあるのは知っていたが入るのは初めてである。通称沖縄どおりなのだそうである。
 説明してくれるT先生に何にも知らないのでうなずくしかない。
混むといやなので昼をずらして入ったが、三人はすぐに入れた。
 メニューを見ると沖縄の料理名で書かれているのでさっぱりわからない、沖縄の地ビール「オリオンビール」を注文して飲み、その後はキリンビールを頼んで比べた。
 キレがある、だの酷がある、だのどこかのコマーシャルで聞いたような文句を並べてみんなしておつに入っていた。
話も弾み昼間から何本かあけてすっかり気持ちよくなってしまった。
 食事ではシンプルなところで沖縄そばを注文してみた。そばというには麺が大きくて若干の戸惑いはあったが、食べてみるとあっさりしていて結構おいしかった。
 
 第1回の集まりから、よかったねぇ。で、帰りは鶴見駅前の細君の店の「アトリエ」へ顔を出して挨拶をして戻ってきた。
 暑い日中、ちょいとしたお出かけであった。