今年のお盆は細君の実家の墓参りへ行ったのだが、住所が赤沼権現前となっていて本人はいやがっているが私から見るととんでもない、由緒正しき家柄で立派な土地名なのである。
そこへ行くと私なんぞは、大田区蒲田3丁目4番地19ー3などと味も素っ気もないねぇ。
ここはひとつ、武蔵の国は荏原郡(ごおり)蒲田村・弾正橋たもとの住人、「やぁやぁやぁ、遠からん者は音にも聞け、近くばよって目にも見よ!」と叫びたいところである。
―閑話休題ー
実家は先崎という名字で、平氏の流れを汲んでその昔、戦になると常に真っ先に駆け抜けて手柄を立てていたので先崎という名字をもらったのだという。
この辺では昔からの大地主であったのだそうだが戦後の農地改革によりずいぶんと小さくなったそうである、それでも現在でも120頭からの牛を飼育している地主なのである。
その地名の謂れとなる権現様が土地の入り口にあり、小さいころはよくお参りをして守り神だったのだという。
権現というのは、地域を守る大変な神様で熊野権現ともなると発祥の神様ではないか。
徳川家康も死んでから大権現様となったね。
その実家に泊まった8月19日の夜は雨が降り翌朝起きてみると朝もやとなって非常に幻想的でもあった。都会であるならば光化学スモッグかと思うようだがそうではない雨上がりの朝、山間部独特の幻想さである。
今回は細君の母親の実家へ行き戦死された兄上の墓参りもして、地蔵様のお参りをするなどお盆らしき行事を行い終えてほっとしたところである。
やはり、ご先祖様がいて現在のわれわれがいる。感謝をしてお参りをして、中々行けないが掃除などをして戻ってくる。
このような気持ちも必要で今年はほっとしたところがある。
これで今年後半も気を取り直して頑張っていくかね。
愛犬クウを伴ってドライブがてら行って来た今年の盆休みは有意義であった。
月別: 2014年8月
452.盆休み
8月18日(月)、細君の休みに合わせて私も休暇を取り実家へ墓参りで出発した。
今回はレンタカーではなくてシェアカーというレンタルカーで行ったが、採算的にはどうなんだろうね。
道路は一般世間の盆明けでスムーズに流れて行った。
サービスエリアで休み、写真を撮ったがここは何年か前にも写真を撮った場所である。
今夜は那須岳の近くのワンワンホテルに宿泊することになっておりその前に近くを観光した。
駒ヶ滝に行ってみると遠くの展望台から眺めるだけでがっかりしたが、そこから「北温泉」の入り口になっている。
ひなびた温泉だそうで、私はこのようなところが好きなのでさっそく日帰り入浴で行って来た。
まさにひなびた屋敷そのもので歩くたびに音がするような古い廊下、隙間のある敷板・・・いいねぇ、ゆっくりしたいところだが、飛び込みで行ったので細君とワンコウが待っている。
ちょっと浸っただけで上がり、今夜の宿「ラ・ピステ」へ向かいドッグランでしばらく遊んでから部屋へ入った。
夕食は皆さん一堂に集まってワンコウはテーブル下で躾よろしくおとなしく横たわっている。
我が家だけである、ピョンピョン飛び上がって私たちの食べ物をねだる、普段のしつけがわかろうというもので忸怩たるものがあったねぇ。
昨年は7月に来て寒かった覚えがあるが今年は暑くてクーラーを入れて過ごしたが、一応ここは那須高原であるぞ、それだけ今年は暑いのだろうねぇ。
一泊して次の日19日(月)は近くにハイキングコースがあるというので行って登ったのだがどうも反対の遠くになるところから登ったらしい、目的地をあきらめて途中で引き返したね。
しかし、途中で「矢隠岩」というのがあって、源平時代の那須与一が遠矢の練習場として使用して、この石に矢をかくしていたところからそう呼ばれるようになったという。
そうなんだね、ここは那須与一、大八兄弟の故郷なんである。
その歴史に触れただけでも良しとするか。
戻って降りて、時間も押してきた。
一路福島の田村郡へ向かったが、常磐高速の矢吹インターからあぶくま高原道路へつながっていて意外と早く着いてびっくりしたね。
さっそく母親の実家,三坂へ行って先の大戦で戦死した母の兄、草野公朔兵曹長の墓参りへと行ってきた。
15日には靖国へ行ってお参りをして、そこの土産を仏壇に供えた。
451・蒲田暑気払い
8月1日の稽古後に、蒲田のいつもの居酒屋で暑気払いと山田の祝勝会を行った。
蒲田教室と言っても3人しかいないので、東京で近郊に勤めている生麦教室の金城さんや戸塚教室の高瀬さん、佐藤さんたちを加えて計6人で行った。
この日も暑くて暑気払いにはうってつけの日であった。
ちょうど一週間前の神奈川県大会の反省と山田のお祝いも兼ねていろいろと話し込んできた。
まだ、東京に勤めている人もいるのだが今回はこれだけの集まりである。
かつては、生麦や戸塚、幕張本郷、六本木と各教室で行っていたものだが一般の人も少なくなってあまり開かれることも無くなった。寂しい感もするが、また盛り上がってくることもあるであろう。
防具空手界にとっても今は活気が見られないねぇ。防具だけではない、空手だけでもなく格闘技界そのものの盛り上がりが落ち込んでいる。
学校の空手部の部員も少なくなって団体戦が組めないと苦戦しているそうである。
景気がよくなってそこに期待するか、などとあまり威勢のいい話は出てこない。
ま、それはともかく今夜は暑気払い楽しく飲んでお開きとなったのだが、ここの店は相変わらず感情が安い、みんなびっくりするほどだがありがたいところでもある。
いつ来ても満員が多く予約しないとなかなか入れなくなってきた。蒲田は安くておいしい店が多いのだがここは人気が出てきたようである。
今年後半また頑張って行こうかねぇ。