419、十五夜

「月月に 月見る月はおおけれど 月見る月は この月の月」
9月19日(木)、まさにこの日が中秋の名月なんだそうである。
 たいていは夜の空手の稽古の帰りにに見るのがふつうであるが、今年のこの日は稽古も休み、久々に名月を味わってみるか。
ススキを買い求め、団子を作り栗を添えて準備万端、しかし、悲しいかなわがマンションの部屋は西向きなので月はなかなか見えてこない。
 仕方がない、ならばこちらから出て行けばいいだけのことである。クウの夜の散歩を兼ねてぐっと遠回り、呑川に夫婦橋が架かる公園まで出かけてここで月見としゃれ込んだ。公園の端にススキも生えていて風流だねぇ。
 九州で小さいころこの日は縁側にススキと団子と柿や栗を備えて月を見てはウサギがもちをついているようなことと思っていた、何となくロマンがあったよなぁ。
 しばしたたずんで戻り、我が家のベランダから見えるようになったのは夜も更けた11時半ころである。
それでもベランダに供え物を出して写真に収めようとしたが角度が難しくてうまくいかない、天高く月が見えるようである。秋の月は煌々と冴えわたりどこかしら寂しさを覚えるねぇ。
 ワンコウ達も休んでいて一人眺めてみると秋の月は煌々と冴えわたっていて何かしら寂しさを覚える。
昔から月を詠った詩はたくさんある、「月夜三叉江に船を浮ぶ」「山中の月」「静夜思」「月下独酌」等々・・月見としゃれ込んだ風流なものもあるが、放浪の中で月を眺めて故郷を思い出すなど寂しい詩が多いような気もする。
 特に李白の詩には哀愁を感じてこの季節と相まって心にぐっとくるものを感じるのだなぁ、李白もかくありなんってね、そんな李白に親近感を覚えるねぇ。
 そういえばわが宮崎県出身の歌人若山牧水も「白玉の歯にしみとおる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけり」と歌っている。
ビール一杯で真っ赤になる私だが、こういう詩人にあやかって更け行く秋の夜を味わう十五夜であった。

418,2013合宿~3・掃除

9月16日(日)合宿最終日、起きてみると台風18号の影響で暴風雨である、テレビでは各地の被害の状況を放送している。小さい子供もいるので荷物をもって移動するのは危険である。
参加していた大人の皆さんの車をフル稼働して荷物やみんなを運んだりして事なきを得た。お父さん方のおかげで無事に終わったようなものである。
 最後の稽古は雨漏りのする中での稽古、こんなことは初めてで、今になって思えばこれも良い思い出である。
稽古終了後は、お世話になった武道場を・・来た時よりも美しく・・という思いで皆さん熱心に行っていたねぇ、これはどこの団体にも自慢できることだと思っている。
 もちろん使用していないシャワー室などもみんなで手分けして行った。
そうして昼前にはすべてを終了して解散である。
今年は昼をとらないで帰るので道路はすいているだろう、ましてや台風の影響もあってなおさらである。
 走ってみると案の定、一度も渋滞をすることもなく、合宿所から1時間半で蒲田の自宅まで戻ってきた、信じられないくらいである。
 家に戻ってほっと一息疲れがどっとくるのである。
今年もみんなに喜んでいただけて無事に合宿も終了した。大満足である。
 保護者で会員でもある一般に皆さんには今回はいつにも増してのご協力をいただいた、誠に持って感謝の一言であります。おかげさまで楽しい思い出となりました。
 蒲田に戻って夕方には、夕焼けに富士山が映えてそれはきれいな眺めでした、あのふもとで先ほどまで合宿を行っていたんですねぇ、台風も過ぎ去って信じられないような光景でした。また来年もお会いしましょう。

417、2013合宿~2

9月15日(日)、台風18号が接近中とのことで雨は降っていたが午前中には上がってなんなんだ?
合宿2日目は一日の稽古でばっちり行える。山田に形指導をお願いして希望者には別部屋で指導をしてもらった。
 組手も試合形式で行い、トーナメントを開いたが結局は中学生の中村将也君が優勝となった。
午後には一般の人を中心に組手を行い、普段は顔を合わせたことのない人たち同士の稽古となったが、合宿ならではの光景である。
 ここの合宿所では夕方になると各団体が集まって夕べの集いを行い、各団体の代表があいさつをするのだが、今日は蒲田教室の小坂さんが行いちゃんとあいさつをしていたね。
 また、ここの食事も相変わらずおいしくて食べ過ぎになるほどである。
夜は部屋を借りてのビンゴ大会である。
 その前に戸塚カルチャーの子供がマジックを披露してくれて場を盛り上げてくれた。
ことしのビンゴの景品は豪華なものがそろったねぇ、空手関係やゲームのソフトなどが並んでみんなの目が真剣そのものである。
 ビンゴ!の声がかかるたびにため息や喜びの声が入り混じってそりゃぁ楽しい時間であったねぇ。
かくして合宿2日目の夜は過ぎていくのだあった。

416、2013・合宿~1

合宿ではいつも早く着きすぎるので。今年は30分ほど余裕をもって蒲田を出発した。
 国府津駅から御殿場線に乗り換えるのだが、ここで50分の待ち合わせ。ようやく御殿場駅に着いたのだがここもバスが出たあとで、次の出発が12時ちょうど・・・遅刻ではないか・・構内のタクシー乗り場へ行ってタクシーで行って間に会ったはいいが、初日から2500円の予定外の出費である。それでも間に合ったから良し、としよう。
 12時集合は集まりが悪いのだが半数以上が来ているので定刻通りのスタートである。
 「十よりかえる 元のその一」
ベテランも多くなってくるとくせがついたり自分勝手な解釈で行ったりと、基本にもばらつきが生じてくる。
今回は私が先頭に立って基本を行った。
 稽古が進んでいくうちに遅れた組も参加をしてだいたい揃った、初日から組手では熱が入って内容が充実している。
違う教室の指導員先輩方から指導を受けることによって新鮮なものもあるであろう、合宿ならではの稽古かねぇ。
 今回の合宿では台風18号の接近に伴って影響が出てくるということなので急きょ明日のキャンプファイヤーを今夜行うことになった、何とか今夜は持ちそうなのである。
 係りの山田も夕方ようやく到着して、今年は第三営火場で行った。
山田の指導でみんなで歌を歌い。人間知恵の輪なんていうゲーム行ったり、各教室ごとの紹介と校歌を歌ったり豪華賞品のクイズがありみんなの目が真剣になってきているのがわかる。
あっという間のキャンプファイヤーであった。
 今年もみんなで楽しくすごして初日が終了である。

415・幕張本郷教室

9月1日は以前から幕張本郷教室の暑気払いということで夕方出席したが、今日は暑くて文字通り暑気払いとなった。
幕張本郷駅近くの「小杉」という店なのだが、このあたりは普通の家を店に改良したところが多いね。
ここもそうなのだが場所が線路沿いなのですぐわかった。
 幕張も大人が少なくなったので誰が出席するのかと思ったら、休会中の人も出席してくれて何とか宴会らしくなった。新しいTシャツをお披露目する機会がなかったが今夜は暑いのもありようやく日の目を見た。
幕張本郷の宴会は女性陣もいるので盛り上がる、今回も初めて出席の人もいて今後も楽しみである。
 
 丹羽さんがここのおすすめは「みぞれ酒」なんですよということでさっそく飲んでみたが、確かにシャーベット状の酒なんて初めてのことである。しばらく置くと冷酒になるのだがその前の状態で飲むので、飲み口はいいのだがあとで利きそうだなぁ。
 遅れて参加をした竹村さん、一人黒ビールで盛り上がっている。
今回は休会中の人も出席をして各人の現況報告や、家族の話など盛り上がっているのだが、私だけ遠方なので途中で退席をした。
 
 ここ幕張教室は、ひところに比べるとずいぶんと少なくなったのだが、それでも30名近くの人数で稽古をしている。戸塚教室も3クラスを合わせると多いが単一の教室だとまだまだ幕張に及ばないね。
 増えたり減ったり、どこの教室でもいろいろな波を乗り越えているのである。
 幕張も大人が頑張っている限りはまた以前のように盛り返すであろう。
そういう雰囲気を感じた宴会であった。
今日も楽しいうちに一日が終えた、感謝!である。