IT委員会代表TT
2019年度の防犯防災部の活動方針に「自主防災マニュアルの更新」が挙げられています。この機会に、「自治会自主防災組織図」の歴史を纏めてみました。
1.村本雅輝さんの調べによると、あすみが丘第一自治会に「自主防災組織図」が最初に作られたのは泉田会長の時(平成13年度、14年度)だと言います。平成7年に起こった阪神淡路大震災発生を機会に必要性が叫ばれたのでしょう。阪神淡路大震災はよくボランティア元年と言われますが、自治会の「自主防災組織」の始まりでもありました。
2.筆者は平成17年3月発行の「あすみ86号」の巻頭言に、〈防災講習会で聞いた話です。阪神淡路大震災の時、人々はまず自分が助かることに懸命でした。次は家族を助けることでした。その次は、角の一人暮らしのバアサンは大丈夫かと走ったそうです。見ず知らずの人を助けるのは後回しになったそうです〉と書きました。向こう三軒両隣の付き合いの大切さを示す逸話です。いま、第一自治会で活発に行われている「防犯パトロール」や「見守り隊」活動の重要性に繋がります。
3.会員の多くの皆さまが今でも持っている平成27年度「会員名簿&会則」にある「防災組織図」は、平成20年度、寺本会長の時に防犯防災担当副会長の村本雅輝さんによっては、作られたのが基礎になっています。当時、村本さんは警視庁に勤務しており、多数の同僚が神戸に支援にむかい、その報告をもとに、第一自治会の「自主防災組織図」に適用したものだと聞いています。これをもとにして大規模な避難訓練を実施したものが『30年のあゆみ』に掲載されている写真です。多くの人の記憶にあると思いますが、起震車体験、大規模な消火体験、煙体験などがなされました。
4.この時の自主防災組織図の特徴は、目立ちやすいカラーページ、上下2つに分けた配置です。ここでも、神戸の経験が活かされています。何事も最初にタタキ台を作るのは大変です。
下半分は〈人命救助最優先にした近隣の初期活動〉です。上半分は次の段階での自治会全体としての活動です。とくに、会長だけでは対応できないで副会長がサポートした指揮体制です。普段からの民主的な協力体制が重要です。
5.この組織図が出来て、10年が経ちました。この間に東日本大震災と熊本地震がありました。ここでも新たな教訓が加わりました。東日本大震災では、情報通信技術(ICT)の有効性が実証されました。我が自治会では、「IT委員会のブログ」の利用が考えられます。熊本地震では、大規模な余震が問題になりました。ともに、高齢者問題が浮き彫りになりました。
また、自治会の状況も変わりました。高齢化の進行、女性の社会進出、定年年齢の高齢化などで、昼間は町に人が疎らになりました。
一方、住民が相互に支え合う「防犯パトロール」、「見守り隊」のボランティア活躍が定着しています。
6.時代に合った組織図の改良を望みます。ただし、初心を忘れず、始めの組織図のいいところは残して下さい。複雑な組織図は一般会員の頭に入りません。工場や建設現場では朝礼を行って、防災対策の徹底を図ります。自治会では朝礼というわけにはいきません。〈ブログの活用〉は意識徹底の一つの手段になります。
「防犯パトロール隊」とボランティアグループの「見守り隊」と「IT委員会のブログ」は大きな効果を上げることが期待されます。欄外でも結構です。忘れずに記載しましょう。
注)この間に、平成30年3月発行の『あすみが丘第一自治会 30年のあゆみ』にも「自主防災組織図」が書かれています。ただ、この図には、防犯防災部管理の署名がなく、責任者が分からないので、省かせて頂きました。いろんな要素を入れ過ぎて、分かり難くなっています。
ありがとうございます😊そうですね。あの大規模な防災訓練が思い起こされます。毎年恒例に行われれば良いなと思った記憶が御座います。前防犯防災担当副会長M氏は当時から、防犯防災に関しては多大な貢献をされています。何らかの表彰が自治会からあってしかるべきですね。継続は力なりです。
防犯防災組織図を乗せて欲しいですね。皆さん分かりますか?役割分担が!
街区長はまず何をすれば良いのかな?