近藤克則著『長生きできるまち』(2018.10.10発行、角川新書)860円
広報担当副会長
10月13日のNHKスペシャル「AIに聞いてみたどうするのよ!?ニッポン第3回健康寿命」を見た人もおられると思いますが、これからの街づくりに大変参考になる番組でした(AIは人工知能)。
この番組に、千葉大予防医学センター教授の近藤克則先生が出ていました。ここに紹介するのは、この先生が書かれた、出版されたばかりの本です。
20年にわたる全国30市町村、高齢者延べ50万人に渡る大規模アンケート(回収率71%)によるエヴィデンス・ベース・スタディ(証拠としてデータをベースとした研究)がもとになっています。
NHKの番組も、この本がもとになっているそうです。
この番組では、意外な結論として健康寿命にプラスに働く要因として、①図書館の多い街 ②一人暮らしも悪くない ③防犯体制が整った街、を挙げていました。
「図書館が近くにあると、本や雑誌を読む機会が多くなるだけでなく、歩いて出かける」、「一人暮らしは、何でも一人でする自立の習慣がついている」、「防犯体制の行き届いた街は、出かける機会が大きくなる」と説明していました。最後は、防犯パトロールをしている者には励ましになるような結論でした。
この本の〈はしがき〉には、「健康寿命を延ばすには、スポーツや趣味、ボランティアなどの会やサークルなど社会活動に参加することが効果的であることが判明したとあります」とされています。あすみが丘には、いろんなサークル活動をしている人がたくさんいます。
また、〈おわり〉には子供の貧困は高齢期の認知症リスクまで高めるとも書かれています。私のご近所には、「子供食堂」をされるいる方もいます。いいですね。
このほかに、、①所属する趣味などのグループが多い人は鬱や認知症になり難い ②歩く機会が多いのは、農村よりも都会。そこには健康な人が多く、認知症リスクが低い。③公園が多い地域は健康寿命が高い。などなどが書かれています。
みなさま、「良い街を作るにはどうししたらよいか」をちょっとご自分で考えて見て下さい。
あすみが丘は、この本でいいと言われたことが沢山あります。十分に生かしているでしょうか。みなで健康寿命が優れた街にしたいですね。
そのため、ちょうどいい本です。非常に高度な研究結果を易しく書いて頂いています。価格も手ごろです。ぜひ一度読んでみてください。 とくに、データで議論するのが好きな方にもお勧めです。
私がこの本を知ったのは、10月19日、西千葉で近藤先生の「人生100年時代の健康なまちづくり」という講演会に参加する機会があったからです。50人ほど会でしたが、千葉市長さんも来られていました。会を主催したNさんは西千葉で整形外科クリニックを開業しておられます。とくにスポーツ整形では有名な方で、私の友人です。
彼の夢は千葉市を健康寿命日本一にすることです。この時のご講演のポイントは追って、このブログで紹介するつもりです。先生のご了解は得ています。
全く同感です。ありがとうございます😊いつも貴重な情報参考になります。
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福祉委員長 H
お金のかからない地域貢献活動は自治会活動が最たるものです。皆さんが協調して、この五丁目自治会の進展する高齢化に向けて、向こう三軒両隣の地域社会の構築を考えて行きましょう。福祉委員会は月一、社協、民生、あんしんケアーセンターを交えて、会議を開いています。みなさん、見守り隊に参加しませんか?一人住まい高齢者の方、手を上げて下さい。見守り隊がこころのふれあいにお伺いいたします。
福祉委員長の発言について
おっしゃるように、自治会外の社協、民生、など自治会外との交流、意見交換が大切だと思います。