近年、高齢ドライバーによる自動車事故が増える中で、運転免許を自主的に返納する人が増えています。2017年の自主返納者数は過去最高の42万2033件となりました。
行政も自主返納を後押ししており、運転免許証を返納すると、バス・タクシーの割引や銀行金利の優遇など、さまざまな特典が受けられることをご存じでしょうか。
免許返納をお考えの方に、そのメリットや手続き、乗らなくなった車を高値で売却する方法もわかりやすくご紹介します。
一生使える身分証明書「運転経歴証明書」がもらえる
運転免許を返納すると、身分証明書がなくなって不便になるかというと、そんなことはありません。
返納すると「運転経歴証明書」がもらえて、ずっと身分証明書として使うことができます。運転免許のように有効期限がなく、更新の必要もないのが便利です。
ただし、運転経歴証明書の交付は免許の自主返納が条件のため、以下のような場合はもらうことはできないためご注意ください。
運転経歴証明書を申請できないケース
75歳以上の方に義務化された「認知機能検査」で、免許取り消し処分となった場合
免許を更新せずに失効させてしまった場合
そして、運転経歴証明書を提示することで、特典が受けられる場所がたくさんあります。
「運転経歴証明書」の提示で受けられる6つの特典
内容は都道府県ごとに異なりますが、多くの都道府県に共通している代表的なものをご紹介しましょう。
代表的な特典
バス・鉄道料金が半額に(無料になる自治体も)
タクシー料金が10%割引に
イオン・イトーヨーカドーでの格安配送
銀行での預金金利アップ
メガネ・補聴器の10%割引
三越・伊勢丹・高島屋での買い物が無料配送に
そのほかにも飲食店や旅館、ホテルの割引も多数用意されています。
これだけの特典があれば、免許を返納するメリットは大きいですよね。
免許証返納の手続き方法
免許返納と運転経歴証明書の交付をする場所は、全国どこでも同じです。
免許センター(平日・日曜)
管轄の警察署(平日のみ)
免許センターではその場で返納・交付できますが、 警察署では交付まで2週間~1か月程度かかります。必要な持ち物は以下の通りです。
運転免許証
印鑑
交付手数料1000円
(警察署での手続きのみ)申請用写真1枚(縦3cm×横2.4cm)
福祉委員会 H
注意してください。車両の運転をして自主返納で行くと帰りは免許がありませんので、車の運転が出来ません。気を付けてください。家族に乗せて行ってもらうかの運転者の付き添いが必要ですね。
先般の福祉委員会で話題になりました。当地域でも高齢者の運転懸念が出ております、そろそろ、運転に懸念のある方は自主返納を考えてみてはいかがですか。
色々特典があるみたいです。
福祉委員長 H