アーカイブ | 2018年6月8日

都市工学の専門家からのアドバイス

『あすみが丘第一自治会 30年のあゆみ』に筆者が書いた「千葉市人口統計表から読み取るあすみが丘5丁目」を、友人で千葉市の都市計画の元ヘッドだったHさんに送りました。
20年前の人口統計と現在を比較して、その変化の大きいことに驚き、20年先の自治会、さらに広くあすみが丘全体の長期計画を考えると、変化はもっと大きいだろうと考え、コメントをお願いしました。
次のような参考になりそうな意見を頂きましたので、紹介します。

キーワード的にまとめると次の2点です。

1.一自治会では解決が難しくても、広域で考えると解決できることが多いのではないか。

以下筆者の意見ですが、今朝の日経新聞に「高齢者の高齢化、最も深刻」という記事がありました。今後5年先、団塊の世代の人たちは、75歳以上の後期高齢者になります。15年後で考えると、団塊の世代の人たちは85歳になります。
あすみが丘5丁目という狭い視点に立つと、対策が取れそうにありませんが、あすみが丘全体という広い視点に立つと、最近の老人施設の建設に見るように、対策がありそうです。
また、駅の北側の古い町内などをみると、空き地が増えてきて、まだ老人施設を作る余裕がありそうです。
駐車場もたっぷりとれて、ゆったりしたデイサービスセンタ―も出来そうです。
都心ではこのような空き地はなく、通勤距離が遠い土気周辺は反って将来性があるということです。自治会に限定せず、広い視野で考えましょう。私たちが死んだ後のことですが。

2.「都会田舎」

あすみが丘に住んで感じるのは、都会と田園が隣り合っていることです。第一自治会第5ブロックのすぐ隣には、自然豊かな谷津田があります。
これは、子育てをする若い世代が、また見直してくれる可能性があるとともに、老人施設などを作る空き地がまだあるということにもなります。この特徴を生かした将来計画が望まれます。

広報担当副会長