アーカイブ | 2018年9月29日

自治会の歴史(追加2)平成22年以降『30年のあゆみ』から

前回、「平成22年度以降、広報による会員への情報提供と意見交換の機会の低下している。また、その状態で平成28年以降、嘗てなかったような自治会運営方針の大きな変更が提案され、議論を起こしている」と述べた。
以下、広報誌「あすみ」では分からなかったことを、『あすみが丘第一自治会 30年のあゆみ』から読み解き述べる。
平成22年以降、役員会運営の継承は必ずしも順調に進んでいたとは言えない。しかし、以下に述べる会員多数参加型活動は順調に進んでいた。これこそ自治会の底力である。

IT委員会防犯パトロール見守り隊については、『30年のあゆみ』に要領よく歴史と活動の様子が纏められている。
1.長谷部IT委員会代表「IT委員会の歴史と現状」
2.村本・平成29年度防犯担当副会長「防犯パトロール隊の活躍」
3.兀脇福祉委員長「あすみが丘見守り隊立ち上げ2年を振り返って」
それぞれの分野で、活動の中心となっている人が纏めていて、読み応えがある。

この他に多数参加型の活動として、アルトクラブといきいきサロンの老人クラブサマーフェスティバルの活動も順調になされている。この2項は森山・現会長とも関係が深いが、残念ながら『30年のあゆみ』には書かれていない。ここに簡単に纏めて追加する。

4.アルトクラブといきいきサロン

この二つを合わせた老人クラブは、自治会のグループ活動で最も古い。アルトクラブは平成4年から平成14年まで活動している。いきいきサロンは平成15年から現在まで続いている。しかし、設立の趣旨をみると、この二つは随分と違っている。

アルトクラブ

平成4年(あすみ14号)の設立準備会のには、役員候補者は14名、男女均等に。対象は60歳以上。50歳台の人も歓迎とある。あすみ14号(平成4年)の成富さんの「老人クラブの意義」という文章には、「人生80年時代となった現在、高齢者も社会の一員として自立し、その豊富な知識と経験を生かし、社会参加し……」と書かれている。その高邁な思想を反映してか、会の名称はドイツ語を使ってアルトクラブとなった。60歳代と言えば、現在のあすみが丘5丁目の中心の年代である。(『30周年のあゆみ』の武山の千葉市人口統計からの文を参照)。このアルトクラブは平成14年頃まで続いている。その後も、アルトクラブ的活動が好きな人が自治会内にいなくなったわけではないが、自治会とは別の世界で人生を楽しんでいるようである。

最近は、人生100歳時代。私事になるが、来月は千葉中央の方から「100歳まで現役(頭脳明晰、自立、自分のことは自分で)」という千葉大予防医学センター教授を囲む食事会があり誘われている。夫婦で参加の予定。一番自信がないのは頭脳明晰。しかし、私が入っている学会のK先生は、白寿(99歳)でまだ講演をしている。自らが経験された戦前戦後の化学史を発表され、若い人から尊敬されている。若い人たちの発表を聞いている時は会場の隅っこにひっそりとしている。耳は遠いが、頭脳明晰。

いきいきサロン

いきいきサロンは森山・現会長が得意な分野。筆者も14年程前に森山会長の下で、副会長をしていたことにはよく出席した。あすみ94号のお誘い文には、「お茶飲み会、ゲーム遊び、公園散歩、健康についてのお話」とある。送り迎え・食事・入浴が加われば、世の中で行われているデイサービスの同じである。

サマフェスティバルは次回に。

広報担当副会長TT