477・花物語その3・西郷記念館等々

3日目は予報通り雨となり、朝一番で延岡の名酒「千徳」の蔵開きで大勢の人に交じって出かけて試飲をするなど朝から酩酊状態である。

 その後、明治10年西南戦争の決戦地「和田越えの戦い」において西郷隆盛が最初で最後の陣頭指揮を行ったという場所へ行き、ようやく吟行会の本領発揮「城山」をみんなで吟じた。
 そのあとは、西郷さんが3泊したという、今は西郷記念館になっている屋敷を訪ねてやはりここでも一吟、いいねぇ、以前一人で来て吟じた時よりは迫力が違う天まで届け、という思いであった。

 そのころから雨も上がってきたので、日向市美々津へ向かい、神話時代、初代天皇神武天皇が東征のために船出をして、ここが日本海軍発祥の地、とされているところへ行ってみた。
 私も何回も通り過ぎたことはあるが実際に降りてみるのは初めてのことである。
何かタイムスリップして遠い神代の話になるねぇ。
その後は宮崎空港へと向かい、少し早く着いたので、戦時中この宮崎空港からも特攻隊が出撃して600名あまりの若人が散ったという。
その碑があるのでそこへ参ってから宮崎空港へ行き、夕方4時50分初の飛行機で羽田へ戻ってきた。
 今回は弟がレンタカーを手配して皆さんを案内してくれて大変助かり、喜んでいただいた。
高千穂では同行した兄からの差し入れなどによりみんなが楽しんでくれた。
 兄弟の助けを借りて楽しいツアーとなって皆さんにお礼を言っていただいたが。こういう絆のありがたさを思い知らされたことでもあった。
かくして楽しい2泊3日のツアーは終了したのである。

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