SPDシューズを幾つか新調しました②(ナカムラ)(自転車用の「くつ」④)

この所、立て続けにSPDシューズをヤフオクで落札してしまった。の続き。
(3)NAKAMURA(フランス)R02 Air Plus System

昨日紹介したシマノの旧モデル二足だけだったら、わざわざ紹介することはなかったと思うけど、シマノとかメジャーブランドじゃないシューズも落札して届いたので、こちらをメインと考えてもらえればということです。
出品者は、よく利用させてもらっている、1円オークション出品で有名?な大阪の業者さんで、毎週、金曜日にメールが届く。
そして、ここで出品されるサドルを狙って頻繁にウォッチをしているが、SPD-RだけではなくSPDにも対応しているという、このシューズを見つけたのである。

値動きを追っていると、送料まで勘案しても3000円位で入手できることが分かったので、普段使いにして、ボロボロになっても納得の価格だな、と自分自身に言い聞かせ購入を検討した。

商品説明によると、もともとは日本のメーカーだけど、今はフランスだけで展開している、フランスのメーカーであるという。

デザインもレーシーだが控えめな所に好感が持てる。
ヨーロッパサイズということで、念のため1サイズ上の42をチョイスし入札に参加する。

税込2,200円で落札して、送料が970円。
200円のクーポンも使い実質3,000円でおつりが来た。

一つ下の(いつも僕が使っている)41サイズは1500円で落札されていたし、それより小さい40サイズはもっと安く落札されていたようだ。(落札価格は変動します。念のため)

NAKAMURA(フランス)R02 Air Plus System
NAKAMURA(フランス)R02 Air Plus System

届いた商品は60サイズに収まるように、紙袋の中は箱はついておらず、中で“カチャカチャ”と音がしている。
SPD用のクリートナットが付いているんだな、と思いながら袋を開封すると、すでに内蔵されたクリートが中で動いて“カチャカチャ”と音を鳴らしている。

ボクはsm-sh51を付けるので、そのままでいいけどSPD-Rを使う人は「取り出す」必要がある。
写真にはないが、インソールをめくると靴底に切れ込みがあり、外してクリートナットを取り出すようだ。
靴のソールは樹脂だけで出来ており、ボクが昔、PD-7400とか三ケ島あたりのフラットペダルにクリップとストラップで締め付けて使っていた頃のシューズを思い起こす。
この頃は素足で履いていたんだっけ。

そして、見た目から軽い!っと思っていたんだけど、実際計って見ると片側約340gありmt22と変わらないのである。

そして、問題発生。
(同じタイプのシューズを買って、使い方が謎のままだ~、っていう人は参考にして下さい。)
履いてみようと思い、バックルベルト(以下ベルト)を緩めようとしたのだが、一向に動かないのである。

スキーブーツのバックルと同じでシルバーのレバーを上げれば緩むんじゃね。
と思い、レバーを上に倒しながらベルトを引き上げようとしたのだが、ビクともしない。
もう片側のシューズでも試したが同じである。

不良品か?なんて、本気で思ってしまった。

老眼に鞭を打ち構造を確認していく。

ベルトがラチェットにしっかり挟まったままこれ以上締まらない所まで食い込んでいる。

そして、ラチェットの構造を調べた結果、シルバーのレバーの左右にある黒いレバー(全部のパーツが黒なので赤丸で囲みました)で解放されることがわかった。
左右のレバーを同時に押さないとダメ

シルバーのレバーは引き上げるごとに、一つずつラチェットが食い込んでいくようになっていて、どうやらライディングしながら締め付けるための物であるらしい。
確かに、ライドしながらベルトの先を引っ張るよりは楽な構造だ。

そして、まじまじと眺めた結果、「Air Plus System」と名乗っているだけあり、何と、つま先の下にエアーインテークの切れ込みがあり、レーシングカーのフロントスポイラーのようになっているのを発見してしまった。(写真右上、青丸で囲みました)
カッコいいけど雨の日や水たまりは“絶対”歩行出来ないのだ。

足を入れてみると、やはりサイズは42でぴったりだった。
(普段のシマノサイズより一つ大きめを推奨します。素足だったら同じでもいいかも)
クリートを取り付けてみて、愕然とした。
何と間抜けな絵面なんだ。

大きいSPD-Rクリートも取付できるように設計されているから、SPD専用シューズと違って、クリートの周りが盛り上がっていないので、ボクが取り付けた小型のSPDも、むき出しになってしまい、さらに小さいクリートだけに余計に間抜けな絵面になるのである。(写真参照)

踵で歩く「ペンギン歩き」になってしまうから、踵の傷みが激しくなると思う。
ところが、交換用のソールも手に入れられないし、そもそも交換できる構造になっていない。
まぁ、送料込み3000円程度が妥当な使い捨てのシューズなんだろう、と思った。

サドル、落札しないとなぁ~。

SPDシューズを幾つか新調しました①(シマノ旧モデル)(自転車用の「くつ」③)

この所、立て続けにSPDシューズをヤフオクで落札してしまった。

15年前に購入し、へビーな使用をしてきた「SH-MT20D」が、もうボロボロ(を通り過ぎて)、前回はシマノ以外のシューズ(「サーファスのサイクルシューズを買ってみました(自転車用の「くつ」②)」20190922参照)を買ってみたんだけど、「SH-MT20D」のデザインも気に入ってるので、オークションに目的の品が出品された際に教えてくれる“アラート”に「SH-MT」というキーワードを登録している。

何度か、お知らせが来たけど大体がサイズ違いか、予算オーバーなのである。
そのまま新品の現行モデルが買えるくらいの価格設定の時もある。

靴というのも、価格だけではなく、何と言っても自分に合うサイズがなければならないので、買いたいときにあるかどうかわからないのである。

サイズ、使用感が少ないか、そして送料も考慮した価格で篩にかける。
すると、中々条件に合うものが無いのである。
値段に糸目をつけなければ買えるけど、それではオークションの意味が無くなってくる。
この点では、前回のスプロケット購入までの経緯と似ているのである。

そして今回、サドルが痛んできたから、「そろそろ買わないとなぁ~」なんて考えながらサドルを物色していたんだけど、検索の履歴で「お探しの商品からのおすすめ」に幾つかシューズが表示されたので、くつを物色し始めてしまった。
(1)「SH-MT22」
10年以上前のモデルだけど丁度ボクのサイズの「未使用に近い」物が出品されたので、送料も勘案し4000円以内で落札した。(クリート類は別で1000円かかった)

シマノの41だから、これまで使っていたのと同じで、サイズ的にはピッタリ。
早速気分良く使い始めて、しばらくしてから気が付いた。

ハンガー(BB)周りに接触し、特に右の内側がチェーン関係で真っ黒になってしまったのである。

ツルツルの素材ならまだマジックリンかなんかで一発で綺麗になるんだろうけど、スウェード調なものだから、慌てて、食器洗剤とブラシを使い、綺麗にし十分に乾燥させた後、汚れ防止になるかと防水スプレーをかけてやった。(写真赤丸部分参照。洗う前はもっと真っ黒であった。)

「淡い色合いのサイクルシューズは買ってはいけない」と深く肝に銘じたのである。

SPDシューズとサンダル
SPDシューズとサンダル

(2)「SH-SD66」(写真右)
サンダルが出品されるのはレアである。そして、1円スタートなのである。
こちらも上記mt22とほぼ同時期に発売され、長い間継続していたモデルである。
(サンダルなんて買う奴いないから、モデルチェンジ期間は長くなるんだろう)

「やや傷や汚れあり」 という事であったがウォッチリストに入れて置いたら、残り1日でも2000円の表示である。
初めての取引相手なので、“評価”を参考にすると「悪い」評価が幾つか付いていたので、ちょっと身構えたのだが、ヤフオクでTポイントが使用できる期限の関係もあり、送料も込みで4000円以内になる様に入札したところ、落札されてしまった。

届いたものを確認すると、かなりの美品であったし、クリート(SH-51)も付属していたのだ。
これはうれしい。
これがSH-56だったら買い直しになるので、がっかりなことになっていた。

対応も丁寧で、同封されていた書類を頼りにwebで調べると、大阪の会社で自転車買い取り・販売をしている業者さんであった。

ボクは「自転車用の「くつ」①」で紹介したように、1つ前のSD-65を使ってきているんだけど、経年劣化でストラップ部分がひび割れて剥がれてきてしまっていたので、この機に新調することに成功したのである。

(落札したのはもう1つあり、長くなるので、続きにします。)

ホイールから異音?!その原因は

13日までとなっていた「マンボウ」が3月まで延長になっている折ですが、外出しないわけにもいかないし、誰とも接触しないということで、先週、自転車で出掛けました。
そして、途中、裏通りの閑静な住宅街に入り、ゆっくりと流していた時、「カチ、カチ、カチ、、、カチ、カチ、」と不規則な金属音(それほど金属的ではなく小さく「コチッ」とも聞こえる感じ)が耳に入ったのです。

自転車の異音はクランク付近の音やチェーンから発している音でも、フロントから聞こえたりすることが多々あるので、漕ぐのを止めたのだが、何となく音が聞こえるのである。
大通りだと、速度も違うし、周りの車の音に消されて聞こえなかったのだろうが、いつから異音が発生したのだろう。
ペダリングをしていない状態でも回転に合わせたように音が聞こえるので、まず、フェンダーを取り付けているネジが緩んでいるのかと思い、フェンダーのステーを触ってみるが、緩んでいる様には感じなかった。
次に、ボクは空気を入れる時以外は、バルブのナットを緩めておくので、これが、地面の凸凹を拾ってリムに接触しているのかな、と現実的でないことを考え、一旦、自転車を路肩に止めて、ナットを締め、ついでだから、フロントを浮かせてタイヤを空回りさせてみた。

すると、一切音らしい音が聞こえず、回転も滑らかなのです。
乗りながら目視で確認もしていたが、振れもない状態であった。

振れはないけど、一応ニップルの緩みがないか、ホイールを一周させながら、一対のスポークを順に軽く握っていった。
緩んだニップルがリムにあたっていることも考えられたからである。
しかし、これも特に異常がない。

これだけ回転がスムーズならば、ハブの異常でもないわけだ。
と、もう一つの原因になるであろう、ハブの線も頭から消した。

まぁ、ハブやベアリング関係だったら、はなからこんなに走れていないんだけど。

念のためクイックを緩めホイールを外してから、しっかりと位置を合わせ嵌め直し、再びサドルにまたがり、漕ぎ出す。
すると「カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、」と、先程までよりも派手に聞こえてきたのです。
調べた結果、異常はなかったので、少しずつ速度を上げていく。

ここで、一つ気付いたのが、速度が上がると音がやみ、漕ぎ始めに音が派手に鳴るという事なのである。

もう一度、スローダウンをすると、「カチ、カチ、カチ、、、カチ、カチ、」と冒頭と同じような金属音が聞こえ始めたので「ゆっくり走ることによってリムのねじれが生じ、それがスポークの交差部分で鳴っているのでは?」と仮説を立てて帰宅したのである。

spoke oil
spoke oil

ここで、登場が先月購入したオイルのうち「極潤滑」を付けてみた。
交差部分に「内側から」垂れない程度に“なすり付ける”のだ。(写真参照、イメージ程度で)
何と言っても、付けすぎてリムに付いてしまったら、ブレーキが利かなくなる。
時間をおいて試乗すると音が少なくなった。
そう、回数が少なくなって、丁度、1回転で1回音がするって感じなのだ。
そこで、念のため、ハブのフランジ部分にも、擦(なす)り付ける。

試走をしてみると油がなじんできたのか、音が収まっていた。
このホイールは、(「新規ホイール手組作業!?」20200508参照)で、予算を削ったので、ステンレス製だけどノーブランドの物を使っていることが原因かもしれない。
そういえば、この件で思い出したけど、昔、スポークの交差部分を針金で結んでいるのを良く見たが、今回のことと関係があるのかなぁ。

シフター交換!グリップタイプからトリガータイプへ

はじめに

今回の文章は20年前に購入したクロスバイクのシフターの件であるため、時系列が分かりにくいと思います。以下の時系列を頭に入れてお読みください。
まず、購入時に付いていたSRAM・ATTACKを10年程使用→壊す→ヤフオクで再購入→今回シマノ購入という流れです。
それではお願いします。

もうかれこれ、購入してから20年近く経つ、いわゆる「クロスバイク」に主に夏場に乗っているのですが、シフターがSRAMのグリップシフト(ATTACK 3×9S)が付いていて、数年乗っていると周りのゴムがべたべたになってしまい、手のひらも黒くなってしまうので、乗りながら(信号待ちの時なんかに)ゴムを剥がしツルツルにしていった。(写真上)

このグリップシフターも、使い始めは慣れるまで非常に時間がかかった。
そういえば、グリップシフトって、メーカーや型番によって変速時の向きが違うのはどういうもんだろうか。
そして、この自転車を購入直後に、ハンドルが580mmと長すぎて乗りにくかったので、ハンズで520mmのハンドルを見つけ交換したが、その時(当たり前だが)短くした分アウターが余ったり(きつくなる)、グリップの部分が非常に短くなってしまった。(バーテープを巻いて凌いだこともある)。

さらにべたべたになったゴムを全て剥がしたので、雨の日には滑ってしまい、特に、右側(後ろの変速機)をローへ戻すことが困難な状態になるのである。
実は、一度過去にトリガーにしようとして、オークションで見つけたSRAMのX-7を落札したことがある。

落札してから、届くまでの間に(webで)調べてみると、このX-7では「引きしろ」がシマノのディレイラーに対応していないことが分かった。
スラムは、すべてシマノと互換性があると思い込んでいたのだ。
2段分動かして1段変わるくらいの差があるようだ。

最初から付いていた「アタック」はシマノ互換として製造されていたのである。
そして、アタックにもトリガータイプがあることが分かったので、出品されるのを待っていたのだが…。
上記のような(ワイヤー問題とか)事があったので、あろうことか、このグリップを短くしようとして、のこぎりで切ってしまった。

すると、切り落としたグリップの部分がストッパーになっていたようで、早い話、壊してしまったのだ。

バイクを変えて過ごしながらヤフオクをチェックしていると、同じATTACKが出品されていた。さらに、おまけで短いグリップを付けてくれるという事だったので、落札し交換し乗ってきたのです。

ところが、この短いグリップもずれて外れやすくなってきたし、シフター本体もゴムの部分がすっかり取れてツルツルになったので、今度シフトのインナーかアウター(ケーブル)を交換するタイミングでトリガータイプに換えようと思っていたところ、先日アウターが破れたのでこの機会に交換することにしたのである。

sram→shimano
sram→shimano

ここで、頼りは「ヤフオク」。
なにぶん古い自転車なので、わざわざ使用感のあるALTUSをメーカー希望の4割引き位で落札したのです。

何故、このシフターを選んだかというと、ブレーキと一体化していたからである。
先述の通り、ハンドルが短いので、ブレーキとシフターが一体になっている方がクリアランスに余裕ができるのでは?と考えたのです。

ところが、取り付けてみると結構な幅を取られていて、クリアランスの余裕は生まれなかった。

ついでに、グリップも短めのエルゴグリップにして、これで手の痺れ?も軽減された。(写真下)
変速は快適だ。
特に、リアをロー側からトップ側へ変速する場合は、「小指」でもサッと振れるだけで変速してくれる。
まあ、逆の動きは親指で操作が必要になり、フロントをアウターに変速する際にはそれなりの力が必要になる。

実は、この交換作業は1か月ぐらい前に行っていて、記事を載せようとしていたところ、前回のブログで書いた出来事(たたんだ傘を左手に握ったままフロントのシフトをアウター側に入れる動作をしたら傘がフロントフォークとホイールの間に挟まってコケてしまった)に遭遇したのです。

自転車の違反で赤切符!?(後編)

日は昨日に引き続き、いや、快晴だっただけに今日の方が暑かった。
子供の頃に過ごした夏休みを彷彿とさせ、蝉の声が聞こえてきてもおかしくない中、指定日になったので行ってきました。
昨日、行くにあたり、改めて貰った赤切符をよく見ると、裏に出頭場所は「警視庁交通部 交通執行課 隅田分室」と書いてあった。

違反当日に「後日、警視庁に出頭・・・」と聞いたので桜田門の警視庁が頭に浮かび、比較的行く確率の多い地域だからそんなに苦にならないと思ったものの、錦糸町である。

裏面には出頭場所だけではなく、「即決裁判手続法」とか「略式手続」という法律用語が繰り返し出てきていて、罪の深さに慄いていた。

中心付近に「申述書」という欄があった。この赤切符を渡される際には何も言われなかったので、記入すべきかどうか悩んだが、その前の文章“下記「資料(赤切符の裏の文言)」参照”を読んで、念のために記入することにした。

それこそ、朝一番で行ってしまおうかとも考えたけど、午後一番で待つことにした。
30分待たされても1時間程度で終わるのではないかと思ったからである。

出頭日当日を迎えた。
錦糸町駅前の交番を曲がって、公園の手前で曲がればいい、という大変なアバウトさで目的地を目指す。
駅前の交番を曲がってガードをくぐると公園らしきものを認めることができたのだが、高層マンションが聳え立っており、最初マンションに付属している公益スペースだと思いその先に行こうとした。
しかし、信号を渡ろうとしてふと表示を見ると「錦糸公園」とあったので、その道を入っていくとほどなくそれらしき建物に到着する。(写真左上、この写真の左手が公園)

予定通り15分前に着いたので、外観の写真を取ってから「警視庁交通部~」と書いてある方の入り口から入っていった。(写真右上)

当たり前だけど、かなり地味なところで、入ってすぐ右側に「受付、免許証返還」と書いてある窓口があった。
窓口のわきを見るとやはり案内通り午後の受付は0時30分からとあったので、「ここで後10分ぐらい待っているのか」と思いながら、窓口の前に立つと中から声がかかり、男性が顔を出した。

「受付は30分からですよね?」と言いながら赤切符を差し出すとそれを見ながら、

「もういいですよ。今日は熱があったり体調が悪いということはないですか?」と言うので「はい、大丈夫です」と答えると、
「今番号を渡しますので」と言いながら案内の紙(写真左下)にホッチキスでとめてから、この後の流れについて教えてくれた。

それによると、12:30から取り調べが始まるということであった。
病院のように診察時間の30分前から受付になっていて実際は13:00から始まるものだと思っていたので、30分待つ必要はなくなったわけである。

そちらの待合室に掲示板がありますね。この(受付)番号が表示されますから、その隣の番号へ進んでください、と言われ、待合室に目をやると先客は一人だけだった。

椅子に座って、写真を撮って時間を過ごす。
もらった案内用紙を読んだところ、退出の際に返却するようだったので、紙を拡げて写真を写す。
12:30になると早速、目の前の掲示板(写真右下)に番号が表示されたので、取調室へ歩みを進める。
パーテーションで区切られた個別のブースに番号が振ってあるので指定されている番号の所へ近づく。
「そちらにお掛けになって下さい。今日担当する○○です」
それから、本人確認の為、免許証を渡すと
「ICチップを見ていいですか?」と確認されて、何やら機械の上に免許を載せると「本籍は●でいいですね」と確認される。
「はい。」と答えて「本籍って免許にあったんじゃなかったっけ」と怪訝につぶやきながら免許を見ると本籍欄がなくなっていたのであった。
「IC化に伴って本籍欄はなくなったんですよ」と補足してくれる。

そして、当日の違反内容を供述調書に基づいて事実確認がされる。
(当日撮影された)自転車の写真を見ながら「これはスポーツタイプで良いですか?自転車がお好きなんですね」と言うので、「はい」と答える。
ここまで、約5分

「それでは、この後の手続きについて説明します。この後2階に上がってもらい検察官の取り調べを受けてもらいます。
(赤切符の裏側を見せながら、申述書欄へ)もう記入してもらっているんですね。検察官が裁判をして、その場で罰金が決まりますが、1回目なので、これまで罰金になった方はほとんどいないので安心してください。ただし、絶対ではありません。今回は、赤信号での違反でしたが、信号の違反と踏切で遮断機が下り始めてから渡ってこちらに来るという方が目立っています。」
警察官との取り調べを終え部屋を出て2階へ上がる際に待合室を見るともう待っている人はいなかった。

警視庁交通部
警視庁交通部

12:40に2階の待合室に入る。
見渡すとまだ誰もいない。
ここでも写真を撮る。(スペースの都合で割愛しましたが、「略式命令謄本交付」と書かれた窓口もありかなりビビってしまった)
5分ほど待つと目の前の「検察庁呼出案内」と書かれた掲示板に番号が表示されたので指定されたブースへ足を運ぶ。(写真右下の物と同じでブースはアルファベットで示してある)
検察調書の部屋に入ったらアルコールで手の消毒をして下さい、と書かれていたのでアルコールを付けていると指定のブースから「22番の方こちらですよ」と声が聞こえる。
挨拶のあとここでも本人確認の為免許証を提示する。そして、写真と同一人物か確かめるためにマスクを外すように指示を受ける。

「ご自身の口から氏名と生年月日を答えて下さい。」
答えると「●才ということでいいですね。本籍と居住地をお答えください。」

「答えたくないことについては答えなくてもいいですよ」
といいながらここでも供述調書に基づいて事実の確認をする。
先ほどと同じ調書と写真が手元に揃っている。

「今回は初めてということなので、罰はありません。こちら(切符裏の申述書への記入)には記入頂いていますが、今回は必要有りませんでした。これ(赤切符)は処分します。反省しているのであれば、そちら(誓約書)に署名と捺印お願いします。あっ、印鑑はお持ちですよね」

「はい」と答えて、“2度と同じようなことは致しません”というような文言が書いてある誓約書にサイン・捺印する。

地元の警察署で、裏の申述書への記入について何も言われなかったのは、書く必要がないということだったのだ。
そして、先日貰った、「重要なお知らせ」と同じ大きさの“危険行為を繰り返す自転車運転者に対する講習制度”と書かれた紙を渡され「同じようなものはもうもらっていると思いますが…」と切り出し、違反を繰り返すと呼び出しの講習を受け中ればならないし従わないと強制的に罰金になると念を押される。そして
「そこには書いていないのですが、傘さし運転、イヤホン、スマホ携帯使用も条例で違反になります。事故の加害者になると、民事責任と刑事責任も発生します。過失傷害で50万以下の罰金という重い罪になることも多々あるので、今後は気を付けて下さい。今日はこれ以上のことはありませんので、このままお帰り下さい。」
と言われ、部屋を出る。
1階に降りたが、本当に帰っていいのかな、と後ろ髪をひかれる思いで建物を後にした。

[———-資料(赤切符の裏の文言)———]

(左枠外に縦書きで:)
注意 当日罰金の裁判があったときは、即日納付すれば一切の手続きが終了しますからその用意をしてきてください。 検察官  問い合わせは(03)××局●●番

(右上に囲みで:)
少年
20歳未満の者の事件は、警察または検察官から家庭裁判所に送られたうえ、処分が決められます。家庭裁判所が刑事処分の必要があると認めて検察官に送り返した場合には起訴されることになります。

(左上から:)
即決裁判・略式手続説明書
東京区検察庁検察官

あなたは検察官のもとに出頭したのち、表記違反事実について起訴されると、簡易裁判所の裁判を受けることになります。

その場合、あなたに異議がなければ、公開の法廷で通常の規定による審判を受けるのではなしに、交通事件即決裁判手続法により、法廷に出頭し簡易な手続で即決裁判を受けるか、または刑事訴訟法の定めるところにより、法定には出頭しないで裁判官に書面審理をしてもらう略式手続による裁判を受けることもできます。これらの簡易な手続きで裁判を受けたときにも、もしその裁判に不服があれば、その裁判を受けた日から14日以内に正式裁判の請求をすることができます。

そこで、あなたが即決裁判手続または略式手続のいずれかによって裁判を受けることに異議がなければ、その旨を明らかにするためあらかじめ(出頭する前に)自分自身で下の申述書欄に署名しておいて下さい。(即決裁判手続または略式手続によることに異議があるときは、署名しないままで出頭して下さい。その場合には、検察官が、あらためて出頭すべき日時を指定することがあります。)
(下に枠囲みで:)
申述書
通常の規定による審判を受けられることもよくわかりましたが、即決裁判手続または略式手続のいずれかの手続によって審理されることに異議がありません。

年  月  日
氏名       印

その下に
略式命令:即決裁判結果通知書

(い)事件名
道路交通法違反
(ろ)被告人の氏名、年齢、職業、住居、本籍:表記(1)のとおり。
(は)裁判
主文 被告人を罰金    円に処する。
これを完納することができないときは金5,000円を1日に換算した期間(端数が生じたときはそれを1日に換算する)被告人を労役場に留置する。第1項の金額を仮に納付することを命ずる。

罪となるべき事実
被告人にかかる表記(2)、(3)、(4)、(5)記載の事実

適用法令
表記(5)記載の罰条
刑法18条、刑訴法348条
(に)裁判をした裁判所及び年月日
東京簡易裁判所:年月日

(ほ)裁判官の官、氏名
同庁簡易裁判所判事

上記略式命令に対しては、告知を受けた日から14日以内に当裁判所に対して正式裁判の請求をすることができる

上記は謄本である。
前同日同庁:裁判所書記官

出頭場所

(この後は隅田分室の住所や電話番号地図が書いてある
また、裏面は「短辺綴じ」での両面印刷で縦に折り返すと読む方向になる)

自転車の違反で赤切符!?(前編)

先日の朝、地元の国道で交差点の手前で警察官に呼び止められた。

「赤信号でしたよ。ちょっと、こっちに来てください。」と車道から歩道の方へ移動するる。

一つ先の信号が青だったのことと、雨がぱらついてきていたので先を急いでいたボクは、既に歩行者が渡り始めていた手前の赤信号を超えてしまったのです。

無線で何やら持ってくる物を指示していたが、
「そこの交番まで移動してもらえますか」と言われ、一緒に移動する。
「信号無視なので、赤切符ですね。こういう赤信号無視による歩行者との接触事故が増えているんです。」というので、「えっ!赤切符!青切符通り越してですか?」と思わず聴き返す。
「はい、後日警視庁に出頭してもらいます(と聞こえた)」
この時、免許の減点や罰金がいくらになるのだろうか?ということが頭をよぎり、心ここにあらずの状態である。
交番の傍らに自転車を置くように指示をされ、「免許など何か身分を証明するものはありませんか」と聞くので免許証を渡す。

免許を渡すと、「この自転車はご自身のですか?」と聞きながら防犯登録を照合する。
「それでは自転車の横に立ってください。写真を撮りますから。マスクははずして。あと、指で自転車を指してくれませんか。これは自分のです、ということが分かるように」

その後、別の警察官から勤務先や仕事内容などの質問を受けていると、さらに、別の警察官から「車体番号の写真も撮りますので、ちょっと裏返しにしてもいいですか」と聞かれた。
もちろんダメとは言えないだろう。
2人の警察官が写真撮影の作業を進める。
その後、「手続きのことで話があるのですが、この後30分ほどお時間ありますか?」と聞かれたので、「今日はもともと急いでいたため信号を越えてしまった位なので無理です」というと、「それでは後日、来てください。土曜日でいいですか。何時頃が良いですか。ゆっくり目の時間の方が良いでしょうか」というので、「いや、早い時間でも何でも構いません」というと「それでは10時頃に私宛に尋ねてきてください。」
と、口頭で所属と名前を言った後、メモ用紙を取り出し走り書きをして渡してくれた。
そして、「この後も気を付けて運転してください」と自転車に目をやりながら訝しげに「このペダルは最初からついていたのですか」というので、なぜか後ろめたさを感じながら「いえ、後から交換したのです」と答え、その場を後にした。

放心状態のまま、1日が過ぎたが、気になったので、WEBで「自転車 赤切符」と検索をかけると、結構な数の体験が載っていて、最後には裁判所で不起訴になるということが多いとの事だった。裁判所からの呼び出しもあるとわかり、益々ブルーな気分になっていった。

自転車で赤切符
自転車で赤切符

当日、時間より早めに受付に寄り、10時の約束で来た旨を告げると、ほどなく先日の警察官が現れた。

窓口の椅子に腰掛けるように即され、奥に何やら資料を取りに行った。
「今回あなたは自転車で危険な走行をしたので、これ(「自転車の正しい乗り方」)も差し上げますので、よくお読みになって下さい。自転車も車両ですからね。」
と渡しながら、手元の赤切符に必要事項を記入していく。

運転免許の番号を記入しながら、「あっ、今回自転車の違反ですから、運転免許証の反則点は関係しません。」
「えっ、ゴールド免許のままで大丈夫なんですか。」
「はい、次回もゴールドのままです。ただし、ここ(「重要なお知らせ」を指差しながら)にも書いてありますが、3年以内にもう一回、何か違反とか事故を起こした場合には講習を受けることになります。」
これを聞いて幾分、気が楽になった。

「この前も言いましたが、ここ(赤切符の右の「出頭」「日時」欄を指さし)に記入する日に、ここ(赤切符の裏面を見せながら)に行ってもらいます。もし、都合が悪い場合は前日までに電話をすれば変更してもらえますので。」
赤切符の必要事項への記入が終えると
「これから聞くことに対して、もし答えたくないことがあれば答えなくてもいいですが、今度行くところでこれを見ながら聞くことになるので、分かりやすい物を送った方が良いとおもいますよ。あなたが違反した日は◎日で時間は9時◎分でした。あそこは◎◎町◎番地付近となります。間違いありませんか。」
といった具合に、確認を取りながら逐一記入していく。

赤切符と、調書には署名欄と押印欄があり、うっかり印鑑を持参することを忘れたことに気が付いた。

調書を取ってから、「この内容で間違いありませんね。」と確認をすると
「それ(小さいスタンプ台を示し)に、左手の人差し指を載せて、ここ(赤切符)と、ここ(調書)に指を載せて下さい。」と依頼された。

印鑑持っているか、とは聞かれなかったので、どのみち同じ事だったのかもしれないが(うわー!いよいよ指紋を採られる)と思い、
「これは前科になるのでしょうか」
と訊いたところ、それはない、との事であった。
指を拭く物を探していると、「こうやれば大丈夫です」と、親指の先で人差し指を擦る仕草をしたので、ボクもそれに倣った。
「それじゃあ指定した日に出頭してください」
「あのー、時間は何時でもいいんですか。」
「ああ、時間は、ここに書いてある時間内であればいつでも大丈夫ですよ。これ(赤切符)を受付に提出してください。人によっては8時頃から待っている人もいるようですね。その日に何人待っているかによって待ち時間は変わりますが、順番が回ってきてからは時間はかかりません。出頭後にどうなるかということは、戻ってきた人たちと会っていないので、判りませんが、原付での速度超過程度の罰金になるかもしれません」

時計に目をやると丁度30分経過していた。

「この前は、信号が赤信号であったことと、歩行者が渡り始めていたので危険行為と見なしたんです。私があそこに立っていたのは気が付かなかったのですか。」
「はい」
「歩行者に何か言われませんでしたか。」
「いえ。」
「そうですか。歩行者に怒鳴られたり、場合によっては突き飛ばされたりすることもありますし、わざとぶつかってくる歩行者もいます。そういうトラブルが絶えないので取り締まりの強化をしているんです。でも、何かあれば一方的に自転車の責任になりますよ。」
そして、別れ際に「この一帯は9:00~10:00まで重点的に自転車の取り締まりをしているんです。」
と一言付け加えて戻っていった。
(後編へ続く)

超!簡易的な「センターゲージ」自作(ほぼワンコイン)

緊急事態が解除されたかと思ったら、すかさず、まん延防止法~(「まんぼう」と略すのは良くないとの事)が発令されて、3週間くらい経つが、相変わらず飲食店が20時までの営業になっていたり緊急事態宣言のときと変わらない生活様式で、両者の違いが分からないでいる。
こんな中で、外出をするのも気が引けるが、今日久しぶりに近所にある小規模なホームセンターに行った。月に2回の5%OFFの日でもあるし、雨の予報もずれ込んだこともあって、ちょっと出かけることにした。

カミさんが、ガーデニングの所で品定めをし始めたので、ボクはカー用品や工具のあるコーナーで時間をつぶす。
特に目新しい物も無かったのだけど、センターゲージを自作するために何か適当な棒があればいいな?と思い、改めて見たところ、丁度手頃な長さの棒を売っていた。(写真上参照)

center gauge_hand made

しかも、何と数か所にネジ穴が開いているし、一定間隔で穴が空いている。
クローゼットの中に棚を付けるための支柱であるらしかったが、これぞ求めていたモノ?と値段も税込みで364円と、実験に失敗してもダメージがないので、即購入してしまった。

最後にホイールを組んだのが約1年前(「新規ホイール手組作業!?」20200508参照)それまでにも何組かのホイールを組んでいるが、全てブレーキ目安、そして、スポークテンションの手の感触だけを頼りに組み上げたものにすぎない。

まあ、乗っていて、不都合はないのだが、どの程度センターがずれているか、計ってみることにした。(当然修正が前提)

ここで、センターゲージを知らない方もいると思うので、簡単に言うと、「洋服のハンガーを大きくしたようなイメージで、本当に1本の棒状の工具」なのです。

安い、といっても3000円程度の物は板のようなもので作られていて、5000円以上になると、鍛造の重量感のある安定した製品が手に入る。
中には1万円前後の物まであるのです。

年に何回使うかという代物なので、買う気にはならなかったのです。
実際ハンガーで事足りるのでは?と思うくらいだ。
さて、通常、市販のセンターゲージは“センター部分”にある「ボルト」で高さを調整する物が大半だけど、要は「リムの縁までの距離がハブ軸を中心として、左右均等か」ということが分かればよいので、センターの部分にはあえて何も付けず、縁の部分にボルトを取り付け合わせることにした。

ボルトを通す穴では、リムの両端にうまく合わないので、棚板をつけるために15㎜間隔で空いている楕円形の穴を使う。
家にあるネジ(釘)箱を漁るとこの穴に合う3㎜のボルトが見つかり、しかも長さも長めだ。(8本入りで200円弱だったと思う)

ボルトの長さを固定するためにナットを上下2カ所に取り付ける。

センター部分でこの板を押して固定しながら、ナットを調整しリムの高さに合わせ固定する。(「自作」にもなっていない。)
この微調整に手間が掛かるが頻繁に行う事ではないので妥協する。

反対側のセンターに合わせると、ボルトが浮いてリムに触れない。
約、2mm弱ずれていることが判明したのだ。

作った甲斐があった。
これで十分である。

ディレーラーをRD-2300から9速用のRD-5500に交換

新年になりました。今年もよろしくお願いします。

え~。新年早々暗い話題で始まってしまい大変恐縮なのですが、年末にリアディレイラーを壊してしまったので、元旦の朝から交換することになりました。

前回チェーンを変えて(「チェーン交換(魔改造!?)」20201121・20201127参照)から、回転が非常に軽くなり、飛んでいるかの如く調子よく乗っていた罰で、年末に路肩に止まっているトラックの荷台に左のハンドルが触れて落車をしてしまった。
バランスを崩したので体勢を立て直すのを諦めて、「コロリ」と軽く転び、この時期の服装と減速していたおかげで、膝とひじを軽く打っただけで傷を負うことも無く済んだのですが、その後から変速・駆動がおかしくなったのです。

あっ!ハンガー曲がったかな?

と思い、よく確認したけど、ハンガーは無事だ。
クロモリ強し。

しかし、プーリーのホコリ、ゴミがすごくて、変速がおかしくなったのは「このせいかな?」と思ってしまった。

まあ、掃除をしたけど、プーリーの部分が斜めになっているので変速がおかしいままだ。
再度、本体を良く見ると、何と駆動部途中の“はめ込みのピン”がずれて外れているのである。(写真上の赤丸参照)

これを直すのは流石に素人のボクには無理。

力技で嵌め込むこともできるかもしれないが、無駄な抵抗だと思い、家に転がっていた(本当に転がしていたら捨てられているが…)9速用のディレイラ―に付け替えたわけです。

一昔前(いや、二昔前か)の物といえど一応シマノの5000番台・105グレードなので3段階上の物となってしまう。(写真下)

勿体ないな、と思ったが、壊れてしまった物と同じ2000番台の8Sのディレーラーを新規に買うのも2000円程度かかってしまうし、前回チェーンを9Sの物と交換したので、取り付けてみた。

交換するには、チェーンを外さなければならない。

ミッシングリンク用の取り外し工具がまだ手元にないのだが、とあるブログに「手の指で押し込めば外れる」という情報があり、汚れた指の先と外れている状態のミッシングリンクの写真が添えられていたので、実践することにした。

ところが、ひ弱なボクの指の先ではビクともしない。

そこで結局チェーンカッターで切断した。(ミッシングリンクの意味なし)

ディレーラー交換
ディレーラー交換

ディレーラーを交換をして、寸止めで外してあったチェーンを再び繋ぐ。

繋いだ部分の動きが硬かったので焦ってしまったが、反対側からピンを押し微調整をしていくとスムーズに動くようになった。
折角インナーワイヤーを外したので、アウターをずらして普段アウターに隠れている部分をウエスで拭いてグリスを薄く塗ってからディレイラーへインナーを通す。

インナーのたるみを取ってやると、変速がスパスパと決まった。

そして、実走。
なんと、前回問題になった“歯飛び”が少しだけ解消されたのである。

一番ロー側の25Tでは相変わらず派手に歯飛びする。

しかし、その下の23T、21Tではあまり気にならないレベルになってくれた。
もしかしたら、以前から今回交換した2000番台のディレーラー本体に目視ではわからない「ズレ」があって、ディレーラー本体の精度が落ちていたのか、今回の5000番台の精度が良いのか、と言ったところで、ハッキリとした原因はボクには分からないのである。

ヘビーデューティーなタイヤチューブを買ってみました

このブログをよく読んでくれている方はご存じだと思うが、僕は自転車での移動を好んでしている。

何といっても、“絶対座れる”。
ずーっと座っていられるわけです。
そして、電車やバスと違って不快な身体接触もない。
ドア・ツー・ドアで、時間が無駄なく使えるという利点がある。

たまにはパンクをするけど、その場でチューブ交換作業をするにしても10分程度で済み、電車での乗り換えを失敗した時と同じ程度の時間ロスとなっている。

そうはいっても、パンクをしないことに越したことはない。

以前にも書いたように、僕はずーっとパナのツーキニストを使用している。
他のタイヤだったら明らかにOUTだと思われるシーンにも打ち勝ってくれた。

そして、リムフラップの方も2重に入れるなど万全である。
ところが、先週(忘れもしない12/2)、小雨が降っている中、性懲りもなく走っていると渋谷のガード下を抜け「ミュージックK」さんあたりから後輪に違和感が襲う。

最初は舗装が荒れている部分なのかな?という感じである。

だけど、舗装も綺麗になったばかりの場所だ。

パンクの規模が非常に小さく結構踏ん張ってくれたけど、セルリアンタワーを過ぎたあたりで抜け切ってしまった。
丁度、傍にタワーパーキングがあったので、その軒下を借りてチューブを交換して帰宅したのです。

最近は結構舗装が綺麗になっているからリム打ちの心配はないと、気が緩んでいたのですが、リム打ち以外の普通のいわゆるパンクって、経験則から“小雨”“雨上がり”の時に多く遭遇するのである。

ドライの環境であれば、異物はタイヤがはじいてくれるし、雨がしっかり降っていれば、その雨で流してくれるから、小雨の環境は気を付けなければいけない。
今回は現場が「坂の一番下=谷底」だったから、いろんな異物が雨で流されてきて溜まっていたのかもしれない。
1年ぐらい前にも雨上がりの道で、乗降のためのタクシーに幅寄せされて路肩に落ちていた何かの破片(縦2ミリ程度・横1ミリくらいの楕円形の物)が前輪に、くっ付いたので、慌てて減速したが、前輪が2回転・3回転と無情にも回転し(その都度、その異物が目印になった)異物はタイヤに埋め込まれ、停止と同時にタイヤを突き破ってしまったのである。
(タイヤにも同じ大きさの穴が綺麗に開いてしまったので、交換することになった。)
そんな経験もあり、更にチューブが強化できれば、と思い何気なくチューブのコーナーを見ていると今回購入したタイオガの厚さ1.2mmのチューブを見つけた。

通常のチューブは大体0.8mmだから1.5倍だ。
値段も1.5倍近くする。

この商品をWEBで紹介している所は大抵、写真にあるように、大きい箱と通常の箱が並べられて撮影されたものが商品写真として載せてある。

買う前は何で2つ写しているんだろう???

と不思議だったけど、届いて、その意味が分かった。
開けて箱から出してみると大迫力である。
通常サイズと比較すると一目瞭然。

迫力があるはずで、カタログデータの厚さ1.2mmは片側の事だから折りたたむと、倍の2.4mmになる。
いや、これは単純な計算の結果なので実際はもっとあるように見える。
ノギスで計ると写真の状態で実に4.00mmであった。(写真下参照)

タイオガ TIOGA Inner Tube チューブ
タイオガ TIOGA Inner Tube チューブ

重さは実測で何と134gだ(25~32。ナット、キャップを除く)。
いつも使っている同メーカーのチューブ(28~32C)は123g(同上)
(ボクは25mmのタイヤを使っているが、18-25規格だと伸びきった状態になって薄くなってしまうと考え、敢えて大きめの28-32を使ったりしています。)
いずれもバルブは48mmです

あれ?
0.8mmのチューブは25でなくて28と少し太いからサイズ的に若干不利な部分はあるが、10gくらいしか違わない。

インストールとかスムーズにできるのであれば今後も使っていこうかな。
下記はこのチューブの情報が必要な方のために載せておきます。

<検索用>タイオガ TIOGA Inner Tube チューブ 極厚
French Valve TIT14703 700 x 25~32C 25/32-622 48mm 1.2mm

チェーン交換(魔改造!?)下(取付編)

久々の3連休であった。
10月の3連休が体育の日が移動したことによるイレギュラー日程で、今年はなくなった。
(来年もかな?)
おかげで、晴れの特異日であった、かつての体育の日(10・10)がへそを曲げてしまったため、確か天気が悪かった記憶がある。(台風が来たけど逸れた時だったか?)

話題休閑
今回は予告通り、この連休の谷間の日曜日に、いよいよ取り付け作業を行なった。

まず、室内で前回(「チェーン交換(魔改造!?)上(準備編)」20201120参照)購入した、送料込み530円のチェーンカッター(最近はチェーン切とは言わないようだ。)で、新しく交換する「INTREPID」のコマを詰める作業をした。
そして、自転車を引っ張り出し、チェーンを切る作業に入る。

実は、どうせ交換するからと言うことで、ここの所ディグリーザーも省略していたので、とんでもなく汚い。

伸びきっていることも分かり切っているので、交換した古いチェーンの写真は割愛します。
ここで前回のヤな予感が的中!
精度が悪く、古いチェーンを切るのに、10分近く格闘してしまった。
チェーンの中心にあてがうのにも苦労をしたが、それ以上に、ハンドルを回すとずれてしまい、ピンの中心にカッターの“刃”がうまく嵌らないのである。
ハンドルの反対側にアジャスターが付いている(前回写真参照、ハンドルと反対側の黒いネジ。以前使っていた物には付いていなかったので写真を見た時に何か分からなかった。)
このアジャスターの中心は出っ張っていてスプリングが内蔵されている。

これが結構強いスプリングで、力を入れて押し込むと奥に入っていく。

左手でチェーン切を握るのだけど細くて力が入らない。
そのため、チェーンの厚みに合わせてハンドルを回し、ピンが少し押し出される度にアジャスターを緩めていった。

ピンを抜く途中で、曲がったり折れたりして、うまく動かなくなったらと思うと怖かったが、丁寧に時間をかけてチェーンを切ることが出来た。

前回の予告通り使い捨てにします。
まさしく“安物買いの銭失い”です。
これを間違えて捨ててくれればいいのに。(準備編参照)

チェーンがなくなったところで、パーツクリーナーを使い、クランク、スプロケット、ディレイラー周りを綺麗にする。
そして、いよいよ6月に入手済みの「INTREPID」の登場だ。

ミッシングリンク取付
ミッシングリンク取付

事前にリンク数を合わせてあるので、取付は簡単だ。

チェーンを新しくするときは、最初についているグリスを一旦すべてディグリーザーで除去してからチェーンオイルを差すのが一番いいと思うのだけど、ボクはウェスでふき取るだけだ。

そうしておいてチェーンを一番たるむ状態になるインナー×トップに引っ掛けてやり、左右のチェーンにミッシングリンクのピンを嵌めてからミッシングリンクの内側にある大きめの穴に入れる。
すると一瞬で繋がったのである。
外すときは一応専門の工具で、左右からこのピンを逆に押し込んでやればピンより大きな穴の所で外れるという仕組みのようだ。
これには甚く感動をしてしまった。
コネクトピンタイプだったら、精度の悪いカッターのせいで、取付にかなり苦労(若しくは断念)したことであろう。

ミッシングリンク恐るべし。

取付が終わってから、回転させると残っていた汚れが付いてしまったので、再度、パーツクリーナーを吹きかけた。
これでグリスも落ちただろうか。
前回の記事(「チェーン交換(魔改造!?)上(準備編)」20201121参照)を書き始めて、まだ「INTREPID」のチェーンがオークションに在庫があるかな、と思って見たら、まだ売っていた(便利なので、予備用に安く落札したい)。
取り付けてから、近所を試走したところチェーンが新しくなったということもあり、回転、変速が快適になった。

しかし、火曜日(11/24)に、都心部を走ったところ、上り坂でローギアにしたらリアが舐めて(歯飛びして)しまった。

このバイクは12・13・15・17・19・21・23・25Tの8Sのカセットなんだけど、インナーに落とし、トルクを掛けると19Tよりロー側だと舐めてしまうようになってしまった。
アウターだと、ぎりぎり21Tという所だ。
まあ、フロント34Tなので、これでも都心部では十分であるし、もともと14Tが無くて(15Tで回転が上がってギアを上げると一気に重くなってしまい不便)13-23に交換しようかと思案していたので、折を見て(また先送りか?)交換したいと思う。
しかしあれですね。
ボクみたいに、プーリーがなくなるというアクシデントで止む無くチェーン同士が「ゴリゴリ(ガリガリ?)」干渉するという事態になってしまったならまだしも(「プーリーが飛んだ?」20200604参照)、先日、ご法度の「インナー×トップ」状態でディレイラーのプーリ付近でゴリゴリとチェーンを擦りながら走行していた強者が先行していたのを目撃した時は参った。

思わず「インナー×トップってチェーン干渉するっけ?」と思い、目的地に着いてから実験してしまった。

今回交換することになった、延び切っているチェーンでさえも「インナー×トップ」でチェーンが干渉することはなかったので、「リンク数を間違えて付けたのかなぁ」と信じられない思いをした。

とにかく、人のことは言えないけど、チェーンが錆び切ってキコキコと音が鳴っているまま乗ってたりと、無頓着な人が多すぎる、と感じることが多い日々を送っています。