最近、コロナ感染の第一波収束に向かって、ウイルス感染者の実効再生産数Rという言葉が聞かれるようになりました。
再生産数というのは、一人の感染者が、何人の人に感染していくかという数字です。この数字が1より小さくなると、感染は次第に収束していくということになります。
友人が千葉市の感染者の再生産数を計算して送ってくれましたので、紹介します。
上の図は、3月26日から5月15日までの千葉市の感染者数(inciedence)の推移。下の図の赤線は再生産数の平均値の推移。その上下の点線は、統計学で言う95%信頼区間。4月の下旬から実行再生産数が1を割って、収束に向かっていましたが、4月15日に6名の感染者の発生があり、再生産数が2に上がり、危険信号です。油断すると、このようになるので注意しましょう。
千葉市は100万規模の市ですが、感染者は100人程度。感染率は0.01%。発生は断続的になります。それを、なだらかな線に均すのには、特別なソフトを使っています。
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