本シリーズ(1)新旧町名比較地図をご覧ください。旧町名で土気町、新町名であすみが丘1丁目、2丁目、3丁目を中心とする、土気南中央町内会と2丁目荻生町内会を取り上げます。サマーフェスティバルも、最初はこのあたりの住民が中心になって進められていました。
この地域は、商店・戸建住宅・アパート・マンション・事業所の混在地域です。このような地域の自治会活動は、かなり複雑だと思われます。これに較べると第一自治会は家並がそろっており、パトロールが楽です(ただし、2丁目荻生自会は、あすみが丘東4丁目、5丁目の新規開発の住宅地が含まれます)。
次に本シリーズ(2)および(3)の空撮写真をご覧ください。(2)の昭和57年の写真の右上部分と駅の北側が旧土気町市街地です。(3)の平成4年の写真を見ると、この地域にまだ空き地がたくさん残っています。そのため、大木戸町、大椎町、あすみが丘5丁目の人口が減り始めていた今から10年前頃までは、この地域の人口増加が続いていました。以下、自治会ごとに纏めます。
1.土気南中央町内会
会館所在地はあすみが丘1丁目44です。公園通りのあすみが丘5丁目交差点の北西の土気商工会議所の隣です。駐車場は10台分あります。会館はグループで体操が出来るほどの大きさがあります。調査対象にした会館の中では最も新しい建物です。平成10年の地図では、土気中央青年館があった場所で、比較的広い市有地があったと思われます。あすみが丘5丁目交差点辺りは、旧町名の土気・小食土・大椎・大木戸・高津戸が集まったところで、土気町のはずれに、市有地のスペースがあったようです。
会館の土地は市有地で、建物は町内会所有です。法人化して、町内会名で登記することも考えたが、千葉市に相談した結果、その必要はないと判断して、法人化しなかったそうです(IT委員代表情報)。
町内会の主要対象地域は、あすみが丘1丁目とあすみが丘3丁目(除く南西部)です。
町内会活動は、防犯パトロール(班活動)、自主防災組織が中心です。自治会館の前には、移動交番が来ている。会館は、今回のあすみが丘プラザ閉鎖期間にも利用者が多く見込れそうです。
隣に、土気こどもルーム(現在休止中)があります。以前は学童保育もされていました。今は、毎月第1、第3木曜日にカフェたんぽぽ(主催:カフェたんぽぽ実行委員会、共催:千葉市あんしんケアセンター土気)が開かれています。千葉市あんしんケアセンター土気の人には、第一自治会の見守り隊の会合で、認知症の話を聴いたことがあります。知人に認知症の疑いがある人がいて、ご家族に教えてあげたら、大変喜ばれました。カフェたんぽぽには、第一自治会の人もぜひ参加して下さいとお誘いがありました。
2.2丁目荻生町内会
会館所在地は、「しまむら」のあすみ大通りを隔てた向かい側の、あすみが丘2丁目10です。対象地域は、あすみが丘2丁目とあすみが丘東4丁目、5丁目です。土気の旧市街地とあすみが丘東の新しい開発団地で複雑です。町内会活動としては、市のホームページには、自主防災組織、環境美化活動、親睦イベントが書かれています。地元の人に聞くと、防犯パトロールはあまり活発でないとのことでした。
昭和の森の第二駐車場の近くに荻生道遺跡があります。この地は、高校の歴史でも習う江戸時代の儒学者、荻生徂徠が若いころ、本納からこの地まで通ったと伝えられています。