アーカイブ | 6月 2019

自治会の歴史(9)専門部とボランティアグループ

IT委員会代表TT

先日、自治会役員とボランティアグループの意見交換会があった。この機会に、ボランティアグループの歴史をたどってみたい。

1.自治会活動はすべてボランティアであるが、ここで使う〈ボランティアグループ〉という言葉は、第一自治会では特別な意味を持つ。具体的には、総務部・広報部・環境整備部・文化体育部・防犯防災部の5つの専門部とは別の、「いきいきサロン」・「青色パトロール」・「IT委員会」・「福祉委員会」の4つのグループを指す。

2.この言葉が最初に使われたのは、平成27年総会(長谷部会長時)である。この時、新しい時代の要請として、「IT委員会」(ホームページ・ブログの管理など)と「福祉委員会」(見守り隊など)という輪番制の役員会では長期的に持続するのが難しいことが現れて、作られた組織である。

ホームページの採用は平成15年に〈時代を先取るシステム〉として検討したが、輪番制ではうまく運営されず、中断された。一方、広報「あすみ」の発行回数が減少し、自治会活動の風通しが悪いという意見が出始めた。そこで、〈時代の変化に遅れないよう〉に採用されたのが、「IT委員会」によるホームページ・ブログの導入である。これ以上放置すると、IT化時代に遅れをとりそうだという焦りもあったと思われ、ボランティアグループで取り上げるのが最良と考えられたのであろう。

一方、高齢化問題について、最悪の事例である孤独死の問題発生があり、「見守り隊」の結成が一刻を争う問題になり、「福祉委員会」の結成が急がれた。

3.その時に、従来からある高齢者親睦会「いきいきサロン」と「青色パトロール」も加えて、4つのボランティアグループが認められた。

4.このボランティアグループの会則への導入は平成29年の役員会で、議論されて、次の内容で総会に提案された。(残念ながら、本提案は採決方法に問題を残している)

平成29年度総会提案「会則改訂(案)」第13条

本会の事業を円滑に遂行するために、次の部会を置くことができる。

(1)総務部、(2)広報部、(3)環境整備部、(4)文化体育部、(5)防犯防災部

2.本会目的達成のために部会の他にボランティアグループを設置することができる。

3.部会は関連するボランティアグループと相互に協力し合い、本会の活動に寄与する。

要するに、ボランティアグループは専門部とは独立した存在であり、相互に協力する存在だということである。

5.以下に、ボランティアグループの現状と問題点をまとめた。

〇 いきいきサロン

もともとは平成16年に設立されて、子ども会と同様に文化体育部のクラブ活動であった。ボランティアグループになった今も、従来通りの活動を続け17年目になる。

〇 青色パトロール

もともとは平成20年に、防犯防災部のブロック別パトロール、合同パトロールと並ぶパトロール活動の一つだった。このグループがボランティアグループになった後も、総会提出の〈次年度計画〉では従来通りに防犯防災部の活動になっている。

実質的には問題ないが、形式的には「防犯防災部から委託を受ける」と書くのが正しい。

この混乱は、平成29年度総会提案の会則改訂(案)にも及び、次のように書かれている。

会則改訂(案)

第16条第8項 第14条第1項第5号に規定する防犯パトロール隊(ボランティアグループ)の隊長は、会長を持って充てる。

ここにいう防犯パトロール隊は、ボランティアグループではなく、会則改訂(案)の記載は間違っている。次回総会では、見直しが必要である。

〇 IT委員会

平成30年度には、自治会運営に必要な情報が多く投稿され、自治会運営について真剣に考えている会員の間では読まれており、正しい判断に貢献している。

それだけではなく、南警察・千葉市・あんしんケアセンターなどの情報を掲載しており、行政との連携でも存在感を増している。

平成29年度は総務部から委託をに受けていたが、平成30年度以降は広報部から委託を受けている。

第一自治会は幕張にあるマクスタを使用しているが、幕張中心に約130の利用者に便宜を図っているブログサイトで使い易く、商店、趣味の会などに広がり、IT社会はすでに到来していることを実感させる。自治会としても、安全性を確保しながら、投稿者・閲覧者を増やし行くべきである。

〇 福祉委員会。

見守り隊活動だけではない。

月1回の連絡会には、民生委員・社協・あんしんケアセンターの人も参加しており、広く情報提供の場になっている。兀脇代表は、自治会外の福祉情報を自治会ブログに投稿している。

形式的には、文化体育部と連携しているが、高齢者福祉問題では、ボランティアグループの活動が中心になっている。

第43回「あすみ見守り隊」議事録

IMG_3163日時:令和元年6月5日(水)、16:00~17:00  
場所:あすみが丘第一自治会集会所
参加者:委員長(兀脇)、班長3名、民生委員2名、社協1名、あんしんケアーセンター
    1名 計8名(敬称略)

1.先月の活動内容と今月の活動予定
第1班(森山班) 7名 
活動日:6月活動予定6/2(日)、6/16(日)の第1、第3(日)
活動時間:10:00~11:00
第2班(渡辺班) 6名
活動日:6月活動予定、6/11(火)、6/25(火)の第2、第4(火)
活動時間:16:00~17:00
第3班(矢島班) 3名
活動日:6月活動予定、6/11(火)、6/25(火)の第2、第4(火)
活動時間:16:00~17:00
第4班 第5班への統合により当面休班
第5班(矢口班) 4名
活動日:6月活動予定、6/11(火)、6/25(火)の第2・第4(火)
活動時間:16:00~17:00
・新たに4名の活動隊員が増え、担当班は紹介を兼ね訪問を実施し、新鮮
 な息吹きが感じられ、見守り対象者の方からも喜びの声が聞かれた。
・全般的に温暖な気候になってきて、皆さん比較的穏やかに過ごされていました。
2.地域情報について
・自治体からの防犯情報掲載(ブログ参照)
・自治会の歴史NO.7掲載あり(前広報担当副会長提供)
3.一人住まいの方の対応について
・ブロックの実情に合わせて、継続実施
・自治会に洗替要請中
4.広報活動について
・自治会ブログの有効活用
5民生委員・あんしんケアーセンター・社協
民生委員
・5月中旬から75歳以上の方の訪問実査活動実施中
・気になる方への情報提供→「あすみ見守り隊」の斡旋紹介
・敬老会の参加者希望要請中
あんしんケアーセンター
・ケアーマネージャ代表との勉強会の開催計画中(10月の第2週)
・認知症SOS声掛け訓練の実施
・上記に併せた、認知症サポーター養成講座の開催検討
社協
・精神保健福祉ボランティア講座の紹介(ブログ参照)
・平成31年度見守り活動・支え合い活動団体意見交換会・交流会の開催:
 日時:令和元年7月27日(土)9:55~11:30
 場所:緑保健福祉センター 2階 大会議室
  
   

                                   以上
福祉委員長 H

自治会の歴史(追加8)あすみが丘第一自治会自主防災組織図

IT委員会代表TT

2019年度の防犯防災部の活動方針に「自主防災マニュアルの更新」が挙げられています。この機会に、「自治会自主防災組織図」の歴史を纏めてみました。

1.村本雅輝さんの調べによると、あすみが丘第一自治会に「自主防災組織図」が最初に作られたのは泉田会長の時(平成13年度、14年度)だと言います。平成7年に起こった阪神淡路大震災発生を機会に必要性が叫ばれたのでしょう。阪神淡路大震災はよくボランティア元年と言われますが、自治会の「自主防災組織」の始まりでもありました。

2.筆者は平成17年3月発行の「あすみ86号」の巻頭言に、〈防災講習会で聞いた話です。阪神淡路大震災の時、人々はまず自分が助かることに懸命でした。次は家族を助けることでした。その次は、角の一人暮らしのバアサンは大丈夫かと走ったそうです。見ず知らずの人を助けるのは後回しになったそうです〉と書きました。向こう三軒両隣の付き合いの大切さを示す逸話です。いま、第一自治会で活発に行われている「防犯パトロール」「見守り隊」活動の重要性に繋がります。

3.会員の多くの皆さまが今でも持っている平成27年度「会員名簿&会則」にある「防災組織図」は、平成20年度、寺本会長の時に防犯防災担当副会長の村本雅輝さんによっては、作られたのが基礎になっています。当時、村本さんは警視庁に勤務しており、多数の同僚が神戸に支援にむかい、その報告をもとに、第一自治会の「自主防災組織図」に適用したものだと聞いています。これをもとにして大規模な避難訓練を実施したものが『30年のあゆみ』に掲載されている写真です。多くの人の記憶にあると思いますが、起震車体験、大規模な消火体験、煙体験などがなされました。

4.この時の自主防災組織図の特徴は、目立ちやすいカラーページ、上下2つに分けた配置です。ここでも、神戸の経験が活かされています。何事も最初にタタキ台を作るのは大変です。

下半分は〈人命救助最優先にした近隣の初期活動〉です。上半分は次の段階での自治会全体としての活動です。とくに、会長だけでは対応できないで副会長がサポートした指揮体制です。普段からの民主的な協力体制が重要です。

5.この組織図が出来て、10年が経ちました。この間に東日本大震災熊本地震がありました。ここでも新たな教訓が加わりました。東日本大震災では、情報通信技術(ICT)の有効性が実証されました。我が自治会では、「IT委員会のブログ」の利用が考えられます。熊本地震では、大規模な余震が問題になりました。ともに、高齢者問題が浮き彫りになりました。

また、自治会の状況も変わりました。高齢化の進行、女性の社会進出、定年年齢の高齢化などで、昼間は町に人が疎らになりました。

一方、住民が相互に支え合う「防犯パトロール」、「見守り隊」のボランティア活躍が定着しています。

6.時代に合った組織図の改良を望みます。ただし、初心を忘れず、始めの組織図のいいところは残して下さい。複雑な組織図は一般会員の頭に入りません。工場や建設現場では朝礼を行って、防災対策の徹底を図ります。自治会では朝礼というわけにはいきません。〈ブログの活用〉は意識徹底の一つの手段になります。

「防犯パトロール隊」とボランティアグループの「見守り隊」と「IT委員会のブログ」は大きな効果を上げることが期待されます。欄外でも結構です。忘れずに記載しましょう。

注)この間に、平成30年3月発行の『あすみが丘第一自治会 30年のあゆみ』にも「自主防災組織図」が書かれています。ただ、この図には、防犯防災部管理の署名がなく、責任者が分からないので、省かせて頂きました。いろんな要素を入れ過ぎて、分かり難くなっています。

千葉市:還付金詐欺にご注意!!

190225oreore00_o市役所の健康保険課をかたり「累積医療費の過払い金を還付するため書類を送付したが、期限を過ぎても返信がないので電話した。期限は過ぎたが、国の政策で広く知ってほしいので、今から銀行に行ってほしい。」という電話が多くかけられています。市役所がそのような電話をすることはありません。これは「還付金詐欺」の手口です。市役所では還付金のお知らせは書面で行うため、電話で銀行へ行かせることはしません。このような電話があっても絶対に銀行に行ったり、口座番号を教えたりしないでください。また、電話があった際は最寄りの警察へご連絡ください。ご不明な点は、千葉市消費生活センターにご相談ください。

千葉市消費生活センター
相談電話:043-207-3000
相談受付:月曜日から土曜日の午前9時から午後4時30分まで

「あすみ見守り隊」第1班

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令和元年6月2日(日)天候 晴のち曇り 気温24℃
参加隊員:男性4名 女性2名 計6名 1名所用で欠席
時間:10:00~11:00
訪問件数:有効訪問7件(外からの見守り1件含)不在1件(不在者カード投函)計8件

穏やかな気候で、皆さん笑顔でお変わりなく過ごされていました。
梅雨への突入と暑さへの対策、部屋の中での冷房の利用と水分補給を忘れずにと注意喚起しました。

福祉委員長 H