アーカイブ | 2019年10月31日

あすみが丘第一自治会の歴史(12)あすみが丘の温暖化(2)

it委員会代表TT

以下、自然観察で、温暖化を調べた例です。図1 -COLLAGE写真はいずれも2007年に撮ったものです。

コスモスは12月1日(昭和の森)。この年は霜が遅く、12月になっても満開でした。隣には、早春の花、房咲き水仙が咲いていました。秋と早春の花が混在していました。以前は南房総など、温暖な地域だけで見られた現象です。

カエデは11月29日(昭和の森)。まだ、紅葉の盛りでした。気象庁によるとカエデの紅葉は、全国平均でこの半世紀で16日遅くなったそうです。

アキアカネは11月12日(小山町)。11月になってもまだ元気でした。

最後はクマゼミです。クマゼミは、四国・九州・関西では昔からありふれたセミでしたが、東京では見かけないものでした。温暖化とともに東進し、10数年前から東京でも声が聞けると言われていました。2007年には、あすみが丘丁目でその特徴のある声を聴きました。千葉へも来ているようです。写真は8月に南国高知で撮ったものです。

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この2枚の写真は、2019年10月31日に撮影しました。キクはあすみが丘プラザ。ハイビスカスは我が家の軒下。キクは短日性といって、温度にかかわらず、昼の時間が短くなると咲き始めます。昔から11月初めが盛りです。ハイビスカスは熱帯の花。真夏の花です。以前は、10月末まで軒下で咲くことはありませんでした。近年は、温暖化の影響で、キクと同時期に咲くとこも珍しくなくなりました。

 

 

あすみが丘第一自治会の歴史(11)あすみが丘の温暖化(1)

IT委員会代表TT

最近、強力台風、豪雨など異常気象の連続、停電での熱中症の多発で、地球温暖化の議論が多くなされています。「あすみが丘」の周辺で、何時ごろから地球温暖化の議論がされていたか、歴史を3回にわたって、述べたいと思います。

1.12年まえの「あすみが丘ふるさとエクスプローラ」 図3

最初に議論が現れたのは、12年前の「あすみが丘ふるさとエクスプローラ」の記事です。ちょうど、京都議定書が議論されていた頃です。その時、気象庁のデータ表を基に、我々が住んでいる「あすみが丘」の温暖化はどうなっているか知るために様々なグルフを作ってみました。その一つ、一日の最高温度が30℃以上になる真夏日日数の変化を示した図を示します。ただ、「あすみが丘」のデータはありませんので、近くの千葉(ポートタワーの近く)、茂原(海岸から10キロほど離れた内陸)、牛久(市原市の内陸、よく千葉県で最高温度を出す所)を代用しました。第3回で詳しく述べますが、内陸の牛久の真夏日発生が特に多くなっています。内陸にある「あすみが丘」のデータはむしろ牛久に近いと考えればいいでしょう。参考のために銚子のデータも上げました。よく見るといずれも、40年ほど前から気温の上昇が見られます。

しかし、今のような異常気象の発生は議論されていません。ただ、ゲリラ豪雨と関係があるののではないかとの懸念はありましたが。気温上昇による健康へのリスクの問題も議論されていません。もっぱら、紅葉や昆虫の生態観測に注意が集まっていました。

2.土気南中での国際交流機構主催の「地球温暖化防止講演会」208年11月 

  東大教授月尾嘉男先生「環境問題に挑戦する日本の技術と文化」

2008年に、南中学で東大月尾先生の講演会がありました。そこでは、異常気象による災害多発や高温化による熱中症発生の懸念はとくに取り上げられませんでした。我々素人だけでなく、専門家もまだ、切羽詰まったリスクを取り上げていませんでした。

3・昨今の期中温暖化に関係したリスク:熱中症と強力台風問題

地球温暖化問題が身近で議論され始めたのは、ほんの数年前に過ぎないように感じます。急に環境が変化しているように思います。

のんびりしていると、とんでもないことになりそうです。