小田原に行ってみる

うっかり年が明けてしまいましたが、
フリーきっぷで横須賀にいったときの続きがあったので、
今更ですが書きます。
横須賀で軍艦を見るという当初の目的は果たしたものの、
せっかく買ったフリーきっぷを往復に使うだけではもったいないので、
もうちょっと別の場所まで足を延ばすことにした。
どこか知らない駅で降りて、街をぶらぶら歩くのも楽しそうだ。
都内の街もいいけど、ここまで来たならやはり神奈川県のどこかだろう。
あれこれ考えた結果、フリーきっぷの範囲の境界駅でもある
小田原駅に行くことに。
軍艦の次に目指すは小田原城だ。
横須賀駅から大船駅に出て、そこから東海道本線に乗り換え。
東海道線はずっと混んでいた。
横浜より西のエリアの電車が混んでいるのが、なんだか不思議に感じる千葉県民。
小田原に到着。

小田原と言えば提灯ですな。あとはお城、カマボコ、中継所(?)
程度のキーワードしか思いつきません。
しかしずいぶん遠くまで来たものだ。
目指すは小田原城などと言ったが、
そもそも駅から簡単に目指せる距離にあるのかどうかも知らない。
だが駅を出ると、
あ、お城見えた。

これなら歩いて行けそうだ。
歩いてみると小田原はなかなか賑やかな街だった。
ま、新幹線の駅だものね。

街角の干物屋さん。

そんなこんなでお堀が見えてきた。

石垣と、鉤上に折れ曲がる堀にグッとくる。

天守閣よりも門が好きだ。

復元された銅門

お城の建物を見る事よりも、
お堀を渡って門をくぐって、くねくねと折れ曲がる石段をのぼってまたいくつも門をくぐって、
そうやって天守閣まで少しずつ近づいていくのが楽しい。
ようやくたどり着いたRC構造の天守閣。

この写真だけだと千葉城とあまり見分けがつかんな・・・。
軍艦のついでにお城まで見て、僕の休日にしては非常に充実した一日だ。
充実ついでにもう一件寄り道したのだがそれはまた後で。
つづく。
ところで、このブログの通算アクセス数がとうとう10万を超えてしまいました。
見てくださってありがとうございます。
これからもかなり細々とつづけてまいります。

首都圏外郭放水路

春日部市の首都圏外郭放水路で特別見学会があるというので行ってきた。
低地である中川・綾瀬川流域の浸水被害を防ぐため、大雨が降った時に
この地域の小河川の水を取り込み江戸川に放水するのがこの施設。
どんなものかというと、こんな感じ。


すごいです。
わざわざ埼玉まで行った甲斐がありました。
最寄駅は東武野田線の南桜井駅。
「徒歩40分」とわけのわからないことが書いてあったので、
片道100円の臨時シャトルバスに乗ることに。

江戸川の畔に建つこの建物が目的地。

最初の写真2枚は地下の調圧水槽というところ。
地下神殿への入口はこちら。

階段を降り切ったところ。

そしてこんな景色が広がる。


調圧水槽は地下のトンネルを流れてきた水の勢いを弱め整える場所。
大雨が降るとこの空間に水が流れ込んでくる。
流れ込んだ水はこのインペラとよばれる羽根車でくみ上げ、
江戸川に放出される。

インペラは今回だけの特別公開だとか。秘仏みたいだな。
第一立坑。

階段が素敵だ。

ちなみに調圧水槽の地上部分はグラウンドになっている。

お祭りやってた。
日曜日もやってるので、ぜひ。

ふたたびの奈良の大仏

以前、市原市にある「奈良の大仏」についての記事を書いた。
市原なのに「奈良」なのは、
かつて平将門がこの地の北に都を築こうとして、
京の都の南にある東大寺の大仏を模してこの仏像を造った、という伝説があるから。
2009年当時の写真。

由緒ある意外なネーミングと、こじんまりとした大仏という意外なルックスで
非常に印象深い場所。
ちなみに今でもこの記事が僕のブログ内で一番のアクセス数だったりして、
個人的にもいろいろと思い入れがある仏様だ。
しかしこちらの大仏様、実は2011年3月の震災で台座から地面に落ちて、
しかも頭が胴体から取れちゃったそうなのだ。
その後、市原市の指定文化財でもある奈良の大仏を再興するため
地元の人々と市原市が動いている、なんて話を見たりしていたのだが、
そういえば今現在どうなっているだろうか。
思い入れがある、などと言いつつすっかり忘れていたのだが、
先日買い物から帰ってきた車のなかで何故かふと思い出し、そのまま見に行くことに。
こちらは現在の参道。

まっすぐ延びる参道の一番奥に大仏様はいるはず。
しかし未だ再興ならず、台座だけが残っているという可能性も。
周辺は長閑。

誰もいない静かな参道を進むと・・・、
おお!

いた!!

大怪我をされたとは思えぬような、とても元気そうなお姿。
優しいお顔も相変わらずだ。

いやあ、よかったよかった。
後ろ姿に多少傷の跡を見てとれないこともないですが、
その傷跡がまた、人々に大切にされていることの証しでもあります。

帰宅後、ネットで調べてみたら、
千葉日報のサイトで再興の記事を見つけた。
記事によれば2011年11月に修復が終わったようだ。
人気の観光スポットって書いてあるけど、どうなんでしょうなあ。

横須賀を歩く

横須賀に行った話のつづき。
ひとしきり軍艦の写真を撮った後、
横須賀の街を歩いてみることにした。
港の軍艦のほかに、実は横須賀で行ってみたい場所があったのだ。
横須賀で街歩きといえばまずはここ、
どぶ板通り。

通りには、スカジャンのお店やらハンバーガーのお店やらがあって賑やか。

外国の人もやはり多かった。
横須賀の有名人といえばこの人ですね・・・。

ま、横須賀の人ではないけどね。
国道沿いに看板建築をみつけた。

行ってみたかった場所というのが
こちらの三笠公園。

なにやら見えてきました。
ここ三笠公園にあるのが、
戦艦三笠だ。

また軍艦です。
戦艦三笠は日本海海戦において連合艦隊の旗艦を務めた船。
その後、記念艦としてこの場所に保存されているのだが、
途中、甲板の上にダンスホールや水族館が設置されてしまうという
なんだかよくわからない状態の時代もあったのだとか。
現在の姿は昭和36年に復元されたもの。
艦内は見学することができるので、観覧料を払って入艦します。
艦首から。

主砲の射程距離は10㎞だって。
記念撮影もどうぞ。

やっぱり伝声管が好きだ。

「船」ではあるが、海に浮いているのではなく、
船底をコンクリートでがっつり固定されてしまっている。

軍艦ばかり見てだいぶお腹がいっぱいになったので、
そろそろ駅にもどりましょう、と船を降りると、
観覧券売り場の周辺に若い女のコがたくさんいるではないか。
まさかギャルたちの間に軍艦ブームがきてるのか?!
と思ったら、この近くの船着き場から猿島の海水浴場に向かう人達でした。
まーそりゃそうか。
そして駅に向かって歩いていると、
なぜか靴が壊れた・・・。

しかもこのあと財布も壊れた・・・。
フリーきっぷもあるし、靴も新しい(買った)ので
電車に乗ってもうちょっと遠くに行ってみることに。
横須賀に行く

横須賀に行く

なぜか無性に「軍艦」が見たくなった
とある休日のこと。
近場で簡単に軍艦が見られるところは何処だろう?
そうだ横須賀はどうだろう。
というわけで横須賀へ行くことに。
それほど近場でもないけれど。
JRの休日おでかけパスを使ってやってきた横須賀駅。

関東の駅百選の一つだよ。
改札を出て、さて軍艦はどの辺りで見られるのかしら、と思っていると・・・
あっけなく目の前に軍艦が現れる。

駅から徒歩1分で軍艦。
つべこべ言わずに写真を撮りまくります。
まずは海上自衛隊の護衛艦、「きりしま」と「てるづき」。

きりしまはイージス艦だ。
2隻の間の巨大な緩衝材が気になる。

防舷物というのだそうだ。
むこうにはあこがれの潜水艦。

アメリカの駆逐艦も見える。

満足。
こんなに興奮して写真を撮ったのは久しぶりだ。
しかし、このまま帰って横須賀の街を全く見ないというのも
なんだかもったいない気がするので、ちょっと歩きます。
こちらは横須賀港を船で巡る「YOKOSUKA軍港めぐり」のポスター。

入港している軍艦が目の前に見られるクルージングで大人気。
ちょうど船が帰ってきた。

この日は予約がいっぱいで私は乗れず。
次はちゃんと計画してから出かけよう。
つづく。
つづきはこちら

新港信号所

船橋から千葉にかけて、東京湾岸を走る海浜大通り。
その海浜大通りを千葉方面へ。
メッセを越えて、稲毛海岸のプールも越えて、
アクアリンク千葉のあたりで穴川方面には向かわず、
ひたすらまっすぐ進むと、
いきなり交通量が減ってこんな風景になる。

この道をさらに行くと、そのどん詰まりにあるのが
この建物。

千葉港に入る船への管制業務を行う新港信号所だ。
ずいぶん珍妙な建築。う~ん素敵だ。

しかしよく見ると所々崩れているような・・・。
こんなんで管制業務をおこなえるのか??と思ったら、
平成24年の3月に、対岸の中央ふ頭にある信号所に業務が移管されたのだそうだ。
どおりで人の気配が無いわけだ。
せっかく(?)なので、夜にも訪れてみた。
夜は真っ暗。

実際はこの写真よりもうちょっと暗い。
ちなみにこの写真の下の方にちょっぴり写っているのが新しい信号所。
いいなあ。見学とかさせてくれないかなあ。

飛行機の航跡を添えて。

防波堤を登るとすぐ海がある。

久しぶりの夜の撮影。
楽しかった。

幕張坂道めぐり③

つづく、といって全然続かない、
幕張の坂道を鑑賞するお散歩のつづき。
前回以上に地味な写真がたくさん出てきます。
国道14号から旧道に入って、堂の山の付け根の「茶屋坂」まで辿りついた。
しかしこの坂は思った以上に交通量が多いので、
坂の途中から脇道に入ることに。
それがこの坂。

この坂の先は静かな住宅地。
道がよくわからないままその住宅地を抜けると
堂の山の首塚に着いた。

昔はここで相撲大会なんかが開かれて、とても賑やかな場所だったとか。
首塚を後にし、またうろうろ歩くと
坂の下に道祖神社が見えた。

昼間でもうす暗くて人通りがほとんど無いけれど、
この界隈では随一の古い坂道だろう。
風情があるとまでは言えないけれど、古代の雰囲気をとどめている道だ。
そしてこれまでは海に続く坂道だったけれど、この辺りから浜田川の谷に繋がる
坂道を巡ることになる。
道祖神社の坂は暗くてちょっと怖いので降りずにそのまま進むと、
西の谷小学校が見えてくる。
小学校の前の道は坂道になっていて、「あいさつ通り」という名前もついている。

あいさつ通りから浜田川の谷に降りて少し歩くと、
浅間神社のある山に着く。

地元では二宮神社と呼ばれているようだ。
以前と比べて随分スッキリしてしまった気がするが・・・。

浅間神社の前には、幕張本郷の駅前からつづく道がある。

駅前からここまでは比較的広い道だけど、坂を降り切ると、この先は狭くて曲がりくねった、
車に厳しい幕張の旧市街。
台地に上って、今度は線路の方へ。
線路沿いに歩くと、また坂道。

坂の途中からは、暗渠になった浜田川と幕張新都心が見渡せる
なかなか気持ちの良い場所だ。

だいぶ陽も落ちて暗くなってきた。
さて、浜田川の谷は続いているから坂道はまだたくさんあるはずだけど、
徒歩でここまで来たので今回はこれでおわり。
線路の向こう側の坂道もかなり気になるところだが、それはまた涼しくなってから。
幕張坂道めぐり

スリバチナイト

土曜日はお台場で行われたイベント、
スリバチナイトに参加。

スリバチ地形をこよなく愛する人々が集まるトークイベントです。
スリバチ地形の話はもちろんだけど、
それ以外の話もとても面白かった。
ディズニーシーのプロメテウス火山は国土地理院の地形図にも
ちゃんと載っていて浦安市の最高峰なんだけど、
ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンは地形として計測されてないんだと。
でも、以前の地形図ではビッグサンダーマウンテンも地形として
載っていたそうな。
地形か建築物か、その境はどこにあるのだろう?
なんて話がぞろぞろと出てきて、あっという間の3時間だった。
幕張近辺のスリバチ地形といえばココ。
大久保駅近くの習志野市中央公園。

見事なスリバチ地形だ。

晩酌

今日は仕事が早めに終わったので
さっさと飲みます。

お酒は泡盛。
「照島」は沖縄最北端の伊平屋島のお酒。
独特の強い香りとクセのある味わいがたまりません。
「一本松」は北谷町で唯一の酒造のもの。
非常に力強い味と香りで、とても気に入りました。
ドーンと一升瓶で買いたいくらいです。
そしておつまみは、
たこブツにニラを和えたもの(鰹節と醤油をぶっかけます)。
島らっきょうの塩漬け。
どちらも泡盛にピッタリのおつまみです。
匂いが強いので明日の仕事が心配・・。

幕張坂道めぐり②

幕張の坂道を見てまわる散歩のつづき。
幕張本郷のホテル街を探訪した後、
今度はPCデポの裏手にある崖の上へ。

近所の市民センターには来たことがあるけど、
崖っぷちまで来たのはこれが初めて。
すぐ近くには階段がある。

階段はUFOの坂に繋がっていた。

この階段の存在、いままで気が付かなかった。
いつも通る道なのにな。
さて、この階段は降りずに崖に沿って歩いていくと、

小さな公園がある。

そして公園の脇に、
国道へと一直線に降りていく大きな階段!

ここは夕陽と幕張西の街が見渡せる場所。

埋め立て前はこのすぐ近くが波打ち際だから、
これまたきっと良い眺めだったんだろうな。
国道から見えるこの階段です。

上からの眺めはなかなか良いけれど、それ以上に私が気に入っているのが
階段の途中から見る崖。

上からでも下からでもなく、途中から眺める崖。
コンクリートが張り付いているけど、それでもいいのです。
江戸の風情は無いし、一直線だし、
そもそも坂道でさえないけれど、この階段はなんか好きだ。
坂道めぐりと言いながら、階段のことばかり。
このあとは階段を降りて旧道を行きます。

旧道に入ると、道沿いの山側に敷地の広い立派な家が並んでいる。
昔からの農家のお宅だろうか。
そして広い敷地の家々の街並みがそろそろ終わろうかというところに
坂道がある。

ちょうど堂の山と台地の付け根の辺りだ。
坂の途中には古いお墓があるので、昔からある坂道なのだろう。
そういえば以前「幕張歴史散歩」に参加したときに
誰かがこの坂道に名前があるようなことを言っていたような・・・。

古くて名前もありそうで湾曲もしている坂道だが、
狭いうえに結構な交通量なので、あんまり鑑賞できず。
坂の途中にあった脇道に入ることにしてみた。
つづく。
幕張坂道めぐり