280、泉岳寺

12月14日は、赤穂浪士討ち入りの日で、47士が眠っている泉岳寺が大変に込み合うのである。
 私も何回かは行っているが、京急蒲田からは電車で一本、10分くらいしかかからないのでちょっと行ってきた。

朝早く行かないことには、今日ばかりは人と線香の煙だらけで目が痛くなるほどで、墓も誰が誰だかわからなくなるのである。
あいにくと小雨であったが、早めに行って朱印帳に記帳してもらうのが、目的でもあるのだ。
昨年も同じ日にいってもらったので今年ももらってきたわけだ。

 昔は、忠臣義士として私もあがめていたが、歴史を調べてみると、討たれた吉良上野介も地元では立派な殿様だったとか・・
以前、その討たれた吉良邸跡に行ってみた、法要はあったが泉岳寺に比べると寂しいものだったね。
 その他、「忠臣蔵」では有名なくだり、「南部坂雪の別れ」の舞台、南部坂を訪ねたこともあった。
いろいろ訪ね、いろいろな思いにふけって・・・この事件によってどれだけの家族が、どれだけ人間が犠牲になったのだろうかと思ったりもした。
 で、平和な世の中で、平凡に過ごし、寿命を全うする、これが人間一番幸せなのではないかと思ったりもしたね。
「平凡に過ごすことが、すなわち非凡である」というが、全くその通りで、私如きも小さいながらも人生山有り、谷有り・・・。
 
 京急線の駅のポスターに三浦半島の「佐島が丘」の分譲住宅案内が貼ってあるが、こんなところでワンコウと散歩をしながらのどかに余生を過ごせたら幸せだろうなぁー・・なんて、ため息混じりに眺めながら電車を待っていることでした。
                                 平和が一番・、のどかな15日

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