315、敬老会

毎年一回は、田舎に帰郷するのだが今年はお盆に帰れなかったので、その旨連絡するといっぺんくらいは戻って来いという母親の言葉で、敬老の日に兄弟全員集合ということになった。
 延岡の実家に、宮崎市の弟と、神戸の妹、東京の私がそろって、敬老のお祝いだね、村でも敬老会というのがあって車いすを押して行って
久々に田舎の敬老会を見たね。
 思えば、私が50年以上、もう半世紀にもなるか、今大阪にいる叔母に踊りを習って公民館で披露したこともあった。
そのころ、アメなどをもらって喜んでいたのを覚えている。
閑話休題
 兄が歌を披露するというので、兄弟そろって見に行ってみた。弟と私は詩吟を習っているのだが、兄はカラオケ教室に通っていた、さすがにうまいものである。
 司会の男が私の幼馴染の同級生の尾崎君である。私を見つけて今歌った人の弟さんが東京から戻っていると紹介して一言挨拶をと言われて何とか挨拶をしたが、相変わらずひょうきんな男である。
 宴会は歌や踊りなど盛り沢山にあり最後は、「ひょっとこ踊り」でしめていた。これは昔は隣の日向市の踊りであったと思うが今は延岡でも踊ったりしているんだね、で、兄が市役所時代に習い覚えていて指導もしたとかで、また一緒に踊りの輪の中にいたよ。
そんな中懐かしい顔に会うやらで、楽しいひと時であった。
 こうやって帰る故郷があって、楽しいひと時を過ごすことによってリフレッシュになり、また改めて頑張ろうという気持ちになる。
この日のために帰ってきたのだからね、その甲斐があろうというものである。

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