348、久々の大楠山

先週の高尾山に気を良くしてか、今週は湯河原の幕山に行こう、と言われて私もクウが行くならば異存はない。さっそく車を借りて出かけたのはよかったが、高速に乗って」狩場インターまで来ると南本宿まで事故渋滞に巻き込まれ全然動かなくなって、渋滞7キロとか9キロとか言っている。急きょ予定を切り替えて大楠山に行くことにした。
こちら方面はスイスイ行けて早く着いた。
大楠山、昨年の暮れに上ってこの雑記にも記載している。あの時は山も枯れていたが今回は、緑したたる春の山である。風景が全然違う、途中途中の若草も芽生えて春山というのは元気が出てくるねぇ。
 クウも大喜びである、ペットが喜ぶと私たちまでもつい顔がほころぶが、私も変わったものである。
これはこれで、素直に受け入れましょう、その年代年代での顔があるのだろう。
昨年の今頃は、プウチャの急病でそれこそ夜も寝れなかった日を過ごしていた・・・
大楠山である。
今回は、春山なので、多くのハイカーに出会った。年配者にもちょうど良いハイキングコースなのだろうね。それなりに人気があるのだそうである、確かに急な勾配のコースもなくなだらかに登って行けるそれでいてそこそこの距離である。
 頂上の広場では、弁当を広げてピクニック気分である、どこからか猫が出てきて餌をねだるのでおにぎりを少し分け与えたが、こんなところにも野良なのかねぇ、猫がいるとは驚いた。
 くだりもゆっくりと下って行ったが、ところどころから漏れる木漏れ日が、冬はどこか暖かさを感じてほっとするのに比べて、春は元気がみなぎり様な気分になり、四季それぞれの趣があるように感じた。
春夏秋冬、四季折々の顔を持つ日本は誠に素晴らしい国である、ずいぶん飛躍した言葉になったが、ふと思ったのである。
 「春は花、夏ホトトギス、秋は月、冬雪冴えて涼香りけり」
曹洞宗開祖、道元禅師の言葉だそうである。
 初夏、素敵な一日を過ごさせていただいた。

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