347、高尾山

5月7日、快晴、五月晴れに誘われて高尾山に行こうということでクウも一緒に車で向かった。
 会員のTさんが一昨日登って頂上は歩けないくらいの人で出会ったと聞いていて、今日はゴールでウィークも終わった月曜日、さほどでもなかろう・・と思って出かけたのだが、あにはからんや、さすが日本一の登山者を数えるところだけのことはある。
 細君は何度も登ったことのあるという経験が頼りで、私は、一度も登ったことがなかった、すごい登山者の数でいつも満員ということを聞いていたのでさほど興味をそそらなかったのである。
 そこへ、この春東京に出てきた姪っ子がこちらの友達と登ってきたと言い、会員のTさんも登ってきたと言い、はたまたあのよだきんぼ(延岡弁)のT先生までもが登ってきたというので、それならばということで機会をうかがっていたのである。
 道路はスイスイスムーズに行けて、さい先がいいと張り切って何も知らないのでついて行ったのだが、稲荷山コースといって結構遠回りなコースを歩かされたみたいである。
 私が、描いていた高尾山登山は、テレビなどでよく放送されていたが、ケーブルカーで途中まで行ってあとはハイキング気分で楽しんで2,30分歩くものだと思っていた。
 今日はクウもいるのでそれはないかな・・とも思っていたが、結構な距離を歩かされましたなぁ。
 細君とは時々暇を見つけて、金時山や大楠山、あるいは称名寺裏山や、鎌倉のハイキングコースなど出かけてきたが今回はちと長かったような気がした。
 
 改めて、高尾山。
都心より西へ約50キロメートル、海抜600メートルほどの山であり、中腹にある高尾山薬王院は、真言宗の智山派に属し、成田山新勝寺、川崎大師平間寺と並び三大本山の一つであります。と案内にある。
 ほう、成田山、川崎大師と並べられるとは大したものではないか・・・といってもこの二つは、毎年初詣のランキング上位であるので知っているくらいだがね。
 頂上前の、階段、約200段ほどあるのだそうだがここまでくれば頂上だと聞いたので頑張った。頂上ではそばなどを注文して、しばし休憩である。
 頂上は、十三州大見晴台とある、関八州は聞いたことはあるが、あとの五州はどこだ?深くも考えもせずにふと思った。箱根に行けば十国峠もあったな、そのくらい見通しがいいということでもあるのだろう。
 高尾山といえば天狗がよく出てくるのだが・・と思いながら薬王院まで下ってくると、さすがあちこちで見られた。くだりも結構急こう配な坂道でどんどん進んでいく、途中杉の木の根っこがタコの足みたいに出ているたこ杉なるものも見た。帰りも、ケーブルカーもリフトも利用しないで降りてきたのだが結構な運動量でありましたな。
今度行く機会があったなら、ぜひ、ケーブルカーに乗ってみたいものだ。
 しかし、以前から一度は行ってみたかった高尾山に行って来れて満足をした日であった。

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