428、年末の熱海


暮れも押し迫った12月16日、以前から年明けに旅行を誘われていたが、予約がいっぱいでこの日になった。
熱海の「渚館」という料理旅館で、ワンコウも一緒できるという、場所も熱海サンビーチ前で目の前が熱海の海岸である。
 快速アクティーで来ると1時間ちょっとである、クウもネットに入れて一緒に来たがそう遠くはないね。
熱海につくと観光客が以前よりか増えている、ただ駅前が工事中で寂しい感じがするが工事後にはまた賑わいが戻ってくるだろう。

 駅から散歩がてら歩いて降りて行った。
今年は5月に一族でここで写真を撮ったがその時以来かな、懐かしさもあったね。渚館についてさっそく風呂めぐりである、私はゆっくり休んでいたが仕方がない3か所は付き合ったかな。
 屋上の露天風呂、貫一の湯というところが眺めがよくて確かに予約でいっぱいになるのだろう。
熱海の花火大会、初日の出など臨めて最高のロケーションである。リピーターが多くて来年の梅祭りまで予約でいっぱいなのだそうである、無べなるかな。
 また料理が素晴らしいねぇ、ペットと泊まれるホテルというのはたいがい料理が決まってくるのだが、ここはペット用の部屋が何室かあって一般の部屋を専用にしているのだというので、人間並みの扱いで感激したねぇ。
 ペット用の風呂もついているのだが、前日にシャンプーをしてきたのでクウは入る必要はなく脱衣場でおとなしく待機である。


今夜は泊りなので、夜になって運動を兼ねて散歩をしてきた。年末とはいえ平日の夜、熱海銀座という商店街は御覧の通りの静けさ、ネオン街のお兄さんも手持無沙汰でぷらぷらしていた、まさかワンコウ連れの私に声をかけてくる人はいない。
 夜遅く屋上の露天風呂から眺めたおぼろ月が幻想的に感じられ旅行を感じたことであった。
月を見上げると、つい、詩人・李白の「静夜思」頭を挙げては山月をのぞみ・・・となるのだが、同じ眺めるといってもその時々の状況によってずいぶんと感じ方が違うものだねぇ。
 今夜の月は幸せを感じる眺めであった。
開けて17日、早くからクウの散歩に付き合わねばならない、ひんやりとした空気の中、まだ目がさめきらない熱海の朝を散歩するのも一つの風流でもある。
 海に面した部屋からは日の出がよく見えて、こういうところにも感動がある。これでは元旦なんぞ予約が取れるわけがない、今日だけでも満足としよう。


 朝10時のチェックアウトに合わせて風呂にまたはいってくるなど風呂好きには付き合えない。
旅館を後にして散歩がてら熱海駅までゆっくりと歩き、快速アクティーで昼頃には戻ってきたが
 約一日の旅行であったが十分に満喫をしてリフレッシュした年末であった。
正直年末の忙しい時期の旅行なんか落ち着かなくて気乗りしなかったのだがいいところに行って来れたので満足である。
 さて、これからねじを巻いてフル回転である。

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