11月3日は私達の結婚記念日で、細君の休みも重なったので食事でもしようということで出かけた。
ずっと独り身で好き勝手に過ごしてきた私が、共同生活が続くなんてなかなか信じられないことだがよく続いていると我ながら感心をしている。
その二人の生活の中でバランスを保っているのがワンコウでもあると思うがたかがペット、大きな役割を担っているのである。犬嫌いの私がこうも変わるとは人間その先は闇、といえるのかもしれない。
今日はそのワンコウを家に残し、銀座から日比谷公園を散歩をした。
そしたら、江戸時代の伊達正宗公の終焉の地という案内板があってさすがの私もびっくり、てっきり仙台で息を引き取っていたばかりだと思っていたが江戸上屋敷で終焉を迎え時の将軍がお見舞いに来たという。
何度も来ている日比谷公園だがまだま知らないところが多い。
公園中央に行くといつも以上の人が出ており何事かと思っていたら、ワイン祭りだという。あまり興味はないのだがこの人出にびっくりした。
そして今日は、向かいの帝国ホテル17階の鉄板焼きで食事である。
「嘉門」という店に初めて入った。ランチなのでそう高くはないと思ったが、そこはホテルそこそこの値段であるが、今日は記念日、奮発したね。
ここから皇居前がよく見えるのだが,秋の様子を呈しているのがわかる。
帝国ホテルが出てくるたびに紹介しているので聞き飽きたであろうが、私の青春の一コマでなかなかの思いが詰まっているのだねぇ。
田舎から出てきた若者がテーブルマナーを覚えるために、出張期間を含めて都合3年間ほど働いたことがある。
将来はここにお客としてこれるよう頑張らなきゃぁ、と思いながら働いていたのだが曲がりなりにも来ることができた。
ここは細君にも感謝、というところか。
玄関へ降りると大きな菊の花が飾ってあり記念である、一枚撮ってきた。
のどかな秋の一日、随分リフレッシュとなったひと時であった。