507,目黒不動尊

友人と今年の初詣はどこにするかという相談になって、目黒不動はいかが、と言われ、私は行ったことがないので二つ返事で行くことになった。
 1月14日(木)、冬日となって朝夕は冷え込むが日中は暖かい。鶴見から蒲田へと向かい目黒線で多摩川で乗り換えて不動前駅に初めて降り立った。

 そうか、不動前駅という駅名はこの目黒不動にちなんでいるのか、蒲田に40年も住んでいたが別に気にも留めることはなかった。
駅前から人に聞きながらたどり着き境内に入ると立派な本堂があり正月は大変な参拝客であっただろうとおおわれる。ここは山手七福神めぐりのコースになっており、恵比寿様が祭られているそうである。商売繁盛と多幸をもたらすそうである。本堂の下には水かけ不動があっ足り甘藷先生こと青木昆陽の墓や記念碑もあったりして結構歩きまわった。そうそう、ここのトイレは、「湯放処」(ゆまりどころ)と表示してありめずらしいので一枚収めた。初めて見る表現だね。
童謡の父、本居長世もこの近くに住んでおいて有名な「十五夜お月さん」などを作曲したそうである。
 現代の人にそんな話をしても知らない人のほうが多いかとは思うが、私も小さいころに覚えがあるくらいである。
青木昆陽とて知っている人は少ないのではないだろうか、8代将軍吉宗公時代の大岡忠介に登用されてサツマイモを作って飢饉から庶民を救ったという話くらいしか知らないのである。

 そんなこんなで説明書を見ながら散策した。
その帰り蕎麦屋でも・・と探したが見つからず駅近くに来て店を探して一杯やって戻ってきた。
のどかな午後、のんびりと過ごした休日であった。
 その帰りJR鶴見駅で降りて戻る途中多くの僧侶が托鉢として歩いている。そうか、ここは曹洞宗の総本山があるのだ。いやぁ、こんな光景には初めて出会った。圧巻だったねぇ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です